嘔吐物(ゲロ・吐瀉物)の掃除方法とは?自己処理の注意点も解説!

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嘔吐物(ゲロ・吐瀉物)の掃除方法とは?自己処理の注意点も解説!

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嘔吐した場合、どのような状況でも放っておくことはできないので必ず掃除が必要になります。

しかし正しい掃除の仕方や、やってはいけないことを把握している人は少ないでしょう。

嘔吐物は感染症のリスクが懸念されるため、正しい手順と対策で掃除をすることが重要です。

この記事では嘔吐物の掃除方法とやってはいけないことを解説するため、確認して安全に対処できるようにしましょう。

また、掃除の際に意識すべきポイントや感染症のリスクについても詳しく解説しています。

自力での清掃が難しいときに役立つ、プロの業者への依頼方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

知りたいことから読む

1.嘔吐物の掃除方法とは?

嘔吐物の掃除方法とは?嘔吐物の掃除方法は、嘔吐物の拭き取り、消毒剤での殺菌、水気を取り乾燥させるという3つの手順からなります。

  1. 嘔吐物を拭き取る
  2. 消毒剤で殺菌する
  3. 水気を取り乾燥させる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

手順1.嘔吐物を拭き取る

嘔吐物を拭き取る際には、ゴム手袋やマスクなどの保護具を着用しましょう。

素手で嘔吐物に触ると、さまざまな感染症を引き起こす可能性があるためです。

たとえば嘔吐を引き起こす原因としては、細菌やウイルスへの感染が考えられます。

嘔吐物に直接触れれば、原因菌やウイルスを体内に取り入れるリスクが高まるということです。

嘔吐物はペーパータオルや新聞紙などで包み、ビニール袋に入れて捨てます。

拭き取って汚れた布やタオルも、捨てたほうがよいでしょう。

捨てたくない場合には、ほかの衣類とわけて洗濯します。

手順2.消毒剤で殺菌する

次に、嘔吐物が付着した場所を消毒剤で殺菌します。

ウイルスや細菌を含む嘔吐物の場合、拭き取り掃除だけでは殺菌消毒ができないためです。

使用する消毒剤は種類によって使い方が異なるので、下記の表を参考に安全に配慮しましょう。

消毒剤 使用方法
塩素系漂白剤 100倍に薄めた塩素系漂白剤に5~10分ほど浸す
熱湯(85度以上) 2分以上浸す

消毒剤は、化学反応によって人体に有害な物質が生じる可能性があります。

換気の良い場所で使用し、誤飲や皮膚への付着に注意しましょう。

手順3.水気を取り乾燥させる

消毒剤による殺菌・消毒が十分に済んだら、水気を取り除き乾燥させます。

殺菌消毒を怠った状態で乾燥させると、ウイルスが空気中に漂い新たな感染源となる可能性があるため注意が必要です。

消毒剤を拭き取った後は、タオルなどで水分をふき取ります。

そして、扇風機やドライヤーなどを使用して乾燥させましょう。

水気を取り除き乾燥させることで、掃除によって引き起こされる二次的な感染などを防ぎ、清潔な環境を保てます。

2.ゲロの掃除でやってはいけないこと!

