この記事を読まれている方はふと都会での生活に疑問を感じ、なんとなく東京への移住を想像されているのではないでしょうか?
しかし、
という失敗談が多いことも事実です。
移住前のイメージと移住後の生活とのギャップが大きいほど、あとあとの後悔を強めてしまう可能性が高まる点には注意が必要です。
そこで今回いえらぼでは、移住者・在住者からの住みづらさを感じたという口コミを独自調査!
この記事を読めば、リアルな失敗談から移住の際の注意点・移住をうまくいかせるポイント・おすすめの移住先をしっかりと理解できます。
「東京に移住して良かった!」と思えるように、まずは失敗ケースから学んでいきましょう。
1.【実録】東京移住で後悔…失敗体験談を紹介
まずは、東京に移住した方々のリアルな失敗談から確認していきましょう。
人口密度の高さや街の利便性、仕事面などで気をつけるべきポイントを、東京に移住した人たちのリアルな口コミを取り上げながらわかりやすく紹介していきます。
1-1.東京移住の失敗体験談【生活面】
まずは日常の生活の中で後悔したと感じた点を紹介していきます。
人が多すぎて窮屈に感じる
都会の人の多さにストレスを感じてる方もいます。
40代男性・23年間
東京に移住する際には、都会ならではの人の多さに注意が必要です。
ランキングデータに掲載されている 都道府県 人口・面積・人口密度ランキングによれば、東京の人口密度は大阪の1.5倍・神奈川の2倍という数値であり、想像以上に窮屈に感じられそうです。
住むエリアによって違いがありますが、特に豊島区・中野区・荒川区は都内でも人口密度が高いエリアとして知られているため、ゆったりとした生活を期待する方は避けたほうが無難と言えます。
スーパーが意外と少ない
思いのほかスーパーが少ない点に失敗したと感じてる方もいます。
20代女性・2018年4~9月
利便性が高いことは事実ですが、都心部にはスーパーが少ないという点には注意です。
田舎には各地方に根付いたスーパーがあり、安く食材を仕入れることができます。
しかし、特に利便性の高い、港区や新宿にはコンビニしかなく、お金がかかる生活に陥ってしまうことも珍しくありません。
中野区や台東区などのエリアであればスーパーがあるため、食費を抑えたいという方は都心から少し離れた場所に住むことをおすすめします。
1-2.東京移住の失敗体験談【仕事面】
ここからは東京に移住した後に実感した、仕事面での失敗談を紹介していきます。
通勤に時間がかかる
思ったよりも通勤に時間がかかってしまう、という点にストレスを感じてる方もいます。
30代男性・1年6ヶ月
公共交通機関が整っている東京ですが、思ったよりも通勤に時間を要する点にも注意が必要です。
新宿駅を例にあげると、JR線東日本・ゆりかもめ・京王電鉄・京成電鉄・京浜急行電鉄・小田急電鉄などを利用することができるため、電車が来るまでの時間はほとんどかかりません。
ただし、口コミにもあるように、駅の規模が大きくなるほど構造が複雑になるため、必然的に乗り継ぎの移動時間が長くなってしまうのです。
さらに、東京は通勤ラッシュも激しいため、思うように移動できないことも考えられます。
数ある鉄道の中でも都営新宿線でれば、通勤ラッシュの混雑率が130%ほどであるため、自分のペースで通勤したい方にはおすすめです。
1-3.東京移住の失敗体験談【環境面】
ここからは東京の環境面に後悔した、という口コミを紹介していきます。
治安が良くないエリアがある
東京へ移住したのちに、治安の悪いエリアがあることに後悔した方もいます。
30代女性・8年間
洗練されたエリアもありますが、犯罪がおきやすい場所がある点にも注意が必要です。
特に千代田区・渋谷区・新宿の3つのエリアは、治安が良くないエリアとして知られています。
千代田区はお金持ちが住むエリアとしても知られていますが、テンミニッツTVでは犯罪発生率が都内ワーストと紹介されています。
一方で文京区や杉並区は治安が良く、若い女性にも好まれるエリアであるため安心できるエリアに住みたい方にはおすすめです。
1-4.東京移住の失敗体験談【人間関係面】
ここからは東京へ移住後に感じた、人間関係面の失敗談を紹介していきます。
人間関係に冷たさを感じる
東京の人間関係に冷たさを感じた方もいるようです。
ぶっちゃけ、東京人が冷たいんじゃなくて、「君より先に東京に来てた上京組が冷たい」んじゃないかな。
— ぶっちゃけbot (@ButtyakeBot) July 30, 2020
東京に移住する際には、人間関係の希薄さにも注意が必要です。
プレジデント社による47都道府県別・県民性大図鑑では、東京の人間性を
山の手と呼ばれる城西エリアは、とくによそよそしい。地方出身者を中心とした「東京人」は、ご近所との付き合いも希薄で、お互いに干渉しないのが暗黙のルール。
