山口移住についてお調べですね。
山口への旅行がきっかけで、山口移住に興味を持っても、
といった疑問、なかなかググっても解決しないですよね。
ただ、もう大丈夫です。
山口移住に関して知りたい情報を、いえらぼ編集部が1記事に凝縮してまとめました。
この記事を読めば、色々なデータをもとにした山口県の情報や、移住者の体験談が分かります。
おすすめの移住地域や利用したい移住支援制度まで紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事を読んで、移住成功のヒントをつかみ取りましょう。
1.移住前にまずは確認!山口県についての情報まとめ
山口移住を考えたとしても、何から調べたら良いかなんて分からないものですよね。
いえらぼでは、国や様々な機関が出している都道府県のデータをはじめとした移住の参考になりそうなデータを40項目以上調査しました。
そんな中から、基本情報・特徴的な情報をピックアップして紹介します。
移住先を知るきっかけとして、ぜひ参考にしてください。
1-1.山口県の基本情報
まずは、山口県の基本的な情報について紹介します。
▼山口県の基本情報まとめ
項目 | 数値 | 全国順位 |
---|---|---|
人口 | 1,370,000人 | 27位 |
移住者数 |
転入者:4,244人 |
29位 |
平均収入 | 303,800円 | 16位 |
家賃相場 | 44,665円 | 44位 |
参考:「都道府県別人口と人口増減率 」(総務省統計局)
「住民基本台帳人口移動報告 2020年(令和2年)4月結果」(総務省統計局)
「都道府県別現金給与総額と格差」(厚生労働省)
「全国家賃動向」(全国賃貸管理ビジネス協会)
これらのデータの中で注目したいのが、家賃相場です。
山口県は家賃相場が44位と、全国的に見ても家賃が安い都道府県になります。
これは山口県は一戸建てを購入する人が多いからだと考えられます。
総務省の平成25年住宅・土地統計調査によると、山口県の持ち家率は67.1%でした。
全国平均の61.2%を上回っており、賃貸よりも一戸建てを選ぶ人が多いことが分かります。
物件を賃貸する人が少ないことにより、家賃相場が下がっていると推測されます。
山口に移住した際は、住居費を安く抑えて暮らすことができそうですね。
1-2.他都道府県と比較した山口県の特徴
次に、山口県の特徴的な情報をお伝えします。
他都道府県と比較した時に、上位・下位に位置していたものをまとめました。
山口県の特徴を捉えるのに便利な情報がそろっているので、手軽に特徴を把握したい人はご覧ください。
▼他都道府県と比較した山口県の特徴まとめ
項目 | 数値 | 全国順位 |
---|---|---|
地震回数(過去10年間) | 269回 | 40位 |
スタバの数 | 6 | 43位 |
高齢化率 | 34% | 4位 |
参考:「震度データベース検索(2010.6.10~2020.6.9)」(気象庁)
「スターバックス公式サイト」
「高齢化の状況」(内閣府)
これらの特徴的なデータを見てみると、山口県の特徴としては、
- 自然災害が少ない
- 飲食店の数が少ない
- 高齢化が進んでいる
などが挙げられます。
今回、それぞれの特徴の背景をいくつかの根拠(データ)から考察してみました。
詳しく見ていきましょう。
特徴1.災害が少ない
山口県の特徴の1つ目は災害が少ないことです。
総務省の平成29年の都道府県別自然災害被害状況によると、山口県の1年間の自然災害による罹災者数は0人で、河川の氾濫やかけ崩れもありませんでした。
災害大国と言われる日本の中では自然災害の少なさが際立っています。
山口県は移住してからも自然災害の心配することなく、安心して暮らせる県と言えるでしょう。
特徴2.飲食店の数が少ない
山口県の特徴の2つ目は飲食店の数が少ないことです。
総務省の経済センサス‐基礎調査 2014によると、山口県の人口10万人あたりの飲食点数は453.48軒と、全国平均の487.64軒を大きく下回っています。
これは、外食をする人が少ないからだと考えられます。
総務省統計局の家計調査によると、 山口県の人が外食にかける費用は全国平均を下回っており、外食するよりも家で食事を摂ることが多いようです。