ゲロの掃除でやってはいけないこと!嘔吐物やゲロの掃除ではNG事項があります。

  1. 汚れをこすって落とす
  2. 乾拭きして放置する
  3. 消臭スプレーをかける

3点を確認して、気をつけて処理しましょう。

ダメな方法1.汚れをこすって落とす

嘔吐物した場所は、汚れをすぐにこすって落としたくなるかもしれません。

しかし、汚れをこするとかえって汚染された範囲を広げたり、嘔吐物が素材の繊維に入り込んだりする場合があります。

たとえばカーペットや布製のソファなどは、こすると嘔吐物による臭いやシミが残りやすくなるでしょう。

また木製の家具や床などは、こすると表面が傷ついたり色が変わったりします。

そのためゲロで汚れた家財は、こすらないようにしましょう。

ダメな方法2.乾拭きして放置する

乾拭きして放置する方法はすぐにできる対策ではあるものの、ゲロの掃除ではしないほうがよいでしょう。

乾拭きではゲロを完全に取り除けないため、放置すると臭いや菌・ウイルスが残ってしまいます。

たとえば食べ物や飲み物のゲロには、食中毒菌やウイルスが含まれていることが多いです。

食中毒や感染症が懸念される嘔吐物を放置すると、菌やウイルスが繁殖して二次感染を引き起こす可能性もあります。

危険性を理解して、ゲロを乾拭きして放置することがないようにしましょう。

ダメな方法3.消臭スプレーをかける

ゲロ掃除の際に、消臭スプレーをかけるだけの対処法では不十分です。

消臭スプレーは、ゲロの臭いの原因となる有機物や細菌を除去することができません

消臭スプレーでゲロを覆ってしまうと、有機物や細菌が腐敗し、さらに強烈な悪臭を発生させることがあります。

また消臭スプレーの香りとゲロの臭いが混ざりあうことで、不快感や吐き気を引き起こすことも。

消臭スプレーはゲロの臭いを一時的に隠すだけで、根本的な解決にはなりません。

3.吐瀉物の掃除をする際のポイント!

吐瀉物の掃除をする際のポイント!吐瀉物の掃除をする際のポイントを下記2点にまとめたので、確認しましょう。

  1. 手袋やマスクを着用する
  2. 換気をしながら作業する

それぞれ紹介します。

ポイント1.手袋やマスクを着用する

吐瀉物を掃除する際には、手袋やマスクを着用して自分自身や家族の健康を守りましょう。

ゲロには感染症の原因となるウイルスが含まれている可能性があるからです。

嘔吐物に含まれ、感染力の高いウイルスの代表例にノロウイルスが挙げられます。

ノロウイルスの感染力は非常に強く、乾燥して空気中に漂う嘔吐物が微量でも口に入れば感染してしまうでしょう。

汚れたらすぐに捨てられる使い捨ての手袋やマスクを選び、掃除のときに感染しないよう注意が必要です。

ポイント2.換気をしながら作業する

吐瀉物は、十分に換気をしながら処理しましょう。

吐瀉物の不快な臭いを吸い込むと、気分が悪くなったり吐き気がしたりすることがあるためです。

また臭いが室内にこもってしまうと、雑菌の繁殖やカビの発生につながります。

掃除の際には窓やドアを開けるだけでなく、換気扇や空気清浄機を使うとさらに効果的です。

4.嘔吐物(ゲロ)の消臭を自分でする手順

掃除道具

この見出しでは、自宅で発生した嘔吐物の消臭方法を段階的に見ていきましょう。

こちらで紹介する手順を実践することで、嘔吐物から発生する不快な臭いを迅速に取り除き、居住空間を快適な状態に保つことができます

この内容を知らないと、不適切な処理方法により臭いが残ったり、清掃後も衛生的でない状態が続くリスクがあります。

具体的に紹介する内容は以下の通りです。

  • 嘔吐物を拭き取る
  • アルコール消毒スプレーで殺菌する
  • 40度程度のお湯と重曹で拭き取る
  • タオルで乾拭きする
  • 臭いの有無を確認する
  • 乾燥させる

