みなさんも憧れていた佐賀県での生活が、ストレスを感じてしまうものだったら非常に残念だと思いませんか?
この記事では穏やかな生活が送れそうな、佐賀県の魅力やリアルな口コミを紹介していきます。
なんとなく興味をもっている方も、実際に移住を始めようとしている方も、リアルな佐賀県での生活がイメージできます。
1.佐賀県は移住に向いてる?東京と比べた調査結果を徹底解説!
今回、いくつかのデータを調査し、東京都と比較することで佐賀県の特徴にはどんなものがあるのかを見ていきます。
▼東京都と比較した佐賀県のデータ
佐賀県 |
東京都 |
|
平均収入 |
277,400円 |
408,600円 |
家賃相場 |
44,619円 |
71,453円 |
森林率 |
45% |
36% |
治安(犯罪数) |
4,331件 |
125,251件 |
佐賀県での生活を一言で表すと、ゆったりとした田舎ぐらしと言えます。
平均収入の水準が低く、贅沢できないイメージをもってしまいがちですが、家賃相場が低く固定費を抑えられる点が魅力です。
また、佐賀県の約半分が森林であり、犯罪数が少ないことからも緑が多くゆったりとした生活を送れることがわかります。
2.【リアルな現実】佐賀県に移住した人・住んでいる人の3つの体験談
ここからは実際に佐賀県へ移住した人、住んでいる人のリアルな口コミを紹介していきます。
良い評判も悪い評判も実際に生活をした人たちの口コミを参考にすることで、イメージをより鮮明なものにできるでしょう。
佐賀移住の良い口コミ
まずは、佐賀県への移住をした人たちの良い口コミから紹介します。
実際に佐賀県に移住した人は、
- 自然が近くにある
- 駅周辺に商業施設が集まっているため便利
- 子育てがしやすい環境がある
という3つの点に満足しているようです。
自然が近くにある
30代・女性
20代・女性
実際に佐賀県の人たちが満足している、1つめのポイントが自然が近くにあることです。
海や川、山が身近にあり、自然がきれいであるため、シーズンごとの遊びにも困ることがありません。
天山県立自然公園の中心に位置する天山や、嬉野市の轟の滝は全国的に有名なレジャースポットです。
駅周辺に商業施設が集まっているため便利
30代・女性
30代・女性
また、駅周辺の利便性に満足している方も多くいます。
佐賀駅の周辺にはショッピングモールもあり、近隣の駐車場も無料で使えるため、のんびりとした時間を感じながら買い物することもできます。
自然を感じつつ、生活に必要なアイテムをストレスなく買えるバランスの良さが、佐賀県の大きな魅力です。
子育てをしやすい環境がある
30代・女性
自然が豊かな県はほかにもありますが、犯罪件数がここまで少ない県はそう多くありません。
佐賀県のデータ | 全国順位 | |
犯罪認知件数 | 4,331件 | 38位 |
豊かな自然のなかで、安心して子どもの感受性を刺激できる点も佐賀県ならではと言えるでしょう。
佐賀移住の悪い口コミ
ここからは、佐賀県に移住した方々の悪い口コミを紹介していきます。
実際に佐賀県で生活している方々は、
- 車がないと活動範囲が狭くなる
- 娯楽施設が少ない
- 人付き合いが面倒に感じられる
という3つの点に不満を感じているようです。
車がないと活動範囲が狭くなる
30代・男性
20代・女性
商業施設が集まっている佐賀駅周辺であれば地下鉄やバスでの生活も可能ですが、佐賀市から離れてしまうと車のない生活が難しくなるようです。
また、スーパーやコンビニの少なさを不便に感じている方も少なくありません。
娯楽施設が少ない
20代・男性
地下鉄やバスなどの公共交通機関だけでなく、娯楽施設も佐賀市周辺に集約されているため、そのほかの市では「遊ぶ場所に困る」若者も多く見られます。
佐賀市以外に住む場合には娯楽施設で遊ぶほかに、自分なりの楽しみをもっている必要があります。
人付き合いが面倒に感じられる
20代・女性
佐賀県に限ったことではありませんが、田舎での生活には狭い社会で生活する感覚が必要です。
特に佐賀市以外のエリアではスーパーやコンビニの数も限られるため、常にご近所さんの目を意識した行動が求められるようです。
3.佐賀県に移住する3つの魅力!自然のなかで豊かな生活を送れる
他県との比較や実際に生活をしている人の口コミを加味すると、佐賀県にはどのような魅力があるのでしょうか?