特に山間地域の飲食店の数は少ないため、外食が好きな人は移住を考えている先の周りの飲食店をチェックしておいた方が良いでしょう。
特徴3.高齢化が進んでいる
特徴の3つ目は、高齢化が進んでいるということです。
これは、県内に仕事が少ないことが原因の1つと考えられます。
上場企業サーチの都道府県別の株式会社数と上場企業数によると、 山口県の会社の数は全国31位です。
若い世代が仕事を求めて、会社の数が多い福岡県(株式会社数8位)や広島県(同12位)に出て行った結果、若い世代が減ってしまい、高齢化が進んでしまったと考えられます。
このまま高齢化が進んでいくと、移住した先が限界集落になってしまい、生活に支障が出る・・・ということにもなりかねません。
今後もこの傾向は続くと思われるので、移住先の地域をよく見極めた方が良いでしょう。
2.山口県に住んでいる人のリアルな体験談
ここからは、いえらぼで独自に調査した、山口県に移住した人の生の声を紹介します。
2-1.20代女性観光・イベント業Aさんの移住体験談
▼Aさんのステータス
- 年代 20代
- 性別 女性
- 職業 観光・イベント業
- どこからどこへ移住したか 福岡県北九州市から山口県周南市
移住のきっかけ
いえらぼ編集マン
当時付き合っていた彼が山口県周南市へ転職を決め、たまたま同じ職種で正社員の募集があり内定が決まった為、追いかける形で移住しました。
移住して良かった点
いえらぼ編集マン
空港への距離も北九州空港と実家の距離感も同じで、新幹線ものぞみが通っているので遠方へは不便がないです。
生活用品は買い物に一切困りません。 都会では手に入りにくいブランドのもの(カナダグース、パタゴニアなど)が揃っているセレクトショップが意外と多かったです。
移住して後悔した点
いえらぼ編集マン
終電・終バスが早く、本数も少ないので、車がないと不便です。
百貨店やショッピングモールがないので、いざプレゼントなど買うときなど不便なので、広島か福岡に帰ったときに買っています。
ネット通販ばかりに偏ってきます。
田舎特有の人間関係のしがらみに付き合わされるときは面倒くさいです。
職場は少人数だと飲み会などは強制的もまだあります。
コロナでリモートになっている地方の企業はほとんどなかったので、危機管理が不安でした。
これから移住する人に向けてのアドバイス
いえらぼ編集マン
知り合いを作らないと一人は大変不便でした。 (当時の彼氏は放任主義だったので。)
とりあえず、田舎に引っ越すなら車を用意してください。
店がなくてもネットで買えるので、買い揃えて引っ越ししなくても大丈夫です。
Aさんが思う移住に向いている人・向いていない人
いえらぼ編集マン
この人は関わらないほうがいいとか面倒くさいしがらみが多いので、適度な付き合いが大切だと思います。
向いていない人は人見知りの人です。
お店の人や病院の先生などもフレンドリーに接してくるので、人見知りは辛いこともあります。
Aさんが考えるおすすめ移住先
育った地元ですが、何より子育て、介護など充実しています。
福岡市にも行きやすく、不便のない生活でした。
2位は山口県周南市で、ゴミ袋が安い、日常生活は全く困らず、遠方へのアクセスも良いです。
3位は鹿児島県種子島です。
祖母の家があり、海が好きで何もない生活を送りたい方におすすめです。
必要なものはネットか鹿児島市へ行けば買えます。
Aさんの移住体験談まとめ
- 日常の生活用品の買い物には困らない
- 百貨店が少ない
- 田舎特有の人間関係のしがらみがある
いえらぼ編集マン
山口県は日常生活に使うスーパーやコンビニはあるものの、百貨店は下関市の大丸と、山口子の井筒屋の2店舗しかありません。
ショッピングモールの数も少ないので、プレゼントや贈答品などを購入する場合は広島や福岡など県外まで足を伸ばす必要があります。
今はネットショッピングでも気軽に買い物ができる時代ですが、やはり現物を見て買いたいという人も多いですよね。
移住を決める前に、こうした山口県の買い物状況を知っておきましょう。
2-2.30代男性会社員Bさんの移住体験談
▼Bさんのステータス
- 年代 30代
- 性別 男性
- 職業 会社員
- どこからどこへ移住したか 大阪府から山口県山口市
移住のきっかけ
いえらぼ編集マン
Bさん
