奈良公園や東大寺のイメージから観光地が多いというイメージのある奈良県。
この記事を読まれている方はふと都会での生活に疑問を感じ、なんとなく奈良県での生活を想像されているのではないでしょうか?
しかし、
という失敗談が多いことも事実です。
移住前のイメージと移住後のリアルな実情に差があることが、あとあとの後悔を強めてしまう原因の一つです。
そこで今回いえらぼでは、移住者・在住者からの住みづらさを感じたという口コミを独自調査!
この記事を読めば、リアルな失敗談から移住の際の注意点・移住をうまくいかせるポイント・おすすめの移住先をしっかりと理解できます。
奈良県に移住して良かった!と思えるように、まずは失敗ケースから学んでいきましょう。
1.【実録】奈良移住で後悔…失敗体験談を紹介
まずは、奈良に移住した方々のリアルな失敗談から確認していきましょう。
車の必要性や街の利便性、人間関係で気をつけるべきポイントを、奈良に移住した人たちのリアルな口コミを取り上げながらわかりやすく紹介していきます。
1-1.奈良移住の失敗体験談【生活面】
まずは、移住後に後悔したと感じた生活面での失敗談を紹介していきます。
基本的に車が必要
買い物の移動に車が必要になる、という点に後悔を感じた方もいるようです。
20代女性・2年 雪は降りませんが、夏は暑く冬は寒いです。モールへ行くには車がないといけないため、買い物がしたいときは京都や大阪に出かける人が多いと思います。
40代男性・4年間 場所によっては自動車がないと不便なところがあり、至る所で交通渋滞が発生していました。 しかし昨年に奈良県を訪れたところ、パイパス等ができていて、幾分か渋滞は解消していました。ただ、まだまだ不十分なところはあるようです。
場所によっては車がないと生活できない点には注意が必要です。
奈良県の鉄道は近鉄線とJR線の2種類しかないため、東京や大阪などの首都圏から移住する方は慣れるまで辛いと感じられることがあります。
また、一般社団法人日本ショッピングセンター協会(JCSC)の「都道府県別・市区町村別SC一覧」によるとイオンなどのモールの数は32個と少ないことも、日常生活に車が必要と感じられる大きな要因です。
イオンモールを例にあげるとは図のように点在していおり、住むエリアによっては車で向かいにくくなるケースも出てくるわけです。
奈良に移住する際は車をもちつつ、京都や大阪などの首都圏に向かいやすいエリアでの住まい探しをおすすめします。
電車で50分ほどの時間を要しますが、奈良市や香芝市であれば大阪に足を伸ばすことも可能です。
1-2.奈良移住の失敗体験談【仕事面】
現在調査中です。
1-3.奈良移住の失敗体験談【環境面】
ここからは奈良県の環境面に後悔した、という口コミを紹介していきます。
寒暖の差が激しい
移住後に寒暖差の激しさにストレスを感じた方もいるようです。
50代男性・3年
近畿地方に位置し、暖かく住みやすい印象を抱きがちですが、奈良県北部の都市部の気候はかなり厳しいことも把握してましょう。
気象データ(都道府県データランキング)によれば、奈良の年間平均気温は16度であり、全国で27番目の低い県です。
ただし、人口が集中する県北部は盆地であるためまったく違った気候になります。
気象庁のデータによれば、2000年以降は38℃を超えるような猛暑日になった日が年に1度はあり、環境面に対する備えが必要であることがわかります。
移住の際にはエリアごとの気候的な特徴を理解し、山沿いに近い生駒市や香芝市で住まい探しを行うことで奈良の暑い夏にもしっかりと対応できるでしょう。
1-4.奈良移住の失敗体験談【人間関係面】
次に奈良県への移住後に後悔を感じた、人間関係面の失敗談を紹介していきます。
田舎ならではの人間関係に戸惑う
首都圏から移住したあとに、田舎ならではの人間関係に戸惑いを感じたという方もいるようです。
30代女性・10年
40代女性・16年
都会から田舎に移住する際には、土地土地で違った人間関係が形成されている点にも注意が必要です。
プレジデント社の47都道府県別・県民性大図鑑では奈良の県民性を、
もともとの奈良県民には、「すべてにおいてスローモーションでで、自己満足しやすいが、ペースを乱されるととたんに機嫌が悪くなるのが特徴
と紹介しています。
