山形への移住を考えるとき、こんな心配がありませんか?
では、実際に山形へ移住した人は、どんな点を後悔し、何に困っているんでしょうか?
移住者に聞いてみると、山形への移住はいいことばかりではないようです。
山形への移住に関する理想と現実のギャップを事前に知っておかないと、移住後に後悔することになります。
そうならないためにも、失敗談を知ることが大切ですよね。
今回は、いえらぼがとったアンケートから、山形移住の失敗談を紹介します!
山形移住の注意点や、おすすめ地域もまとめたので、山形へ移住する前にはぜひ読んでおきましょう。
1.【実録】山形移住で後悔…失敗体験談を紹介
まずは、失敗体験談を紹介します。
いえらぼでは、移住者の口コミを以下の5つの分野に分けてみました。
1.生活面
交通アクセスや、ショッピングなど、山形の日常生活で困ったという失敗談です。
2.仕事面
通勤手段など、山形で仕事をしていて戸惑った!という失敗談です。
3.環境面
山形の気候や、気になる雪国に関する失敗談です。
4.人間関係面
移住生活の成功のカギを握る、山形の人間関係に関する失敗談です。
5.子育て面
親目線、そして子ども目線で山形に移住して分かった失敗談です。
では、さっそく生活面からみていきましょう!
1-1.山形移住の失敗体験談【生活面】
生活面では、利便性の悪さに関する体験談が多く挙がりました。
とにかく交通の便が悪い
まずは、とにかく交通の便が悪いというのが移住者の意見です。
男性・20代・移住歴5年間 女性・20代・移住歴18年 山形では、電車やバスの本数も少ないという口コミです。 例えば、山形を南北に通っている奥羽本線について考えてみましょう。 山形県民の足となっている奥羽本線の普通電車は、一日20本前後です。 つまり、約1時間に1~2本程しか電車が来ないということになります。 電車の本数が多い都市部からの移住者にとって、ショックが大きいことでしょう。 それで、山形では、1人1台車が持つのが当たり前になっています。 移住前後には車の運転に慣れておきましょう。 電子マネーが使える駅がほとんどなく、不便な点があるようです。 女性・20代・移住歴18年 車社会の山形県。 都市部では当たり前になっている電子マネーも、ほとんど使えないということです。 日本経済新聞社の調べによると、山形県における電子マネーの普及率は39%です。 電子マネーの普及率が約50%近い東京や埼玉などの都市部では、現金を持たない「キャッシュレス派」の人も増えています。 それで、キャッシュレスに慣れている人は、現金しか使えないと、不便さを感じる可能性があります。 山形へ移住したら、現金を持ち歩く習慣を身に着けましょう。 だんだん、現金決済にも慣れてきて、当初感じていた不便さは和らいでいくことでしょう。 そして、生活に欠かせないライフラインを維持する施設の少なさも、移住者からはあがりました。 女性・30代・2005年移住 女性・50代・移住歴18年 男性・20代・移住歴2年 スーパーマーケット店舗数や病院数を同じくらいの面積の都道府県と比較してみましょう。 (統計局「平成26年経済センサス」厚生労働省「医療施設調査2018年」より作成) このデータからも、県土は広いのに、病院やスーパーマーケットの数が少ないことが分かります。 山形へ移住したら、買い物や通院のために、長い距離を移動する必要があるかもしれません。 事前に移住地の下見ができるなら、スーパーマーケットや病院までの距離を調べておきましょう。 もし、移住前に足を運べなかったとしても、グーグルマップなどで、お店からの距離や、近くに何店舗あるかなど、簡単に確認できます。 インターネットの情報を上手に活用して、移住前に、リスクを減らしておきましょう。 では、仕事面ではどんな失敗体験談があるのでしょうか。 田舎では、お店が閉まるのが早いと言うデメリットもあります。 男性・40代・移住歴6年 仕事をしていくうえで、飲み会の席でのコミュニケーションも大切です。 しかし、山形ではそもそも夜遅くまで飲める店があまりありません。 車社会であることも影響し、都市部に比べて、飲みニケーションは取りにくいことがわかります。 休日を利用して親睦を深めたり、会社のイベントに積極的に参加するなどの工夫が必要です。 同僚や取引先の相手とも、今までとは違った形でのコミュニケーションが求められることを覚えておきましょう。 そして、通勤手段に関する失敗談も。 