まだ定住するかどうかは分かりませんが、山口県に住みだして1年以上が経過しています。
田舎は田舎だか最初感じていたよりかは住みやすいと感じています
移住して良かった点
いえらぼ編集マン
Bさん
また渋滞もないので少し距離があっても時間としてはそんなにかかっていないことが多い。
山口で新たな人と繋がったときにお互いに他の地方などから来ている事が多いので、悩みなども共有しやすい
移住して後悔した点
いえらぼ編集マン
Bさん
娯楽がなにもなく生活のみになってしまうこと。
遊びに行くとしたら県外なので交通費が高くつく。特に車社会なのでガソリン、高速代がだいぶ増えてしまう。
また車なのでみんなで飲むことができない。
これから移住する人に向けてのアドバイス
いえらぼ編集マン
Bさん
地元の人ばかりだと暗黙の地域のルールなどがあると思うので、気をつける必要がある。
また免許の有無で生活のしやすさはかなり変わってくるので、公共交通も含めて自分の生活パターンに気をつける必要あり。
Bさんが思う移住に向いている人・向いていない人
いえらぼ編集マン
Bさん
向いていない人は若い人です。 遊ぶところがないので出会いなども考えられません。
また高齢化も進んでいるので生活をしても刺激が無いです。
Bさんが考えるおすすめ移住先
Bさん
2位は山口市です。新幹線の駅があるので広島、福岡まで行きやすいからです。
3位は周南市で、新幹線駅があるからです。少し山口市に比べて家賃などが高くなります。
Bさんの移住体験談まとめ
- 物価や住宅費が安い
- 遊ぶところが少ない
- 車社会である
いえらぼ編集マン
特に、遊園地やテーマパークなど家族で休日に出かけるような場所は少なく、経済産業省の特定サービス産業実態調査定サービス産業実態調査 によると、山口県の遊園地の事業所は1つしかありませんでした。
移住の際は、遊園地やテーマパークなどよりも、秋吉台自然動物公園サファリランドやむつみ昆虫王国など、自然に触れ合える施設で楽しむのが良さそうです。
2-3.40代女性会社員Cさんの移住体験談
▼Cさんのステータス
- 年代 40代
- 性別 女性
- 職業 会社員
- どこからどこへ移住したか 福岡県から山口県宇部市
移住のきっかけ
いえらぼ編集マン
親の出身地(市はちがいます)だったことと、近くの温泉・自然・海産物などの魅力があり一時移住していました。
また人柄もよい地域で、他県からの移住者に対し好意的だったことから住みやすくリフレッシュできました。
移住して良かった点
いえらぼ編集マン
駐車場も追加費用なく使えました。
県内移動もしやすく瀬戸内海側や日本海側の観光地も日帰りであちこち楽しめました。
私と同じ九州や広島、島根からの移住者も多く馴染みやすかったです。
移住して後悔した点
いえらぼ編集マン
土日や夜間はさらに少なくなり22時が最終でした。
また、コンビニ、ショッピングモール、近場の飲食店も限られるためちょっとした買い物、飲み会には不便でした。
これから移住する人に向けてのアドバイス
いえらぼ編集マン
住めば都と言いますが、土地や建物を買ってからでは取り返しがつきません。
また何かあった時のため、近くに医療機関があるところに住むべきです。
Cさんが思う移住に向いている人・向いていない人
いえらぼ編集マン
何度も滞在することで、良いところや悪いところを見てきているためです。
向いていない人は今の都会の生活に満足している人です。 観光気分で移住すると不便さにがっかりすることでしょう。
Cさんが考えるおすすめ移住先
2位は福井県です。自然が豊かで交通、飲食店も充実しています。
3位は山口県で、自然が豊かで人柄もよいからです。
Cさんの移住体験談まとめ
- 移住者に対して好意的
- 自然が豊かで食事が美味しい
- 公共交通機関が不便
いえらぼ編集マン
山口県は「移住するなら山口県~移住・定住日本一を目指して~」というスローガンを掲げており、他の都道府県と比べても移住支援に力を入れている県です。
そういった背景があるからこそ、山口県に元々住んでいる人も移住者に対して親切に接してくれるのでしょう。
移住する際は移住先の人との人間関係が上手く築けるか心配なことも多いと思いますが、 山口県の場合は地元の人から積極的に話しかけてくれるので、安心して移住できそうですね。
