阿波踊りや鳴門の渦潮など、全国的に有名な観光地も多い徳島県。
徳島への観光がきっかけで、徳島移住に興味を持っても、
といった疑問、なかなかググっても解決しないですよね。
ただ、もう大丈夫です。
徳島移住に関して知りたい情報を、いえらぼ編集部が1記事に凝縮してまとめました。
この記事を読めば、色々なデータをもとにした徳島県の情報や、移住者の体験談が分かります。
おすすめの移住地域や利用したい移住支援制度まで紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事を読んで、移住成功のヒントをつかみ取りましょう。
1.移住前にまずは確認!徳島県についての情報まとめ
徳島移住を考えたとしても、何から調べたら良いかなんて分からないものですよね。
いえらぼでは、国や様々な機関が出している都道府県のデータをはじめとした移住の参考になりそうなデータを40項目以上調査しました。
そんな中から、基本情報・特徴的な情報をピックアップして紹介します。
移住先を知るきっかけとして、ぜひ参考にしてください。
1-1.徳島県の基本情報
まずは、徳島県の基本的な情報について紹介します。
▼徳島県の基本情報まとめ
項目 | 数値 | 全国順位 |
---|---|---|
人口 | 736,000人 | 44位 |
移住者数 | 転入者:1,930人 転出者:3,288人 |
45位 |
平均収入 | 295,300円 | 21位 |
家賃相場 | 49,297円 | 22位 |
参考:「都道府県別人口と人口増減率 」(総務省統計局)
「住民基本台帳人口移動報告 2020年(令和2年)4月結果」(総務省統計局)
「都道府県別現金給与総額と格差」(厚生労働省)
「全国家賃動向」(全国賃貸管理ビジネス協会)
これらのデータの中で注目したいのは、徳島県の人口です。
徳島県の人口は44位と全国的にみてもかなり少なくなっています。
これは、若者が徳島県外へ出てしまうことが多いからだと考えられます。
文部科学省の令和元年度学校基本調査によると、徳島県は大学数が4つと香川、高知と並んで全国44位と少ない県です。
四国全体で見ても大学数は少ないため、進学を機に徳島県から神戸や大阪などの都会に転居する若者が多いと考えられます。
徳島に移住して子育てをしたい場合は、進学を機に一人暮らしをする可能性の方が高くなるでしょう。
移住する前に徳島県の教育環境について、把握しておいた方が良さそうです。
1-2.他都道府県と比較した徳島県の特徴
次に、徳島県の特徴的な情報をお伝えします。
他都道府県と比較した時に、上位・下位に位置していたものをまとめました。
徳島県の特徴を捉えるのに便利な情報がそろっているので、手軽に特徴を把握したい人はご覧ください。
▼他都道府県と比較した徳島県の特徴まとめ
項目 | 数値 | 全国順位 |
---|---|---|
高齢化率 | 33% | 5位 |
総医師数(1000人あたり) | 3.33人 | 2位 |
鉄道駅数 | 77 | 42位 |
参考:「都道府県別高齢化率」(内閣府)
「医師・歯科医師・薬剤師調査 2016」(厚生労働省)
「駅別乗降者数」(国土交通省)
これらの特徴的なデータを見てみると、徳島県の特徴としては、
- 医療が充実している
- 高齢化が進んでいる
- 公共交通機関が少ない
などが挙げられます。
今回、それぞれの特徴の背景をいくつかの根拠(データ)から考察してみました。
詳しく見ていきましょう。
特徴1.医療が充実している
徳島県の特徴の1つ目は医療が充実していることです。
これは、徳島県の病院の数が多いことからも裏付けられます。
厚生労働省の医療施設調査によると、徳島県の人口10万人あたりの病院数は12.93軒と全国第3位の高い水準です。
病院も医師の数も多いことが医療体制の充実につながっていると考えられます。
移住する人にとって、地域の医療体制は気になるところですよね。
徳島県は医療面では安心できる県と言えるでしょう。
特徴2.高齢化が進んでいる
徳島県の特徴の2つ目は、高齢化が進んでいるということです。
