琵琶湖をはじめ、自然が多いイメージのある滋賀県。
この記事を読まれている方はふと都会での生活に疑問を感じ、なんとなく滋賀県での生活をイメージされているのではないでしょうか?
しかし、
という失敗談が多いことも事実。
移住前のイメージと移住後のリアルな実情にギャップが生まれてしまうことが、あとあと後悔を感じてしまう原因の一つです。
そこで今回いえらぼでは、移住者・在住者からの住みづらさを感じたという口コミを独自調査!
この記事を読めば、リアルな失敗談から移住の際の注意点・移住をうまくいかせるポイント・おすすめの移住先をしっかりと理解できます。
滋賀県に移住して良かった!と思えるように、まずは失敗ケースから学んでいきましょう。
1.【実録】滋賀移住で後悔…失敗体験談を紹介
まずは、滋賀に移住した方々のリアルな失敗談から確認していきましょう。
車の必要性や街の利便性、人間関係で気をつけるべきポイントなど、実際に茨城に移住した人たちの口コミからわかりやすく紹介していきます。
1-1.滋賀移住の失敗体験談【生活面】
まずは、生活面で困ったという失敗談を紹介していきます。
長距離の移動が大変
長距離の移動で思ったよりも時間がかかったという口コミです。
30代女性・22年
30代女性・10年
30代女性・10年
以上の口コミから、移住の際には長距離の移動には時間がかかるという点には注意が必要です。
滋賀には中央に琵琶湖があり、周りが山に囲まれていることでそもそものルートが少ないという特徴があります。
また、琵琶湖の反対側へ向かうような長距離の移動は迂回しならない上に、迂回ルートも限られているため思ったよりも時間を要します。
仮に琵琶湖の反対側にある近江から高島へ移動することを想定すると、直線では30キロほどですが、1時間30分もの時間がかかります。
車をもつだけでなく、地形的な特徴を理解していないと、長距離の移動に頭を悩ませることになるでしょう。
滋賀へ移住する際は、山を超えて移動することを見越した乗用車をもつことが得策です。
勾配がある山道を走って県外に行くことが多い滋賀では、軽自動車では力不足と感じられることも注意点のひとつです。
地域ごとの格差を感じる
地域間の格差を感じてしまうという口コミです。
20代男性・27年
大きい商業施設は南部地域に集中し、湖北では大きな商業施設が少ないことに不便さを感じます。特に野洲川より以北はその傾向が強いです。
40代女性・5年
滋賀県内にデパートは一軒のみなので、京都や大阪と比べると数自体少ないです。デパ地下のグルメが好きな自分としては、身近にデパートがあればいいなと感じてしまいます。
地域ごとに格差があり、特に北部での生活は商業施設が少なく不便を感じてしまいそうです。
しがぎんの調査では北部は人口が減少しているため、積極的に新しい施設が立たないことが推察されます。
口コミにもあるように、滋賀県北部はそもそも商業施設の数が限られているため、利便性を感じにくく、地域の格差を感じる要因になると考えられます。
このような理由から、北部に住むと買い物が不便になることも想定しておくことが重要です。
日常的な買い物に困らないためにも、滋賀県南部に住むことをおすすめします。
また、モールのようなより大規模な施設での買い物をしたい場合は、愛知・京都へのアクセスに優れた場所に住みましょう。
大津市であれば、新幹線で1時間30分で名古屋、電車で20分で京都へ向かうことも可能です。
1-2.滋賀移住の失敗体験談【人間関係面】
ここからは滋賀県へ移住したのちに、人間関係面で後悔したという失敗談を紹介していきます。
真面目さが排他的に感じられる
滋賀県民の真面目さが、移住直後は排他的に感じられたという口コミです。
30代女性・生まれてから20歳まで
滋賀には基本的に真面目な県民性があるとされていますが、慣れるまでは排他的に見えてしまうことがある点には注意が必要です。
金勘定がうまく、商売上手だったため、「あくどい守銭奴」と他県人からうとまれた
と表現されています。
小市民的視野の狭さを感じる(兵庫・男)
堂々とアンフェアな行為をする人が多い(山形・男)
滋賀県にはそんなDNAが現在も残り、心を開くまでに時間がかかると考えられ、移住直後は排他的に感じられてしまうようです。
滋賀県に移住する際には、まずは上記のような県民性があること理解しておきましょう。