参考:悪い口コミは?【山口移住失敗談】
もっとリアルな移住失敗談を知りたいという人は、口コミを多く集めた記事を読んでみましょう。 生活面・環境面など、様々な面から見た移住失敗談をまとめています。
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移住前後のギャップをなくし、移住に備えてしっかりと準備しておきたいですね。
3.山口県に移住するのに向いている人と向いていない人
山口への移住を考えた時に気になるのが、自分が山口移住に向いているかどうかということですよね。
先輩移住者の体験談から分かった、山口移住に向いている人・向いていない人を解説します。
山口移住が成功するかどうかの判断のために、ぜひお読み下さい。
▼移住するのに向いている人・いない人
向いている人は、自然の中で子育てしたい人。
向いていない人は、遊園地やテーマパークが好きな人。
なぜそう言えるのか? 詳しく見ていきましょう。
3-1.山口移住に向いている人
山口移住に向いているのは、自然の中で子育てをしたい人です。
山口県はその面積の約7割が森林で占められており、中央部を東西に中国山地が走っています。
また、三方が海に面しており、南は穏やかな瀬戸内海と、北は荒々しい日本海と変化に富んだ自然に囲まれています。
さらに山口県は小・中学校におけるコミュニティスクールの数が全国1位となっており、教育環境も充実しています。
コミュニティスクールとは、保護者や地域の人々が参加して学校の教育活動を支援するという制度です。
山口県は家族だけではなく、地域全体で子供を育てようという意識が高い県と言えるでしょう。
豊かな自然と地域の支援が充実した教育環境が山口県の魅力です。
自然の中で子育てしたい人は山口移住に向いているので、本格的に移住の準備を進めてみてはいかがでしょうか?
3-2.山口移住に向いていない人
山口移住に向いていないのは、遊園地やテーマパークが好きな人です。
山口県には遊園地やテーマパークが少なく、いずれも小規模なものです。
大規模テーマパークに行く場合は、福岡や広島まで足を伸ばす必要があるでしょう。
休日は遊園地やテーマパークに行きたいという人や、小さな子供がいるファミリー層は山口移住には向いていないので、他の移住先を探した方が良いかもしれません。
4.山口県に移住におすすめの地域ベスト3
では、山口に移住するならどこの地域がおすすめなのでしょうか?
先輩移住者の口コミや独自に調べたデータを元に紹介します!
自分に合った移住先を探すために参考にして下さいね。
▼移住におすすめの地域ベスト3
1位…周南市
2位…宇部市
3位…下関市
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1位.周南市
周南市は近年移住者が増加し続けている、移住に人気の地域です。
▼周南市の特徴まとめ
- 若者が増えて活気がある
- 昼は豊かな自然、夜は工場の夜景が楽しめる
- 里の案内人の心強いサポートがある
おすすめ理由
周南市が選ばれる理由としては、近年若い世代が増えて、活気が出ていることが挙げられます。
市内には大手化学メーカーの工場があり、県内の他の市町村に比べて若い世代の人々が多く暮らしています。
特に、新幹線の停車駅である徳山駅には、平成30年に新しい徳山駅ビル及び駅前賑わい交流施設がオープンして、週末にはイベントが行われるなど活気が増している地域です。
徳山駅周辺の空き店舗には新規出店する若い世代が増加しており、新興住宅地も建設されて賑わっています。
高齢化が進む中では比較的若者が多い街である周南市は、特に若い世代の移住におすすめの地域と言えるでしょう。
周南市ならではの楽しみ
周南市ならではの楽しみとしては、昼は美しい瀬戸内海や里山の風景、夜は工場の夜景が挙げられます。
周南市の市街地は瀬戸内海に面しており、長田海岸では海水浴や釣りを楽しむことができます。
市街地から少し北に車を走らせたところには、中国山地の麓に鹿野高原が広がっており、緑豊かな地域です。
一方、周南市内には石油コンビナートを初めとした工場地帯があり、夜には幻想的な夜景を見ることができます。
昼と夜で異なる顔を見せる周南市に魅力を感じた人は、ぜひ周南市への移住を検討しましょう。
移住者の声