これは、多くの若者が県外に流出しているからだと考えられます。
上場企業サーチの都道府県別の株式会社数 によると、徳島県の株式会社数は全国43位となっており、平均を大きく下回る数です。
そのため、若い人が仕事を求めて、神戸や大阪に移り住んでしまうと考えられます。
日本は全国的に高齢化が進んでいますが、特に徳島県は約3割が65歳以上の高齢者となっており、これからもますます高齢化が進んでいくことでしょう。
特に、徳島の中でも過疎が進んでいる地域は、限界集落となってしまうケースも見られます。
徳島県に移住する際は、将来的に地域を支えるだけの人口がいるかどうかを考慮して、移住する地域を決めた方が良いでしょう。
特徴3.公共交通機関が少ない
徳島県の特徴の3つ目は、公共交通機関が少ないことです。
これは徳島県の人口密度が低いからだと考えられます。
2015年の国勢調査によると、徳島県の人口密度は全国35位と低い水準になっています。
鉄道会社の利益も低いためか、徳島県の鉄道は47都道府県の中で唯一電化されていません。
現在も電車ではなく、汽車が走っている県となります。
実際、JR四国のHPによると、徳島駅から各地方に向かう汽車は1時間に2本程度で、特に徳島県の南部に向かう路線は本数が少ないことが分かります。
移住の際は、公共交通機関ではなく車での移動をメインに考えた方が良いでしょう。
2.徳島県に住んでいる人のリアルな体験談
ここからは、いえらぼで独自に調査した、徳島県に移住した人の生の声を紹介します。
2-1.30代女性パートAさんの移住体験談
▼Aさんのステータス
- 年代 30代
- 性別 女性
- 職業 パートタイマー(飲食店)
- どこからどこへ移住したか 神奈川県から徳島県徳島市
移住のきっかけ
いえらぼ編集マン
愛媛県や高知県にも行きましたが、正直にあまり期待はしていなかった徳島県に来たとき、家族で「なんかいいね…!」と、コレ!と言った売りをあまり感じない中、なんとなく雰囲気や自然の良さなどに惹かれ、神奈川県へ帰宅しました。
その後、徳島県の良さが忘れられず、都内の移住センターへ行き、移住に関しての相談をし、弾丸で決行しました。
利用した移住支援制度
いえらぼ編集マン
移住して良かった点
いえらぼ編集マン
これまで神奈川県にいてアメリカ産のブロッコリー、ブラジル産のカボチャ、フィリピン産のオクラ…が当たり前に売っていましたが、徳島県では徳島県産のブロッコリー、徳島県産のカボチャ、徳島県産のオクラと言った県内で作られたものばかりで、更にはとても美味しくて感動しています!
小さな子供がおりますが、安心して食事が摂れることが魅力的です。
また、災害が少ないことも移住して良かったと思っています。
ハザードマップでも、現在の地域は水害や土砂災害も想定されない範囲で、大きな地震だけが心配ではありますが、今のところは平穏に暮らせています。
移住して後悔した点
いえらぼ編集マン
遠くなってしまったため、なかなか帰省することができず、孫の成長過程を見せてあげれないことは少しだけ後悔しております。
特に今はコロナウイルスの影響もあり、県外ナンバーであることが周りの目線を気にして、自作で県内在住であることを示すプレートを作りました。
これから移住する人に向けてのアドバイス
いえらぼ編集マン
また、地方では一家に1台の車ではなく、ひとりに1台の車といったように需要が高く、仕事をする上でも運転が必須なことも多くあります。
わが家では引っ越してきてから、通勤用の軽自動車を購入しました。
こういった出費も想定していた方が良いかもしれません。
Aさんが思う移住に向いている人・向いていない人
いえらぼ編集マン
また、コンビニがなくても生きていける人やどんな仕事でも卒なくこなせる人、なんでも楽しめる人も向いていると思います。
逆に向いていない人は、今挙げた向いている人に当てはまらない人です。
Aさんが考えるおすすめ移住先
2位は名西郡石井町です。地域でのイベントが多いのでおすすめです。
3位は板野郡藍住町で、大型ショッピングモールがあって便利だと思います。