県民性に影響を与えているそもそものDNAの気質を理解できていれば、決して排他的ではないことがわかります。
また、もともと真面目な県民性であるため、一度信頼されれば長く良好な関係を維持できるというメリットも手にできるでしょう。
1-3.滋賀移住の失敗体験談【環境面】
ここからは滋賀県の環境面に後悔したという口コミを紹介していきます。
思いのほか雪が多い
イメージしていたよりも雪が多かったという口コミです。
30代女性・10年
30代女性・1歳から26歳ぐらいまで
滋賀県に移住する際には、冬の雪対策が必要になることも頭に入れておきましょう。
滋賀県のなかでも特に近江西部と湖北エリアは、日本海から吹き込む季節風の影響により日本海側気候に属し、冬は豪雪地帯になります。
また、気象庁のデータによると、平均的な最深積雪が30センチほどになるエリアでもあります。
滋賀のなかでも近江西部と湖北エリアは雪国と考え、スタットレスタイヤへの履き替えや雪かきが必要になる考えておきましょう。
移住したのちに冬の雪対策を行ないたくないという方は、近江南部地方に限定した住まい探しをおすすめします。
1-4.滋賀移住の失敗体験談【子育て面】
最後に滋賀県の子育て面に後悔したという体験談を紹介していきます。
子育てに向いていないエリアがある
自然に恵まれている滋賀県ですが、エリアによっては子育てに向かなかったという口コミです。
30代女性・10年
子供が減少している地域も多々あるので、小学校の登校班で一人だったということも珍しくありません。
滋賀県へ移住する際には、子育てに向いていないエリアがあることも理解しておきましょう。
特に子供の数が減少しており、目新しい教育の必要性が重視されていないと推察されます。
読売新聞の調査では、人口に占める子供の割合が13.8%で全国ワースト3位であり、年々子どもの割合が減少しています。
自然が多いことは事実ですが、子どもにしっかりとした教育を受けさせたい方は、教育のあり方に疑問を感じてしまう可能性がある点には注意が必要です。
子どもにはしっかりと勉強してほしいという方は、高校が5つある草津市がおすすめです。
高校の数が多いため子どもに合わせたレベルであり、親が希望する教育を実践している学校を選択することができます。
2.おすすめ地域は彦根市
滋賀県に移住した際のリアルな体験談を確認できたところで、ここからは移住におすすめのエリアを紹介していきます。
今回は滋賀のなかではアクセスがよく、子育てに力を入れやすいエリアとして彦根市をおすすめしていきます。
2-1.おすすめ理由
彦根市であればこれまでに紹介してきたような、後悔してしまいがちなポイントを回避しやすくなります。
具体的には、このような良いポイントがあります。
- 電車で京都や名古屋にアクセスできる
- 高い水準の教育を受けさせることもできる
車での移動に時間がかかる、子育てに向いていないエリアがあるといった後悔しやすい点を頭に入れながら、彦根市を候補に滋賀に移住計画を進めていきましょう。
電車で京都や名古屋にアクセスできる
この投稿をInstagramで見る
滋賀移住の際に彦根をおすすめする1つめのポイントが、電車で京都や名古屋にアクセスできることです。
彦根市はちょうど京都と名古屋の中間地点であり、電車を使えば1時間で足を伸ばすことができます。
実際に移住した方のなかには「長距離の移動が大変」という声もありましたが、彦根市ならそんなストレスを軽減できます。
特にトレンド感のあるスポットに行きたい方、歴史的な建造物が好きというにはに、名古屋のミッドランドスクエア・ラシック、京都の金閣寺・伏見稲荷大社などにも気軽に行ける彦根市がおすすめです。
高い水準の教育を受けさせることもできる
高い水準の教育を受けさせることができる点も、滋賀へ移住する際に彦根市をおすすめする理由です。
彦根市には4つの高校があり、子どものレベルに合わせつつ、親が希望する教育を行っている高校を選ぶことができます。
彦根東高校は滋賀県内で5番目の偏差値68の高校であるため、通える高校の教育水準が低いという悩みを抱えることもないでしょう。
2-2.移住者の声
実際に彦根市に住んでいる方は、次のような感想をもっています。
歩いて5分足らずで、彦根駅にたどり着けます。 駅からは新快速電車が利用でき、大阪や京都まで乗り換えなしで行くことができます。30代・男性