これらの手順を踏むことで、嘔吐物の清掃と消臭を効果的に行うことができます。

手順1.嘔吐物(ゲロ)を拭き取る

嘔吐物を拭き取ることは、消臭と清潔を保つための第一歩です。

これは、嘔吐物に含まれる酸や食物残留物が悪臭の原因になるため、早急に除去する必要があります。

たとえば、ペーパータオルや使い捨てのクロスを使って嘔吐物を丁寧に拭き取り、次に消毒剤で処理する方法が効果的です。

この手順を踏むことで、不快な臭いを最小限に抑え、衛生的な環境を早期に回復させることができます。

手順2.アルコール消毒スプレーで殺菌する

アルコール消毒スプレーで殺菌することは、嘔吐物処理の重要なステップです。

これにより、嘔吐物に含まれる細菌やウイルスを効果的に除去し、二次感染のリスクを減らすことができます。

たとえば、インフルエンザやノロウイルスなどの感染症は嘔吐物を介して広がる可能性がありますが、アルコール消毒によりそのリスクを軽減できます。

手順としては、嘔吐物を拭き取った後、消毒スプレーを適切に噴霧し、数分間放置してから拭き取る方法があります。

この工程を丁寧に行うことで、安全かつ衛生的な環境を確保することが可能です。適切な換気を行いながら作業を進めましょう。

手順3.40度程度のお湯と重曹で拭き取る

次に、40度程度のお湯と重曹を使って拭き取りましょう。

この組み合わせは、残留する汚れや臭いを物理的に除去すると同時に、安全で環境に優しい選択肢です。

特に、重曹は臭いを中和する性質があるため、嘔吐物特有の不快な臭いを軽減できます

作業後は、タオルで余分な水分を拭き取り、完全に乾燥させることが重要です。

この手順を実行する際は、適切な保護具を着用し、十分な換気を確保しましょう。

手順4.タオルで乾拭きする

タオルで乾拭きすることは、嘔吐物の掃除工程を締めくくる重要なステップです。

残った湿気を取り除き、嘔吐物が残留するリスクを最小限に抑えるために不可欠となります。

湿度が高い状態を放置すると、細菌やカビの成長を促進し、再び不快な臭いが発生する可能性があるのです。

重曹とお湯で拭いた後、乾いたタオルを使って表面をしっかりと拭き上げることで、クリーンで乾燥した状態を早期に回復させることができます。

このプロセスを適切に行うことで、嘔吐物の清掃後も安心して空間を利用することが可能になります。

作業の最後には、タオルなどの清掃用具も適切に処理または洗浄することを忘れずに。

手順5.臭いの有無を確認する

臭いの有無を確認することは、嘔吐物清掃作業の品質を保証する上で重要なステップです。

臭いが残っている場合は、その原因を特定し、適切な消臭手段を再度施す必要があります。

嘔吐物の臭いが強い場合、重曹や消臭専用の製品を使用して再度拭き取りを行うことが効果的です。

このプロセスを通じて、清掃されたエリアが完全に無臭であることを確認することができます。

臭いの確認と対処を行うことで、居住空間の快適さと衛生状態を最適な状態に保つことが可能になります。

手順6.乾燥させる

乾燥させることは、嘔吐物の掃除を完了させる上で最後の重要なステップです。

このプロセスにより、清掃されたエリアが完全に乾くことで、細菌やカビの成長を抑制し、再び嘔吐物のような事故が起こった際の清掃が容易になります。

乾燥させる方法としては、自然な換気、扇風機や除湿機の使用が効果的です。

たとえば、窓を開けて空気の流れを作り出したり、除湿機を設置して湿気を取り除くことが推奨されます。

この段階を正しく行うことで、清掃後の環境が衛生的で快適に保たれ、嘔吐物による不快感や健康リスクを最小限に抑えることができます。

完全な乾燥を確実にするため、清掃後数時間はエリアの状態を監視しましょう。

5.感染症による嘔吐物の掃除をする場合には注意が必要!

感染症による嘔吐物の掃除をする場合には注意が必要!嘔吐の原因がノロウイルスやロタウイルスなどへの感染の場合、塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)による殺菌が必要です。

これらのウイルスは、水やアルコールでは死滅せず乾燥にも強いため、空気中で長期間生存する可能性があります。

そのため嘔吐物を拭き取った後も、残ったウイルスが空気中や手指に付着して感染源となる恐れがあるからです。

塩素系漂白剤はウイルスの遺伝子を破壊して不活化させる効果があるため、嘔吐物を処理する際には必ず使用しましょう。

また、万が一衣服やカーペットに嘔吐物が付着した場合は、洗濯して再利用するのではなく廃棄しなくてはならないこともポイントです。

洗濯機で洗っても、ウイルスが完全に除去されるとは限りません。

洗濯機や一緒に選択した衣類がウイルスに汚染される可能性もあります。

またカーペットは表面だけでなく、裏面や中綿などにも嘔吐物が浸透するケースが多く、十分な消毒が困難です。

そのため、感染症による嘔吐物が付着した衣服やカーペットは、ビニール袋などで密閉してゴミとして捨てたほうがよいでしょう。

6.吐瀉物の掃除はプロに任せるのが一番!

吐瀉物の掃除はプロに任せるのが一番!吐瀉物の掃除は難しいことが多いため、プロに任せてしまったほうが安全に解決できるでしょう。

プロに任せる場合のメリットは下記の3つ。

  1. 自分の手を汚さずに済む
  2. 感染症のリスクを回避できる
  3. 特殊な薬剤や専用の機材が使える

それぞれ詳しく解説します。

【関連記事】ホテルで特殊清掃が必要なときはどうすれば?専門業者に依頼すべき理由を解説!