30代・女性・在住歴8年 ご近所づきあいが一番不安な部分でもあったんですけれどね。みなさん気さくに挨拶してくださるし、たまに差し入れを持ってきて下さったりすることもあります。 明るくてオープンな方が多くて、人に関してはとてもついていました。
周南市に移住した人の声では、地域にすんなりと溶け込めたという声が聞かれました。
周南市では里の案内人制度という移住者に対する支援を行っています。
里の案内人制度とは、住民がボランティアで移住者が地域コミュニティに溶け込むサポートをしてくれるという制度です。
里の良さの紹介や暮らし方の相談に乗るとともに、移住検討者と地域のコミュニティの橋渡しをしてくれる心強い存在となります。
都市部と田舎の生活では勝手が違って戸惑うことも多いですが、 周南市では地区毎に里の案内人がいてお世話をしてくれるので、移住先でも安心して暮らすことができますね。
移住者への支援が手厚い点に魅力を感じた人は、ぜひ周南市への移住を検討してみて下さい。
2位.宇部市
宇部市は「田舎暮らしの本」(宝島社)が実施する人口10万人以上の街を対象とした「住みたい田舎」ベストランキングで、総合部門で第1位に輝いた移住に人気の地域です。
▼宇部市の特徴まとめ
- 移住支援制度が充実
- 彫刻のまちとして有名
- 便利で自然もあり暮らしやすい
おすすめ理由
宇部市が選ばれる理由としては、移住支援制度が充実していることが挙げられます。
後述する移住に関する助成金の他にも、移住する前にお試しできる制度が揃っているのが特徴です。
1~4週間に渡って実際に宇部市に居住できる「お試し暮らし住宅」や宇部の魅力を肌で感じることができる1泊2日の「うべ暮らし体験ツアー」など、移住前に宇部市での生活をリアルにイメージできるようなお試し制度が充実しています。
移住した後も移住者同士が気軽にコミュニケーションができる、うべ暮らし交流カフェ が月1回開催されており、移住先に知り合いが全くいなくて心配、という不安も解消してくれます。
移住支援が手厚い宇部市は、宇部市に知り合いが全くいないという人でも移住にチャレンジしやすい地域と言えるでしょう。
宇部市ならではの楽しみ
宇部市ならではの楽しみとしては、町中の至る所にある彫刻が挙げられます。
1961年に「宇部市野外彫刻展」が開催されたのを皮切りに、街中にユニークが彫刻があちこちにある宇部市は彫刻の街としても知られています。
現在でも、大規模な野外彫刻の公募展「UBEビエンナーレ(現代日本彫刻展)」が2年に1回開催されて、国内外のアーティストたちがその腕を競い合っています。
移住した際は、近所を散歩しているだけでも彫刻に出会えるような、アートが日常にある暮らしを送れることでしょう。
彫刻などのアートが好きな人や、ちょっと変わった街並みが好きな人はぜひ宇部市への移住を検討してみて下さい。
移住者の声
40代・男性・在住歴10年 海の幸はおいしいし、農業も盛ん。 医療も充実しているので安心感もある。物価も安く、とても生活しやすい
引用:宇部移住計画
宇部市に移住した人からは、宇部市の生活のしやすさが魅力として挙げられていました。
宇部市は市内に空港があり、東京までは1時間30分程度で移動できるため、旅行や出張に便利です。
また、コンビニやスーパー薬局などがたくさんあり、大学病院も設置されているので、日々の生活に不便を感じることがありません。
一方で、南は瀬戸内海に面してヤシの木が並ぶ「キワ・ラ・ビーチ」があり、北には高くそびえる「荒滝山」など豊かな自然にも恵まれています。
都会ではないが、便利で自然もある宇部市に移住にはおすすめですので、一度検討してみてはいかがでしょうか。
3位.下関市
下関市は県庁所在地の山口市を超える人口を要する、移住に人気の地域です。
▼下関市の特徴まとめ
- 大都市へのアクセスが良い
- 美しい海の景色と海の幸が楽しめる
- 気候が穏やかで過ごしやすい
おすすめ理由
下関市が選ばれる理由としては、大都市へのアクセスの良さが挙げられます。
下関市は山口県の最も西に位置しており、下関駅から博多駅へは最短40分程度で移動できます。
また、関門海峡を挟んだ北九州市(門司)へはJR山陽本線で10分足らずで行くことができ、大都市へのアクセスが便利な地域です。