女性・20代・移住歴22年間 男性・20代・移住歴29年 女性・30代・2005年移住 在来線と新幹線がどちらかが遅延するともう一つも遅延するということがあるようです。 振替輸送などの手段がないため、復旧を待たなければならないというデメリットがあります。 このような点からも、山形では、車通勤が一般的です。 車通勤の場合、特に気をつけていただきたいのが、冬場の運転です。 冬の雪道では事故や渋滞が発生し、特に運転に慣れないうちは、事故のリスクが高まります。 雪の日には、なるべく早く家を出るようにし、チェーンやスタッドレスタイヤを忘れずに車に装着しましょう。 次に、環境面の失敗体験談を見てみましょう! 山形の季節に関する意外な点が見えてきました。 山形というと、東北だからなんとなく冬は寒く、夏は涼しいイメージを抱きがちですよね。 ところが、移住者からは「夏の暑さが厳しい!」「冬は雪かきが本当に大変!」と環境面での失敗談が多く上がりました。 では、みていきましょう。 男性・20代・移住歴2年 女性・20代・移住歴22年間 成人男性の身長を超えて、2m近くの雪が積もることもあるようです。 このように、冬の寒さや雪を挙げる人がいた一方で、夏の暑さの厳しさをあげる人もいました。 女性・30代・2005年移住 女性・20代・移住歴22年間 山形地方気象台の調べによると、山形県の最高気温は40℃です。 その暑さゆえに、冷製スープでつるっといただく「冷やしラーメン」、保冷剤を差し込んで使う「冷やしマスク」などの「冷やし○○」という文化が発達しました。 このように、冬と夏の気温差が激しいので、服装や季節小物での調整が、都市部以上に必要です。 そして、自然豊かと言うメリットのある山形ではこんな失敗談も。 女性・30代・2005年移住 虫がどこにでも出現するという失敗談です。 ムカデや毛虫、カメムシなどがあちこちで現れるようです。 きっと子供たちは大喜びですが、虫嫌いの大人にとっては、ちょっと辛いかもしれません。 もし、移住先の虫事情が心配であれば、その地域に移住した先輩移住者に、尋ねてみるのがいいでしょう。 では、人間関係では、どんな失敗体験談があるのでしょうか。 コミュニティーが狭く、保守的だと言う意見もありました。 女性・30代・2005年移住 男性・40代・移住歴1年 買い物できる場所が少ないと言うデメリットとも関係してきますが、どこへ行っても知り合いに会ってしまい、窮屈さを感じることもあるようです。 鶴岡への移住者は、地元の人が古風で保守的だと言う意見を述べています。 山形情報を発信している「YAMAGATA MIRAI LAB」では、山形の県民性についてこんな声も。 村意識が強いくせに見栄っ張り。知らない人にははずかしくて人見知り。でも人が困ってるとほっとけない。思いは熱いんだけどなかなか伝わりにくい人種なのかも。自分にもあてはまるもんね。 (引用:YAMAGATA MIRAI LAB) 村意識が強い地域性が、「保守的」と捉えられることもあるのかもしれません。 世間とのずれを感じる移住者もいるようです。 それで、最新のモノや情報に触れたいと願っている移住者にとって、山形は不向きといえるでしょう。 ご近所付き合いが密で噂が広まりやすいと言うデメリットもあります。 女性・20代・移住歴18年間 密な人間関係が構築されているので、噂はすぐに広まってしまいます。 「田舎あるある」とはいえ、やっぱり人の目が気になり、息苦しさを感じるかもしれませんね。 冠婚葬祭に決まり事があり、面倒に感じることも。 地域の冠婚葬祭は、お金がかかりますよね。 急な出費で困らないように、事前に交際費をとりわけ貯金しておく人もいるようです。 生活していくうちに、きっと上手に乗り切れるようになるでしょう。 一方で、地域社会とのつながりには、野菜がもらえて助かった!などのメリットを挙げる移住者もいました。 女性・20代・移住歴18年間 男性 20代・移住歴18年 食材が、ほとんど「おすそわけ」で賄えるというメリットです。 何かとお金がかかるように感じる山形のご近所づきあい。 でも、地域の人との温かい交流を求める移住者にはうってつけの地と言えるでしょう。 では、子育て面での失敗談をみていきましょう。 子育て面の失敗談では、ショッピングモールやレジャーランドの少なさが挙げられます。 男性・20代・移住歴18年 女性・20代・移住歴18年間 子供が遊べる場所が少ないというデメリットです。 