メリット1.自分の手を汚さずに済む

プロに任せれば、自分の手を汚さずに済みます。

吐瀉物の掃除は非常に不快で、できればやりたくない行為です。

感染症の懸念がない場合でも、他人の体液に触れることは心理的な不快感を覚えるでしょう。

そのため自分で掃除するときは、手袋やマスクなど防護具の着用が不可欠です。

一方プロに依頼することで、手の汚れや健康面のリスクは避けられるでしょう。

メリット2.感染症のリスクを回避できる

自分で吐瀉物の掃除をすると、感染症のリスクを高めることになります。

実際に、吐瀉物の掃除をした人やその周囲の人が同じ感染症にかかってしまう二次被害も起こり得るのです。

そのため、感染症のリスクを回避できるプロに任せるのが安心でしょう。

嘔吐の原因としては、ノロウイルスやサルモネラ菌などの感染症を引き起こす病原体が含まれているケースがが多くあります

特に集団生活をしている場合や、公共施設の場合には注意が必要です。

感染症のリスクを回避するためにも、プロへの依頼をおすすめします。

メリット3.特殊な薬剤や専用の機材が使える

特殊な薬剤や専用の機材が使えることも、プロに任せるメリットです。

吐瀉物は水分や油分が多く、通常の洗剤では落としきれません

そのため、特殊な薬剤や専用の機材が必要です。

またカーペットや布製品などに付着した場合は、掃除してきれいにすることが困難になります。

強力な薬剤や高圧洗浄機といった専用機材を用意しても、正しく有効に活用できる知識がなければ取れないでしょう。

このように、吐瀉物の掃除では薬剤や機材の調達に苦労したり、使い方が分からなかったりするケースがあるのです。

また、薬剤や機材の使用には感染症以外での安全面のリスクが生じます。

その点も含めて、プロに依頼すると安心です。

7.嘔吐物の掃除を依頼するならブルークリーンがおすすめ!

おすすめの特殊清掃業者_ブルークリーン嘔吐物の掃除を依頼するならブルークリーンがおすすめです。

ブルークリーンは、トラウマシーンやゴミ屋敷などの清掃作業を手掛けている清掃の専門業者です。

床にしみついてしまったにおいや汚れを取り除くための専用機材や、清掃を完璧に行うための知識を持っています。

嘔吐が起きる状況は予測もつかないような物ですが、365日24時間体制で対応しているので、どのような場合でもすぐに連絡できます。

しかし、実際に依頼する場合に気になるのは、どれくらいきれいになるかといった点や費用面です。

下記2つの事例を確認してみましょう。

  1. 血や嘔吐物が広がった現場の特殊清掃
  2. 血液による感染症のリスクがある現場の特殊清掃

それぞれ詳しく解説します。

事例1.血や嘔吐物が広がった現場の特殊清掃

血や嘔吐物が広がった現場の特殊清掃最初の事例は、一軒家で血や嘔吐物が広がっている現場です。

ブルークリーンでは、このような場面でも迅速かつ徹底的な清掃を行ってくれます。

ゲロには、微量の血液や未消化の食事が含まれており、感染リスクや悪臭の原因となり得ます。

そのため、適切な消毒と清掃技術を駆使して、安全で衛生的な環境を回復させるブルークリーンはピッタリな業者です。

間取り 一軒家
作業時間 3時間
作業人数 2名
作業費用 98,000円

事例2.血液による感染症のリスクがある現場の特殊清掃

血液による感染症のリスクがある現場の特殊清掃次の事例は、1Rの部屋で、血液による感染症のリスクがある現場です。

病気等の嘔吐では、喀血が含まれていることが多いです。

このような血液の汚染がある場合、感染症のリスクが特に高いため、専門的な知識と技術が求められます。

ブルークリーンに依頼すると、感染症の拡散を防ぎながら効果的に清掃を行うことができ、部屋を安全な状態に戻すことができます

家庭内での事故や病気による嘔吐、怪我などによる血液の発生など、さまざまな状況でこのサービスは非常に有用です。

そのため、嘔吐物や血液の清掃に困っているなら、ブルークリーンのサービスをおすすめします。

間取り 1R
作業時間 5時間
作業人数 3名
作業費用 243,000円

8.嘔吐物(ゲロ・吐瀉物)は正しい掃除方法で適切に処理しよう!

嘔吐物の正しい掃除には、用意するものが多く手間がかかります。

また、素早く掃除をしたいと焦って手順を間違える可能性もあるため注意が必要です。

突然の嘔吐物に正しく対処するには、プロの清掃サービスを利用することをおすすめします。

専用の機材を使用して体液を含む汚れをきれいに掃除し、においや感染症のリスクも回避可能です。

プロに依頼する際には、口コミや料金を確認したうえで安心して依頼しましょう。