そのアクセスの良さから、住宅・不動産情報サイトのSUUMO(スーモ)が行った、山口県民が選ぶ「県内で住みたい市郡」という調査では、下関市が1位に選ばれています。
仕事や買い物などで、都市部に出たいという人には下関市がおすすめです。
下関市ならではの楽しみ
下関ならではの楽しみとしては、三方を海に囲まれた景色とその海の恵みが挙げられます。
特に日本海側は海岸沿いに岩肌むきだしの岸壁が続いており、美しい海の景色と海水浴を楽しむことができます。
下関市と言えば全国的にふぐが有名ですが、唐戸市場という有名な市場ではふぐ以外にも数多くの種類の新鮮なお魚や海産物をお値打ちに頂けるのも魅力です。
海やシーフードが好きな人は、下関しへの移住を検討してみてはいかがでしょうか。
移住者の声
20代・男性・在住歴5年 休日の練習後にはよく海を見に行き、リラックスできています。 夏もそんなに暑くなくて、冬も雪はほとんど降らなくて、過ごしやすい気候なので、快適な生活を送ることができています。
引用:住まいる☆下関
下関市に移住した人からは、下関市の海の魅力や、過ごしやすい気候という声が聞かれました。
下関は瀬戸内海気候に属しており、1年を通して温暖な気候に恵まれています。
夏も海からの風でそれほど気温が上がらず、冬もほとんど雪が降らない過ごしやすい気候です。
ただし、市街地を離れて山に近い豊田町などの地域では雪が積もることもあるので、注意が必要です。
穏やかで過ごしやすい気候に魅力を感じた人は、ぜひ下関市への移住を検討してみて下さい。
5.利用したい移住支援制度
各地方自治体は、移住者に向けての支援制度を整えている所が多いです。
支援金がもらえたり、体験移住プログラムがあったりと内容は様々ですが、移住を考えている人にとっては利用しなきゃ損なものが多くあります。
申請しないと受けられない支援が多いので、とりあえず知っておくことが大切です。
ここから、各おすすめ移住先で利用できる、移住支援制度を紹介します。
5-1.周南市の移住支援制度
周南市の移住支援制度には、以下のようなものがあります。
▼周南市の移住支援制度まとめ
- 空き家改修支援事業補助金
- 中山間地域起業促進事業補助金
- 空き家情報バンク
- お試し暮らし住宅
この中でも今回は、「空き家改修支援事業補助金」と「中山間地域起業促進事業補助金」について、詳しく紹介します。
空き家改修支援事業補助金
対象者:市外から移住して、空き家に居住する人
対象地域:大道理・長穂・須々万・中須・須金・大津島・和田・八代・三丘・鹿野
周南市の空き家改修支援事業補助金という支援制度です。
市外から移住して空き家に住む人が、空き家の改修・修繕、付属設備の交換・新設などに要する経費の一部を補助金として受けとることができます。
改修等の費用の2分の1、最大150万円の補助金を受けられます。
空き家を利用して移住したいと考えている方には要チェックです。
ただし、対象は賃貸物件のみで、購入物件は対象外ですので、注意して下さい。
中山間地域起業促進事業補助金
対象者:移住して、空き家や空き店舗を利用して起業する人
対象地域:大道理・大向・長穂・須々万・中須・須金・大津島・和田・八代・高水・三丘・鹿野
周南市の中山間地域起業促進事業補助金という移住支援制度です。
空き家、空き店舗を活用した起業のための建物の改修や備品の購入などに要する経費の一部の補助を受けることができます。
こちらは賃貸物件・売買物件を問わず、最大100万円の補助金を受け取れます。
空き家や空き店舗を利用して起業しようと考えている人にはぜひ活用してほしい制度です。
5-2.宇部市の移住支援制度
宇部市の移住支援制度には、以下のようなものがあります。
▼宇部市の移住支援制度まとめ
- 宇部市UIJターン奨励助成金
- 宇部市専門人材誘致家賃助成金
- お試し居住
- 住宅情報バンク
この中でも今回は、「宇部市UIJターン奨励助成金」と「宇部市専門人材誘致家賃助成金」について、詳しく紹介します。
宇部市UIJターン奨励助成金
対象者:市外から宇部市に移住する人
宇部市の宇部市UIJターン奨励助成金という移住支援制度です。
市外から宇部市に定住する人が様々な助成金を受け取ることができます。
移住に関わる引っ越し費用が上限5万円、仲介手数料が上限3万5千円、中古住宅の購入費用が最大20万円の補助です。