じゃらんの調べによると、山形のレジャーや体験は、131施設で、その多くがさくらんぼ狩りです。 山形の遊園地は1軒、動物園と水族館は4軒しかありません。 そして10代になって、ショッピングもしたいお年頃でもメーカーやブランドのお店もほとんどなく、 インターネットショッピングや通販を上手に活用しましょう。 それで、山形の買い物に関する不便さへの不満をある程度解消できることでしょう。 そして、登下校で、子供が1人になりがちだと言うデメリットもあります。 女性・50代・移住歴18年 男性・20代・移住歴18年 山形で移動する場合、車を利用する人がほとんどで外を歩いている人は少ないです。 そのため、電車やバスをメインで通学利用する学生も不便さを感じることがあるでしょう。 特に冬は、雪が多いためより出歩く人が少なく、1人で長距離の登下校にもなりかねません。 防犯ブザーを携帯させたり、登下校時に迎えに行ったりすることで、子どもの安全を守る工夫ができるでしょう。 最後に、高校や大学の選択肢が少ないことが挙げられます。 女性・50代・移住歴18年 山形で短期大学は3校、大学は6校あります。 都市部と比較してしまうと、かなり少ないですね。 県内の高等教育の選択肢があまりないというのは、子育て面のデメリットでしょう。 おすすめ地域は酒田市です。 ここまで、移住者の失敗談をもとに、注意点を見てきました。 やはり移住先を選ぶ際は、移住後に考えられるデメリットを踏まえたうえで選ぶことが大切です。 失敗談で様々な観点から見てきましたが、酒田市であれば移住後に後悔するようなポイントを感じることが少なそうです。 その理由から見ていきましょう。 海あり、山ありの豊かな自然が魅力の酒田市。 おすすめ理由として、利便性が高いことや、将来性の高い地域であることがあげられます。 まず注目したいのは、アクセスのよさです。 失敗談では利便性が低いという点が挙げられていましたが、酒田市の場合はこれからさらに発展をとげていく地域です。 酒田市には、新幹線も飛行機も止まります。 酒田駅から東京まで新幹線で約5時間。 そして、「庄内おいしい空港」からは、羽田へ1時間でいけます。 高速道路「酒田IC」があるので、県内外の移動も楽々。 また、市内では病院やフリーWi-Fiの整備を進めています。 これから、さらに利便性が増していく注目の地域です。 酒田市が気になった人は、酒田市に関するホームページや酒田市移住ポータルサイトを要チェックです! では、酒田市へ移住した人はどう思っているのでしょうか。 遠くまで続く田園風景、その先には秀峰鳥海山。すぐそこに日本海。素晴らしいロケーションです。人が少ないところもマル。(40代・男性・在住歴2010年07月-2014年05月) 歩けば大抵のお店や病院等があるので、育児中、妊娠中でも生活に困らなかった。 ・昔ながらの住宅地のためか、割りと年配の方が気さくに声をかけてきてくれる。(30代 女性・在住歴2013年04月-2015年06月) 海が近く魚介が新鮮。物価も安め。災害が少なく、住民はあたたか。都市計画しながらの住宅街のため道幅もあり薬害などなく公共の施設も充実している。総合的にみても快適である。(~10代・男性・在住歴1994年02月-2013年12月) 買い物に過不足のない面。 一人暮らしのためスーパーや外食が気軽にできて良い。 趣味もである書籍や家電製品の店が多く個人的に過ごしやすく思う。 また、災害の少ない土地でありとても良い。(20代・男性・在住歴2014年04月-2015年09月) (引用:スマイティ) 歩いて行ける場所に、スーパーや外食施設、病院があるという点に満足している移住者が多いようです。 そして、災害の少なさもあがりましたね。 田舎暮らしと利便性を両立できる酒田市へ、移住して良かったと思う移住者も多いようです。 高田市ならではの楽しみは、日本酒と海鮮料理、そして酒田花火ショーです。 まず酒田市は名前に恥じない、日本酒の名産地です。 庄内平野の良質な米と鳥海山の伏流水で造られる酒は絶品! 酒蔵の見学もできるので、お気に入りの日本酒巡りをしても楽しいかも! そして、海に面しているので、海鮮料理も有名です。 お寿司屋さんもたくさんあるので、気軽に楽しめるのも嬉しいですね。 夏には、酒田花火ショーが有名です。 音楽と花火のコラボレーションは圧巻! 移住生活の忘れられない思い出になることでしょう。 