ここからは、
- 自然と都市が近い
- 物価・家賃が安い
- 安心して子どもを育てられる
の3つの佐賀県の魅力を紹介していきます。
魅力1.自然と都市が近い
30代・男性
車であれば、商業施設や娯楽施設が立ち並ぶ佐賀駅から1時間ほどで、轟の滝や天山まで足を伸ばすことができます。
また、新幹線を使えば博多駅まで40分ほどで行けるため、佐賀駅周辺にないものもストレスなく手に入れられます。
魅力2.物価・家賃が安い
佐賀県の家賃相場は4万円台であり、東京の同じ間取りの物件より3万円ほど安く住めます。
地下鉄やバスがなく、車での生活をせざるを得ない状況になったとしても、固定費を抑えた生活を送れることが佐賀県の魅力です。
魅力3.安心して子どもを育てられる
自然が豊かなだけではなく、犯罪件数が非常に少ないことが佐賀県の特徴です。
さが子育てポータルサイトでは、自然のなかでの子どもの遊ばせ方を確認でき、移住者でもすぐに佐賀県の魅力を理解できます。
4.佐賀移住を決める前に知っておくべき全注意点
ここからは、佐賀県への移住を決める前に知っておくべき注意点を紹介していきます。
佐賀県への移住を決める際には、
- 車がないと不便
- 遊ぶ場所が限られる
- 人間関係に気をつかう
という3つの注意点があることを理解しておきましょう。
注意点1.車がないと不便
住むエリアによっては公共交通機関を使用しての生活が可能ですが、車がないと不便なこともあります。
特に自然が豊かな佐賀に住む以上は、車がないと自然の魅力を堪能することができません。
佐賀県への移住を計画する際には車を所有することを念頭に置き、予算に余裕を持っておくことをおすすめします。
注意点2.遊ぶ場所が限られる
20代・男性
といった悪い口コミも多く寄せられていますが、佐賀県はショッピングモールや娯楽施設が少なく、遊ぶ場所が限られています。
モラージュ佐賀やイオンモール佐賀大和、えきマチ1丁目佐賀といった施設があるものの、原宿などのようなトレンド感のあるスポットではありません。
もし、トレンド感も大切にしたいという方は、博多駅までのアクセスが便利なエリアで生活することをおすすめします。
注意点3.人間関係に気をつかう
田舎での生活ならではの注意点が、人間関係に気をつかうというものです。
東京などの主要都市であれば、人口が多いため誰が買い物をしていても気になることはほとんどありません。
しかし、2020年の転入者数が3,253人と極端に少ない佐賀県では、地域ごとのコミュニティではみんな顔見知りと考えておいたほうがよいでしょう。
地域のつながりが強い地域に移住すると溶け込むまでに時間がかかるため、深いつながりを望まない人は佐賀市をおすすめします。
5.【結論】佐賀移住に向いている人はこんな人!
佐賀県への移住に向いている人は、丁度いい田舎暮らしに満足できる方です。
佐賀県には海や川、山といった豊かな自然があり、佐賀駅周辺には便利な商業施設も集まっています。
また、車があれば1時間ほどで駅周辺から、レジャースポットへ足を伸ばすことも可能です。
「娯楽施設やトレンドのファッションがない代わりに自然や人間関係に満足できる」という方には、佐賀県への移住がおすすめです。
6.佐賀県へ移住するならココ!おすすめ地域ベスト3
ここからは、佐賀県に移住する際におすすめの地域を紹介していきます。
佐賀県に移住するのであれば、
- 佐賀市
- 武雄市
- 唐津市
の3つの地域がおすすめです、
1位.佐賀市
商業施設や娯楽施設が集まり、佐賀県のなかでもっとも都会的な生活を送れるのが佐賀市です。
ショッピングモールや公共交通機関もあり、佐賀駅を通る新幹線であれば40分ほどで博多駅まで足を伸ばすことも可能です。
また、2015年から移住支援に力を入れている点も佐賀市の特徴です。
移住をコーディネートする「さが移住サポートデスク」が、佐賀県庁や博多駅にあるため気軽に相談できる環境が整えられています。
2位.武雄市
佐賀市よりも自然が豊かな街が武雄市です。
武雄市は佐賀県の西部に位置し、開湯以来1300年の歴史をもつ武雄温泉が有名なエリアです。
また、物理的な距離はあるものの高速道路が通り、新幹線の開通も計画されているため、佐賀に住みながら福岡で働く方からの注目を集めています。
佐賀での自然を満喫し、福岡で都市的な生活をするという方には武雄市への移住がぴったりです。
3位.唐津市
佐賀県のなかで、佐賀市についで人口が多い都市が唐津市です。
唐津市は佐賀市の西に位置し、海に面した自然が豊かなエリアです。
また、佐賀市のような大きな商業施設はないものの、スーパーが多く買い物に困ることもありません。
福岡市のベッドタウンとしても機能しているため、車で博多に向かいたいという方には唐津市がおすすめです。
7.気になる佐賀県の移住支援制度は?
最後に佐賀県への移住に利用できる制度を紹介していきます。
特に東京23区内からの移住は、支援制度を利用することで予算を大きく削減できます。
移住支援制度
佐賀県で東京23区内からの移住者と東京23区外からの移住者に支援制度を設けています。
いずれも都道府県が運営する就職マッチングサイトを利用して、掲載された法人に就職したことが条件となる点には注意が必要です。
東京23区内からの移住
佐賀県では、
- 住民票を移す直前に連続して5年以上の間東京23区に在住
- 継続して5年以上住む意思がある
この条件を満たした方のみ移住支援を受けられます。
条件を満たしていれば、単身60万円、2人以上世帯100万円の支援を受けられます。
東京23区外からの移住
23区外からでも佐賀県が用意している移住支援制度を利用することができます。
現在住んでいるエリアが条件不利地域であれば、連続して5年以上東京23区への通勤をしていた方を対象に単身60万円、2人以上世帯100万円の支援を受けられます。
まとめ
佐賀県は豊かな自然がありつつ、都市的な生活もできるバランスが魅力です。
特に佐賀市周辺には、商業施設が集まり、欲しいものが手に入らないといったストレスのない生活を送れます。
また、車で1時間ほどで、天山や轟の滝まで足を伸ばせ、自然とゆっくり向き合うことも可能です。
ただし、口コミにもあるように、車がないと移動できないエリアがある点には注意が必要です。
佐賀県への移住は車を用意する、車がない場合には佐賀市周辺に住むといった対策を設けることで、住み始めてからの後悔を解消することができます。
移住希望者