さらに市街地以外への移住や、住宅情報バンクの物件へ移住、医療、福祉、保育、建設及びICT人材の人はさらに上記の金額にプラスした補助金を受け取ることができます。
これら3つの助成金は併せて申請することができますので、最大30万円弱の補助が受けられるお得な制度です。
宇部市へ移住を考える際は、ぜひチェックすることをおすすめします。
宇部市専門人材誘致家賃助成金
対象者:宇部市に移住する人で、医療・福祉・保育・建設・ICT人材のいずれかとして関係事業所に勤務する人
宇部市の宇部市専門人材誘致家賃助成金という移住支援制度です。
上記記載の通り、専門知識を持つ人が移住した際に家賃補助を受けることができます。
家賃1か月につき1万円、中心市街地の場合は2万円の補助です。
医療・福祉・保育・建設・ICTの分野で働いている方には、おすすめの制度です。
5-3.下関市の移住支援制度
下関市の移住支援制度には、以下のようなものがあります。
▼下関市の移住支援制度まとめ
- 定住奨励金
- 下関市お試し暮らし体験プログラム
こちらの「定住奨励金」と「下関市お試し暮らし体験プログラム」について、詳しく紹介します。
定住奨励金
対象者:市内の対象地域(豊田及び豊北総合支所管内並びに蓋井島及び六連島)に6ヶ月以上継続して居住した人
支援内容を簡潔にまとめる: 下関市の定住奨励金という移住支援制度です。
上記記載の通り、市内の対象地域に移住して、6ヶ月以上住み続けた人に対して一律10万円が支給されます。
さらに、対象地域に住んでいる人が第3子以降を産んだ場合、出産祝い金として子供1人辺り20万円が支給されます。
対象地域は市内の過疎が進んでいる地域や離島になりますので、地域の特徴についてはよくチェックしておいた方が良いでしょう。
下関市お試し暮らし体験プログラム
対象者:下関市への移住を検討している人
下関市の下関市お試し暮らし体験プログラムという移住支援制度です。
市内への移住を検討している人が、お試し居住をすることができます。
居住施設はまちなかにあるゲストハウス「UZUハウス」、田舎暮らしが体験できる豊田町の「みのりの丘」クラインガルテンの2つから選べます。
移住をしたいが、地域に溶け込めるのか、自分に合っているのかと迷うことも多いはず。
宿泊料は無料という太っ腹な制度ですので、移住しようかどうか迷っている人は 1度体験してみてはいかがでしょうか。
5-4.山口県の移住支援制度
山口県全体で利用できる移住支援制度には、以下のようなものがありました。
▼山口県の移住支援制度まとめ
- 移住支援金
- 山口県YYターン!パスポート
- YY!ターン支援交通費補助金
この中でも今回は、「移住支援金」と「山口県YYターン!パスポート」について、詳しく紹介します。
移住支援事業
対象者:東京23区の居住者または通勤者で、山口県に移住し、指定の企業に就職または起業した人
山口県は対象者に移住支援金を支給するという、移住支援を行っています。
上記記載の通り、東京から岐阜県へ移住した人を対象に移住支援金を受けることができます。
単身世帯は60万円、2人以上の世帯は100万円の支援金が支給されます。
東京から山口への移住を考えている人は要チェックです。
山口県YYターン!パスポート
対象者:山口県への移住を考えている人
山口県の山口県YYターン!パスポートという移住支援制度です。
山口県への移住・定住を促進するため、企業等と連携して移住に伴う経済的負担に対する支援などを行う制度で、対象者にはパスポートが交付されます。
例えば、移住を検討する時の宿泊費やレンタカー代の割引、移住する際の引っ越し代がお得になったり、家のローンが優遇されたりと民間企業と連携した様々な特典が受けられます。
また、移住支援のイベント情報も郵送やメールで定期的に配布されるので、最新情報を逃すことがありません。
山口県への移住をする際はぜひ、このパスポートを入手してお得な制度を活用して下さい。
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6.新しい移住の形!地域おこし協力隊という選択肢
地方での暮らしに憧れや興味があっても、いきなり移住となるとイメージが湧かず、すぐには踏み出せませんよね。
- 地方の生活ってどんな感じ?