と紹介しています。 さらに都心に近づくほど、ほとんどの人が移住者であるため、田舎のような親密な人間関係を築きにくいことも理解しておきましょう。
1-5.東京移住の失敗体験談【子育て面】
最後に東京へ移住後に後悔を感じた、子育て面の失敗談を紹介していきます。
待機児童が多い
待機児童の多さに後悔を感じてる方もいるようです。
30代男性・2013年〜現在
東京へ移住する際には、待機児童が多い点にも注意が必要です。
都内の保育サービスの状況によれば、減少傾向にはあるものの、東京都全体で3,690人もの待機児童がおり、世田谷区・中央区・調布市は特に待機児童が多くなっています。
人口の多い首都圏では子どもをあずけられず、仕事に集中できない状況に立たされる可能性もあるため、移住前にエリアごとの待機児童数もチェックしておきたいポイントと言えます。
数少ないエリアではありますが、杉並区と港区は待機児童0を実現しているため、子どもを預けて働きたい方にはおすすめです。
2.東京移住するならココ!おすすめの地域は杉並区荻窪
東京に移住した際のリアルな体験談を確認できたところで、ここからは移住におすすめのエリアを紹介していきます。
今回は都会である東京のなかで、比較的自分のペースで行動しやすい杉並区荻窪エリアのおすすめポイントを取り上げます。
2-1.おすすめ理由
今回杉並区荻窪エリアをおすすめする最大の理由は、都会のストレスを軽減できるためです。
東京23区内であるため電車が空いているとは言えませんが、始発駅であるため混雑率の高い丸ノ内線を利用する際に座って通勤できるというメリットがあります。
また待機児童0を実現している杉並区であるため、子どもを預けられないという不安もなく、都内ならではのストレスを軽減することができます。
2-2.移住者の声
実際に杉並区荻窪エリアに住んでいる方は、次のような感想をもっています。
荻窪駅南口から商店街へて、 高級住宅街含め 緑がきれいな善福寺川周辺エリア。 駅近なのに、公園多く、環8以外はそんなに車多くなく、 子育てには良いエリア 女性30代
中央総武線と丸ノ内線が走っています。丸ノ内線は始発なのでラッシュの時間でも1本待てば座席を確保することが可能です。新宿・東京などへのアクセスも良いです。中央線は休日でも快速が停車する他、通勤快速も停車するためJR線を利用する際は便利です。20代男性
特に、
- 駅近なのに公園が多い
- 車が多くなく、ゆっくりとした生活が送れる
- 通勤ラッシュの時間でも座ることができる
といった点にに満足している方が多いようです。
2-3.杉並区荻窪ならではの楽しみ
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杉並区荻窪エリアならではの楽しみは、ゆったりとした田舎らしい過ごし方もできることです。
気軽に自然に触れられる、荻窪南口仲通り商店やことぶき商店街に小さなお店が多く、良い意味で東京らしさがない点が荻窪の魅力です。
23区内のアクセスの良さと、ほどよい田舎らしさを満喫することができます。
3.利用したい移住支援制度
残念ながら東京では都外から都内への制度が多く、東京へ移住する際の支援制度はあまり多くありません。
ただし、移住支援制度を使って、移住の手間を減らせるエリアもあります。
エリアが限定されてしまいますが、移住支援制度が使えるかどうかを事前に確認しておきましょう。
東京都内で利用できる移住支援制度
都内でも次のエリアでは移住者への支援制度を用意しています。
- 世田谷区…
【せたがやの家(ファミリー型)子育て世帯家賃助成】中堅所得層のファミリー世帯向けの賃貸住宅「せたがやの家」に新規入居する、18歳未満の子どもがいる世帯に、月額4万円を助成。 - 墨田区…
【墨田区民間賃貸住宅転居・転入支援制度】区内の住宅から区内の民間賃貸住宅に転居する子育て世帯や、新たに親世帯と同居又は近居するため、民間賃貸住宅へ転入する子育て世帯に対して、転居費(最大36万円)を助成する。 - 青梅市…
【青梅市空家バンク】市内の空家の情報を市に登録し、市HPを通して空家利用希望者に情報提供を行う。
まとめ
東京へ移住を検討する際には、まずは実際に移住した方々の口コミを確認することから始めていきましょう。
都会から少し距離を置いたゆっくりとしたイメージだけで移住してしまうと、実際に住んでから後悔していまう可能性が高くなります。
具体的には、人口密度が非常に高い、通勤に時間がかかる、東京特有の人間性に戸惑ういった点に実際に住んだ方々は後悔しています。
今回、おすすめした杉並区荻窪のようなエリアであれば、口コミの多かった後悔しやすいポイントを上手に解消でき、都会から少しだけ距離を置いた東京での生活を満喫できるでしょう。
東京での生活が気になった方は、杉並区荻窪エリアで移住をイメージしてみることで、移住計画を具体化しつつ失敗のリスクを軽減できるでしょう。
移住希望者