Aさんの移住体験談まとめ
- 地産地消の食生活が送れる
- 災害が少ない
- 車の運転が必要
いえらぼ編集マン
徳島県では四国最大の河川である吉野川に沿ってできた徳島平野が広がっており、その肥沃な土壌では昔から農業が盛んに行われていました。
特に、サツマイモや人参、レンコンなどの生産量は全国でも上位に位置しています。
また徳島県の農業マップからわかるように、を徳島県の農業は少量多品目生産が特徴です。
一大消費地の京阪神地域に近く、様々な農産物に対するニーズに応えるために、様々な種類の作物を栽培するようになったようです。
徳島に移住の際は、地元でとれた新鮮な野菜や果物が食卓を彩りを添えてくれることでしょう。
生産者の顔が見えるような、安心な食生活を送りたいという人には徳島県への移住を検討してみてはいかがでしょうか。
2-2.20代女性フリーターBさんの移住体験談
▼Bさんのステータス
- 年代 20代
- 性別 女性
- 職業 フリーター
- どこからどこへ移住したか 大阪府から徳島県徳島市
移住のきっかけ
いえらぼ編集マン
私は大阪出身ですが、徳島に母方の祖父母が住んでおり、祖父母の家から希望する大学が近かったため、そちらの大学を受験しました。
無事合格したため、2015年3月末に徳島県徳島市に移住することになりました。
移住して良かった点
いえらぼ編集マン
夏休みに大学の友達などと川でバーベキューやキャンプをして楽しみました。
また、田舎ではあるがお洒落なカフェもたくさんあり、蓮根や魚などその地域でとれた新鮮な食材を使った食事をいただけるのも魅力です。
移住して後悔した点
いえらぼ編集マン
汽車は1時間に数本あれば良い方で、ICOCAなどの交通ICは使えません。
バスもあまり本数はないし、時間通りに来ないです。
スーパーなど買い物できる施設も少ない地域があり、車がないととても不便です。
これから移住する人に向けてのアドバイス
いえらぼ編集マン
徳島県で不自由なく過ごすためには是非自家用車を買うことをお勧めします。
Bさんが思う移住に向いている人・向いていない人
いえらぼ編集マン
向いていない人は、ショッピングが好きな人です。 あまり大きなショッピングモールがなく、買い物のために県外に出なければなりません。
Bさんが考えるおすすめ移住先
2位は藍住町で、ショッピングモールやお洒落なカフェが多いからです。
3位は海陽町で、海や星が綺麗なことが魅力です。
Bさんの移住体験談まとめ
- 自然が身近
- 商業施設が少ない
- 公共交通機関が少ない
いえらぼ編集マン
一般社団法人日本ショッピングセンター協会の都道府県別・市区町村別SC一覧によると、徳島県のショピングセンターの数は15個で、全国で46番目と最下位に近い数字が出ています。
移住の際は住もうとしている地域の近くの商業施設について、予め調べておくのが良さそうですね、
参考:悪い口コミは?【徳島移住失敗談】
もっとリアルな移住失敗談を知りたいという人は、口コミを多く集めた記事を読んでみましょう。 生活面・環境面など、様々な面から見た移住失敗談をまとめています。
▼合わせて読みたい
移住前後のギャップをなくし、移住に備えてしっかりと準備しておきたいですね。
3.徳島県に移住するのに向いている人と向いていない人
ここからは、徳島移住に向いている人向いてない人の特徴を紹介します。
自分が徳島移住に向いているか、向いていないかを判断するためにぜひ参考にして下さい。
▼移住するのに向いている人・いない人
向いている人は、野菜が好きな人。
向いていない人は、百貨店やデパートで買い物したい人。
なぜそう言えるのか? 詳しく見ていきましょう。
3-1.徳島移住に向いている人
向いている人は、野菜が好きな人です。
徳島県の特徴として、多くの種類の野菜や果物を栽培されていることが挙げられます。
県内各地には農産物直売所があり、新鮮な野菜を安く購入することができるのは、嬉しい環境ですよね。
野菜が好きで、美味しい新鮮な野菜を食べたいという方は、本格的に移住の準備を進めてみてはいかがでしょうか?