- 地域のつながりって本当に密なの?
- 移住先に仕事があるか心配!
といった不明点・疑問点がいくつも出てくると思います。
いきなり住処を移して生活をがらりと変える移住はハードルが高いと感じる方は、まずは現地へ足を運び、生活をプチ体験してみるのが一番。
そんな「移住希望者」と地域をつないでくれる懸け橋となる制度が地域おこし協力隊です!
6-1.地域おこし協力隊とは?
地域おこし協力隊は、地方に移住して給料をもらいながら地域の活動に取り組める制度です。
平成30年度には1,061自治体で5,000人以上の人が活動し、任期終了後も地域に定住している人も多くいます。
対象となる都市部から地方への移住を検討している人のニーズに応えつつ、地域の維持・強化を進めることを目的としたWIN-WINな制度といえるでしょう。
6-2.地域おこし協力隊になるための条件
地域おこし協力隊になるには、国が定めた条件・地域が定める条件をクリアする必要があります。
簡単に言うと、現在都会に住んでおり、地方に引っ越し、住民票を移動できる人が対象です。
▼国が定める条件
- 三大都市圏または政令指定都市に住民票を置いている人
- 三大都市圏以外の地域または三大都市圏内の条件不利地域に住民票を移動すること
▼地域が定める条件
- 各地域によってさまざまなので個別に調べる必要あり
上記の条件を満たしていれば、地域おこし協力隊になることができ、1年以上3年以下の期限付きで地方自治体の委嘱を受けます。
農業・漁業への従事、地域の魅力PR、お祭りやイベントの運営など、様々な地域協力活動に従事しながら、国から給料をもらって地域の生活を余すことなく堪能できます。
現在都市部に住んでいて、地方移住を考えている人にはもってこいの制度と言えるでしょう。
6-3.地域おこし協力隊の情報を知りたい人はこちら
KomFortaに登録すると、地域おこし協力隊の募集情報や、移住に関するお役立ち情報にアクセスできます。
登録後、無料のメルマガで「AP地方創生プロジェクト」に参加できる案内が届きます。
なかなか自分で探すとなると面倒な地域おこし協力に関する情報を届けてくれるので、とりあえず登録して情報をチェックしてみるのもよさそうですね。
実際に移住した人に話を聞ける「移住コンシェルジュ」に相談できるなど、移住サポートも充実しています。
Eさん
決断をするのも自分自身ですし少しづつ頭を整理できて「ありがたい」と思いました。
引用:https://komforta.ai/senior-interview-004/
地方への移住を考えている人はもちろん、地方への移住に憧れが少しでもある人も、ぜひ登録してみてください。
\3分ほどで会員登録できます/
まとめ
山口県の移住について、体験談や様々なデータをもとに紹介してきました。
三方を海に囲まれた自然や災害が少ないことが印象的でしたね。
移住支援制度が充実していることや、飲食店の数は少ないことなど、知らない情報も多かったのではないでしょうか?
紹介した移住支援制度は一例ですが、本格的に移住を考えている人はぜひ利用しましょう。
ただ、2020年8月時点での情報なので、最新情報は各種HPから確認してください。
より深く移住について知りたいという人は、下記の記事も参考にしてみてください。