近年、新興住宅地が建ち並んでいます。そのため子供達が多く居ることもあって地区全体に活気があり、地区全体で子育てに参加しているようなとても良い雰囲気があります。20代・男性
goo住宅・不動産より引用
彦根市に移住した方々は特に
- 首都圏まで乗り換えなしで行ける
- 地区全体で子育てをしている雰囲気がある
点に満足している方が多いようです。
彦根市に住んでいる方の口コミからも、長距離移動のアクセスの良さと子供の教育をしやすい環境が備わっていることがわかります。
2-3.彦根市ならではの楽しみ
この投稿をInstagramで見る
彦根市ならではの楽しみは、レジャースポットを楽しめることです。
滋賀県内で観光に訪れる方が多い、彦根城や庄堺公園などのスポットも彦根市内にあり、住む場所によっては徒歩で向かうことも可能です。
また、琵琶湖に面しているため、新鮮なアユやワカサギなどのグルメを楽しむこともできます。
このように歴史的な建造物と、滋賀ならではの自然を一緒に楽しめる点が彦根市の魅力です。
3.利用したい移住支援制度
最後に滋賀県に移住する際に利用したい移住支援制度を紹介します。
移住には大きなコストが必要になりますが、上手に活用することで経済的なゆとりを大きくすることができます。
3-1.彦根市の移住支援制度
まずは、彦根市内に移住する際に利用したい移住支援制度を紹介します。
彦根市の移住支援金
彦根市では次の条件を満たす方々に移住に必要な資金を用意する、移住支援金があります。
以下の条件を満たす人に適用されます。
- 移住をした日の前10年間の時点で、東京23区内に住所を有していた
- 東京圏内に住つつ東京23区内に所在する事業所において業務に従事するため通勤していた期間が5年以上ある
- 令和元年6月14日以降に彦根市へ移住した
- 移住支援金の申請時において、転入後3か月以上1年以内
- 移住先の市町に申請日から5年以上継続して居住する意思がある
- 移住支援金の対象求人として都道府県のマッチングサイトに掲載された求人に応募し、週20時間以上の無期雇用契約に基づいて就業した
- 申請時に連続して3か月以上在職している
- 申請日から5年以上継続して就業する意思がある
その他にも提出期限などの条件がありますが、移住してすぐに着手すれば2人以上の家族世帯100万円、単身者の場合60万円の移住支援金を獲得できます。
住宅取得費補助金
彦根市では住宅を取得する方を対象とした、住宅取得費補助金も用意しています。
- 新たに自己が居住する目的で取得し、補助金の交付申請の日において、取得の日から1年以内である住宅である
- 工事請負契約または売買契約の締結までに彦根市の移住相談窓口で事前相談を行っている
- 本市における居住が転勤、就学等に伴う一時的な居住ではない
- 補助対象住宅の所有者である
- 交付申請の日において、本人およびその配偶者が45歳以下である
彦根市に移住する際に住宅を購入する方であれば、最大50万円の支援を得ることができます。
3-2.滋賀県の移住支援制度
滋賀県への移住する際に利用できる支援制度も確認しておきましょう。
滋賀移住支援事業
滋賀県では次の条件を満たす方々に向けた、滋賀移住支事業を用意しています。
- 東京23区から滋賀へ移住した
- 移住支援金対象の中小企業等の求人に応募し、新規就業した。または社会的事業分野で起業した
- 移住支援金の申請時において、転入後3か月以上1年以内である
その他にも提出期限などの条件がありますが、移住してすぐに着手すれば2人以上の家族世帯100万円、単身者の場合60万円の移住支援金を獲得できます。
まとめ
滋賀県へ移住をイメージする際には、まずは実際に住んでいる方の口コミを確認することから始めていきましょう。
自然が多くゆったりとしたしが時間が流れるイメージとは違う部分を理解していないと、実際に住んでから後悔していまうリスクが高くなってしまいます。
具体的には、直線距離では近くても琵琶湖があることで車での移動に時間がかかる、雪が降り積もるエリアがあるといった点に実際に住んだ方々は後悔しています。
今回おすすめした彦根市のようなエリアであれば、後悔しやすいポイントを解消しつつ、助成金を使えばお得に移住することもできます。
滋賀県での生活が気になった方は、彦根市エリアで移住をイメージしてみることで、移住計画を具体化しつつ失敗のリスクを軽減できるでしょう。
移住希望者