3-2.徳島移住に向いていない人
徳島移住に向いていない人は、百貨店やデパートで買い物したい人です。
徳島県の特徴として、ショッピングモールなどの商業施設が少ないことが挙げられます。
2020年8月には県内唯一の百貨店のそごうの閉店が決まっており、百貨店がゼロの県になってしまいます。
百貨店に行くためには県外まで足を伸ばす必要があり、気軽に日常使いできる環境ではありません。
また、公共交通機関も発達していないため、買い物に行く時には車が必要です。
百貨店やデパートで買い物がしたい、という人は他の県への移住を検討した方が良いかもしれません。
4.徳島県に移住におすすめの地域ベスト3
ここからは、移住者の口コミやデータを元にしたおすすめの地域を紹介します。
それぞれのおすすめ理由や、その地域ならではの楽しみも紹介しますので、自分に合った移住地域を見つけてみて下さいね。
▼移住におすすめの地域ベスト3
1位…徳島市
2位…藍住町
3位…石井町
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1位.徳島市
徳島市は徳島県の県庁所在地であり、人口が最も多い、移住に人気の地域です。
▼徳島市の特徴まとめ
- 利便性の良い田舎
- 世界的に有名な阿波踊り
- 県内では比較的仕事が探しやすい
おすすめ理由
徳島市が選ばれる理由としては、利便性の良い田舎であることが挙げられます。
徳島市内には吉野川など大小138の河川が流れ、水の恵みを受けた自然が広がります。
一方で、高速道路を使えば神戸まで1時間半、大阪まで2時間ほどでアクセスできる地域です。
また、イオンモールが出店している他、徳島さんの農産物や加工品を販売する店が並ぶとくしまマルシェも開かれており、買い物面でも不便を感じることはあまりありません。
田舎暮らしがしたいからと言って、山奥に行きすぎると日々の生活の利便性は下がってしまいます。
山奥への移住を考える前に、利便性の良い田舎である徳島市に移住するというのは、おすすめの選択肢のひとつです。
徳島市ならではの楽しみ
徳島市ならではの楽しみとしては、阿波踊りが挙げられます。
毎年お盆の時期に開かれる阿波踊りは、国内外から100万人以上の観光客が訪れる、徳島が世界に誇る伝統芸能です。
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徳島市では阿波踊りが近づくと、川沿いで練習を行う人が多く見られます。
なお、阿波踊りの開催時期は、交通規制が行われて道路が渋滞しますので、注意して下さい。
400年以上続く伝統の阿波踊りに魅力に感じた人は、ぜひ徳島市へ移住して、10万人以上いるという阿波踊りの踊り手の一員になってみてはいかがでしょうか。
移住者の声
30代・男性・在住歴5年 徳島の企業は徳島の人材派遣のエージェントやハローワークに登録されることが多いと思います。 そのためサイトに出ていない求人も多くあるように思います。 わたしも『むつびエージェント』という徳島の企業を中心に紹介する地元のエージェントに紹介してもらいました。その採用情報は全くサイトに乗っていない情報でした。 そのような隠れた採用情報は都市圏でもありますが徳島ではさらに多くあると思います。 『むつびエージェント』はマッチング力やその後のフォローなどしっかりされているので徳島で仕事を探される場合は1度コンタクトをとることをお勧めします。
引用:住んでみんで徳島で
徳島市に移住した人からは、県内でも比較的仕事が探しやすいという声が聞かれました。
全国で展開している大手求人サイトには載らないような求人情報も、徳島に特化した地元のエージェントから紹介を受けることができます。
人口が減少している一方で人手不足となっており、会社が少ないことが仕事がないこととイコールではありません。
徳島県の中で徳島市は会社の数が多い地域ので、移住した先の会社に就職したいという方は、徳島市への移住がおすすめです。
2位.藍住町
藍住町は徳島県の中で人口の増加率が最も高い、移住に人気の地域です。
▼藍住町の特徴まとめ
- 買い物が便利
- 吉野川の美しい景色
- 農業を始めやすい環境
おすすめ理由
藍住町が選ばれる理由としては、買い物に便利な地域であることが挙げられます。
近年、町に大型のショッピングモールであるゆめタウン徳島が開店して、町内での買い物は一気に便利になりました。
町内には高速道路も通っており、県外へのショッピングも比較的行きやすい地域です。
ショッピングモールが少ない徳島県の中では、買い物に困らない藍住町は移住におすすめの地域です。
藍住町ならではの楽しみ
藍住町ならではの楽しみは、吉野川を始めとする自然の美しい景色です。
国土交通省の一級河川水質調査で3年連続で、最も水質が良い河川のひとつに選ばれたこともある吉野川は、日本一の清流として県内に美味しい水を供給しています。
同時に、地域により変化する景色は先輩移住者からも評判が高いようです。
特に吉野川は川に沈む夕焼けという珍しい景色を見ることができ、その美しさには心を奪われることでしょう。
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藍住町の川を中心とした豊かな自然に魅力を感じた人は、ぜひ藍住町への移住を検討してみて下さい。
移住者の声
30代・男性・在住歴8年 いろんな先輩たちから技術や情報についてアドバイスしていただけますし、農業関係者の人脈を広げることができましたから。 今では県の農業青年クラブの副会長を務めさせていただいていますが、そこでも多くの方と情報交換ができるので、とても刺激になります。
引用:住んでみんで徳島で!