酒田市の観光情報について「やまがた 酒田さんぽ」が参考になります。 酒田市に興味を持った方は、ぜひ一度ご覧ください。 最後に、利用したい移住支援制度をご紹介します! 移住支援制度とは、地域の取り組み、あるいは補助金や助成金を設け、移住者を増やす取り組みです。 移住のハードルを下げるため、相談窓口やお試し移住制度を置いた自治体も多くあります。 移住支援制度を用いるなら、自分にあった地域を探し、移住に関する出費は最小限に抑えることができるのです。 では、さっそくみていきましょう! まずは、おすすめ地域の酒田市です。 数日から、「プチ移住」体験ができるという「お試し住宅」。 お試し住宅を実施している自治体は多いですが、個別プログラムが組める場所はまだ少ないです。 酒田市では、小学生以下の子どもを連れてお試し住宅を利用すると、好みの移住プログラムが体験できます。 過去には、小学校見学や地元の公園、スーパー巡りなど、移住者の希望に合わせて案内したそうです。 子育て世代はぜひ利用したい移住支援制度ですね。 移住者交流会も、ぜひ足を運びたい支援制度です。 移住後には、心を許せる仲間ができにくいというデメリットがあります。 そんな移住者の悩みを汲んだのが「移住者交流会」です。 酒田市の移住者交流会では、芋煮会や除雪ボランティアなどの楽しいイベントがたくさんあります。 移住者同士で、悩みを共有したり、横のつながりを作ったりできるでしょう。 そして、山形県の移住支援制度です。 県外から山形へ移住した世帯に対し、県産米や味噌・醤油を提供してくれます。 支援内容は以下の通りです。 どれも日々使うものですから、ありがたいですね。 米どころ、山形ならではのユニークな移住支援制度です。 山形に住んでいるの子育て家庭に「パスポート」を交付し、企業や店舗で提示すると、さまざまなサービスを受けることができる支援制度です。 令和2年6月19日現在、3,475店舗が登録しているとのこと。 地元の企業へ足を運ぶきっかけになりますし、思ってもみない出会いができるかもしれません。 子育て世代は、ぜひこの「パスポート」を利用したいですね。 山形への移住では、以下のような失敗談がありました。 このように、デメリットと呼べる部分も多くありますが、事前に知っておけば、心構えができますよね。 ぜひ、この記事の注意点を思いに留めて、山形移住の準備をはじめましょう。 そして、山形県への移住を成功させましょう!
スーパーもあまりなく最寄りのスーパーは車で15分くらい走らないとありません。コンビニも近くにないので何かふらっと買い物に行くことができません。
バスも通っていますがこれもまた、1時間に1本。ひどい時は2時間に1本しかありません。ですので、基本的には1人1台車を持っているのが当たり前で、車がないと生活出来ないのが現状です。電子マネーが使えない!
生活に必要なお店や病院が近くにない
面積
スーパーマーケット店舗数
病院数
山形県
9,323.44㎢
334軒
68(ワースト5位)
青森県
9,607.04㎢
469軒
101
鹿児島県
9,187.80㎢
679軒
259
1-2.山形移住の失敗体験談【仕事面】
「飲みにケーション」がとりにくい
公共交通機関が発達していないため通勤手段が限られる
冬期間は除雪作業にもかなりの時間と労力を費やします。わが家では、いつもより1~2時間早く起きて除雪してから出勤、帰ってからもすぐには家に入れないこともあります。とにかく冬は大変な地域です。1-3.山形移住の失敗体験談【環境面】
夏は暑く、冬は寒い
虫が多い
1-4.山形移住の失敗体験談【人間関係面】
コミュニティが狭く保守的
ご近所づきあいが「密」
1-5.山形移住の失敗体験談【子育て面】
ショッピングモールやレジャーランドが少ない
また、電車・タクシー・バスがありますが、本数が少なくショッピングスポットの中間地点などが最寄り停留所でもあったのであまりおすすめしません。
辛いかもしれません。登下校は子どもが一人になりがち
高校や大学の選択肢が少ない
2.山形移住するならココ!おすすめの地域は酒田市
2-1.おすすめ理由
2-2.移住者の声
2-3.酒田市ならではの楽しみ
3.利用したい移住支援制度
3-1.酒田市の移住支援制度
無料お試し住宅×個別プログラム
移住者交流会
3-2.山形県の移住支援制度
米・味噌・醤油 1年分支給!
やまがた 子育てパスポート
まとめ