藍住町に移住した人の声からは、藍住町の農業を行う人同士の交流が活発であることがわかりました。
藍住町は特に春ニンジンの有名な産地である他、愛住ねぎなどを新たな名産品として売り出し中です。
農業の新規就労者支援など、農業を始めようという方には町からの支援を受けることができます。
また、農業の団体に入ることで、農業の先輩方からノウハウや情報をアドバイスしてもらうことも可能です。
移住して農業をしたいという方は、藍住町への移住を検討してみてはいかがでしょうか?
3位.石井町
石井町は小さい町ながらも、人口を増加させている、移住に人気の地域です。
▼石井町の特徴まとめ
- 適度な田舎
- 新鮮野菜が安く手に入る
- 子育て環境が良い
おすすめ理由
石井町が選ばれる理由としては、適度な田舎であることが挙げられます。
山や川が近く、田園風景までが遠くまで広がり、空の広さを感じられる地域です。
徳島の中心部にも近く、車なら2時間ほどで大阪へ行くことができます。
徳島阿波踊り空港までも1時間かからずにアクセスでき、そこから羽田空港へは1時間20分ほどで到着です。
仕事で大都市圏へ行く必要がある、という人は適度にアクセスが良い田舎である石井町は、移住におすすめの地域と言えます。
石井町ならではの楽しみ
石井町ならではの楽しみとしては、地元で撮れた新鮮な野菜を食べられることが挙げられます。
四国山地と吉野川の間の平野に位置する石井町は古くから農業が盛んで、町の面積の65%が農耕地となっているほどです。
町の常設の農産物直売所では、野菜がスーパーよりも断然安く購入でき、生活費も安く抑えられます。
特に、ほうれん草やブロッコリーなどが町内で多く栽培されています。
新鮮な野菜が安く手に入る環境に魅力を感じた方は、ぜひ石井町への移住を検討してみてはいかがでしょうか。
移住者の声
50代・女性・在住歴14年 私も英語や食育の指導、読み聞かせなど、地域の活動には積極的に参加するようにしています。 食べ物も美味しいですし、子育て支援や見守りも充実しているので、若いご夫婦でも安心して暮らせる環境です。 石井町の人って本当に親切なんですよ。移住者にとって心強い助けになるのではないでしょうか。
引用:住んでみんで徳島で!
石井町は子育て環境の良さもおすすめの理由のひとつです。
それは、石井町には親切な人が多いという移住者の声から分かります。
移住者を受け入れようとする懐の深さがあり、子供に対しても地域で見守るという姿勢が根付いています。
移住当初は、移住してきた理由などを詮索されることもありますが、それも人間関係の距離が近いことの裏返しです。
いざという時は助けてもらえるような、安心な環境で暮らせる石井町は移住におすすめですので、ぜひ検討してみて下さい。
5.利用したい移住支援制度
各地方自治体は、移住者に向けての支援制度を整えている所が多いです。
支援金がもらえたり、体験移住プログラムがあったりと内容は様々ですが、移住を考えている人にとっては利用しなきゃ損なものが多くあります。
申請しないと受けられない支援が多いので、とりあえず知っておくことが大切です。
ここから、各おすすめ移住先で利用できる、移住支援制度を紹介します。
5-1.徳島市の移住支援制度
徳島市の移住支援制度には、以下のようなものがあります。
▼徳島市の移住支援制度まとめ
- 創業促進事業補助金
- 住宅リフォーム支援事業
こちらの創業促進事業補助金と住宅リフォーム支援事業について、詳しく紹介します。
創業促進事業補助金
対象者: 徳島市内で起業を考えている人
徳島市の創業促進事業補助金という支援制度です。
徳島市内で創業する人に対して、創業等にかかる経費の一部を補助が受けられます。
通常の創業予定者は最大20万円ですが、45歳未満で徳島市に移住した若年UIJターン者については、最大50万円の支援を受けられます。
2020年度の募集は終了していますが、徳島市内に移住して起業しようとしている方は要チェックです。
住宅リフォーム支援事業
対象者:徳島市内に居住している人
徳島市の住宅リフォーム支援事業という支援制度です。
上記記載の通り、徳島市内に居城している人が住宅をリフォームする場合に工事費の一部の補助が受けられます。
リフォームの工事費用の10%、最大10万円の補助金が支給されます。
住宅をリフォームして住みたいと考えている方は、要チェックです。
5-2.藍住町の移住支援制度
藍住町の移住支援制度には、以下のようなものがあります。
▼藍住町の移住支援制度まとめ
- 住まいの安全・安心なリフォーム支援事業
- 移住体験施設(藍住さくら団地)
こちらの住まいの安全・安心なリフォーム支援事業と、移住体験施設(藍住さくら団地)について、詳しく紹介します。
住まいの安全・安心なリフォーム支援事業
対象者:木造住宅に居住している人
藍住町の住まいの安全・安心なリフォーム支援事業という支援制度です。
木造住宅に住み、耐震改修工事とともに行う省エネルギー化やバリアフリー化に関するリフォーム工事について、 費用の補助が受けられます。
上限50万円の補助金ですが、通常のリフォームでは対象にならないので注意して下さい。
木造住宅をリフォームして移住しようと考えている方は、チェックしてみて下さい。
移住体験施設(藍住さくら団地)
対象者:藍住町への移住を考えている人
藍住町では、移住体験施設として、藍住さくら団地が用意されています。
移住を検討している人向けに、1泊2000円で団地に宿泊できるという施設です。
2017年にリフォームされた室内には家具や家電も用意されており、気軽に藍住町の暮らしが体験できます。
移住する前に、藍住町にお試して住んでみたいという方はぜひチェックしてみて下さい。
5-3.石井町の移住支援制度
石井町の移住支援制度には、以下のようなものがあります。
▼石井町の移住支援制度まとめ
- 空き家のリフォーム助成事業
- 空き家バンク
- 住まいのリフォーム応援事業
この中でも今回は、空き家のリフォーム助成事業について、詳しく紹介します。
空き家のリフォーム助成事業
対象者:空き家を取得または借用して、移住しようとしている人
徳島県石井町の空き家のリフォーム助成事業 という移住支援制度です。
空き家を購入、または借りて移住しようとしている人が工事費の補助を受けることができます。
対象の工事費の50%、最大50万円の補助金が支給されます。
ただし、町内の業者に工事を依頼するという条件がありますので注意して下さい。
空き家をリフォームして住もうと考えている方は、要チェックの制度です。
5-4.徳島県の移住支援制度
徳島県全体で利用できる移住支援制度には、以下のようなものがありました。
▼徳島県の移住支援制度まとめ
- 徳島わくわく移住支援事業
- とくしま移住実現サポートツアー
- 空き家バンク
この中でも今回は徳島わくわく移住支援事業と、とくしま移住実現サポートツアーについて、詳しく紹介します。
徳島わくわく移住支援事業
対象者:東京23区の在住者、または通勤者の中で、徳島県に移住し、対象企業に就職、または起業した人
徳島県の徳島わくわく移住支援事業という支援制度です。
上記記載の通り、東京から徳島に移住する人を対象に支援金を受け取ることができます。
単身者で60万円、2人以上の世帯は最大100万円が支給されます。
東京から徳島県への移住を考えている人は、ぜひチェックして下さい。
とくしま移住実現サポートツアー
対象者:徳島県への移住を考えている人
徳島県のとくしま移住実現サポートツアーという移住支援制度です。
参加者に事前にアンケートを行い、会いたい人や訪れたい場所を盛り込んだ本気度の高いツアーです。
起業者や農業従事者などの、移住の先輩とも交流も図れます。
徳島県への移住を本気で考えている人は、1度参加してみてはいかがでしょうか。
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6.新しい移住の形!地域おこし協力隊という選択肢
地方での暮らしに憧れや興味があっても、いきなり移住となるとイメージが湧かず、すぐには踏み出せませんよね。
- 地方の生活ってどんな感じ?
- 地域のつながりって本当に密なの?
- 移住先に仕事があるか心配!
といった不明点・疑問点がいくつも出てくると思います。
いきなり住処を移して生活をがらりと変える移住はハードルが高いと感じる方は、まずは現地へ足を運び、生活をプチ体験してみるのが一番。
そんな「移住希望者」と地域をつないでくれる懸け橋となる制度が地域おこし協力隊です!
6-1.地域おこし協力隊とは?
地域おこし協力隊は、地方に移住して給料をもらいながら地域の活動に取り組める制度です。
平成30年度には1,061自治体で5,000人以上の人が活動し、任期終了後も地域に定住している人も多くいます。
対象となる都市部から地方への移住を検討している人のニーズに応えつつ、地域の維持・強化を進めることを目的としたWIN-WINな制度といえるでしょう。
6-2.地域おこし協力隊になるための条件
地域おこし協力隊になるには、国が定めた条件・地域が定める条件をクリアする必要があります。
簡単に言うと、現在都会に住んでおり、地方に引っ越し、住民票を移動できる人が対象です。
▼国が定める条件
- 三大都市圏または政令指定都市に住民票を置いている人
- 三大都市圏以外の地域または三大都市圏内の条件不利地域に住民票を移動すること
▼地域が定める条件
- 各地域によってさまざまなので個別に調べる必要あり
上記の条件を満たしていれば、地域おこし協力隊になることができ、1年以上3年以下の期限付きで地方自治体の委嘱を受けます。
農業・漁業への従事、地域の魅力PR、お祭りやイベントの運営など、様々な地域協力活動に従事しながら、国から給料をもらって地域の生活を余すことなく堪能できます。
現在都市部に住んでいて、地方移住を考えている人にはもってこいの制度と言えるでしょう。
6-3.地域おこし協力隊の情報を知りたい人はこちら
KomFortaに登録すると、地域おこし協力隊の募集情報や、移住に関するお役立ち情報にアクセスできます。
登録後、無料のメルマガで「AP地方創生プロジェクト」に参加できる案内が届きます。
なかなか自分で探すとなると面倒な地域おこし協力に関する情報を届けてくれるので、とりあえず登録して情報をチェックしてみるのもよさそうですね。
実際に移住した人に話を聞ける「移住コンシェルジュ」に相談できるなど、移住サポートも充実しています。
Eさん
決断をするのも自分自身ですし少しづつ頭を整理できて「ありがたい」と思いました。
引用:https://komforta.ai/senior-interview-004/
地方への移住を考えている人はもちろん、地方への移住に憧れが少しでもある人も、ぜひ登録してみてください。
\3分ほどで会員登録できます/
まとめ
徳島県の移住について、体験談や様々なデータをもとに紹介してきました。
吉野川周辺の自然や農業が盛んであるといった特徴が印象的でしたね。
公共交通機関が少ないことや、医療体制が充実していることなど、知らない情報も多かったのではないでしょうか?
紹介した移住支援制度は一例ですが、本格的に移住を考えている人はぜひ利用しましょう。
ただ、2020年7月時点での情報なので、最新情報は各種HPから確認してください。
より深く移住について知りたいという人は、下記の記事も参考にしてみてください。