その背景には大仏を見る観光客が多く訪れることで生計を立て、なんの心配もなく生活してきた歴史が関係していると考えられています。
奈良に古くから生活している方にはこのようなDNAが流れているため、移住者後に人間性の違いに戸惑ってしまう可能性があることも想定しておきましょう。
そもそも田舎には昔から生活している人が多く、県民性が異なり、昔から奈良に住んでいる人には「マイペース」な人が多いことを理解しておくことをおすすめします。
2.奈良移住するならココ!おすすめの地域は香芝市
奈良県に移住した際のリアルな体験談を確認できたところで、ここからは移住におすすめのエリアを紹介していきます。
今回は奈良のなかでは大阪へのアクセスがよく、移住者も馴染みやすい香芝市のおすすめポイントを取り上げます。
2-1.おすすめ理由
奈良への移住の際に香芝市をおすすめする1番の理由は、大阪への利便性に優れているためです。
近鉄大阪線、南大阪線、和歌山線などの路線があり、8つもの駅を利用することができ、利便性に優れています。
また、香芝駅の徒歩圏に大規模なショッピングモールである「じゃんぼスクエア香芝」があるため、車の運転が苦手という方にもおすすめすることができます。
香芝市はビジネスマンが集まる大阪のベッドタウンとしての役割を果たしているため、奈良特有の県民性が目立たず、移住者もスムーズに馴染めるエリアです。
2-2.移住者の声
実際に香芝市に住んでいる方は、次のような感想をもっています。
五位堂駅までは、バスもありますが近くに市営の駐車場があるので、大阪に出かける時は車で五位堂駅まで行きました。 五位堂駅から大阪鶴橋までは、近鉄急行電車で約23分で行けるので、便利だと思います。 ただ、日常の買い物は家近くのエコールマミでほとんど済ませる事ができるので助かります。 近くには、美味しいケーキ屋もあり、便利です。50代・女性
ファミリー層が多いので、割と平和だと思います。 駅前はマンションがファミリー向けなのが多く、駅から離れたバスの通る地域は戸建て住宅の立ち並ぶ地域が広がっています。20代・女性
goo住宅・不動産より引用
特に、
- 大阪までのアクセスの良さ
- 徒歩圏に買い物ができる施設がある利便性
- ファミリーが多い安心感
に満足している方が多いようです。
2-3.香芝市ならではの楽しみ
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香芝市ならではの楽しみは、車を使ったレジャーも満喫できることです。
大阪へのアクセスが良いという利便性だけでなく、奈良県西部に位置しているため車で数々の山を楽しむことができます。
ユネスコ世界遺産に登録されている紀伊山地は、数千本の桜や由緒ある寺社仏閣、巡礼ルートといった奈良ならではの魅力を味わえる、全国的にも人気のあるスポットです。
首都圏でショッピングを楽しみながら、レジャーにも気軽に取り組める点が香芝市ならではの魅力です。
3.利用したい移住支援制度
最後に奈良県に移住する際に利用したい移住支援制度を紹介します。
大きなコストが必要になる移住ですが、移住支援制度を上手に活用することで経済的なゆとりを大きくすることができます。
奈良への移住する際に利用できる支援制度をしっかりと確認していきましょう。
移住支援金
奈良県では、次の条件を満たす方々に移住支援金を用意しています。
- 東京23区から奈良へ移住した
- 移住支援金対象の中小企業等の求人に応募し、新規就業した。または社会的事業分野で起業した
- 移住支援金の申請時において、転入後3か月以上1年以内である
その他にも提出期限などの条件がありますが、移住してすぐに着手すれば2人以上の家族世帯100万円、単身者の場合60万円の移住支援金を獲得できます。
まとめ
奈良県へ移住をイメージする際には、まずは実際に移住した方々の口コミを確認することから始めていきましょう。
田舎にならではのゆっくりとした時間が流れるイメージだけで移住してしまうと、実際に住んでから後悔していまう可能性が高くなります。
具体的には、車がないと生活ができないエリアがある、エリアごとの寒暖差が激しい、奈良特有の人間性に戸惑ういった点に実際に住んだ方々は後悔しています。
今回おすすめした香芝市のようなエリアであれば、口コミの多かった後悔しやすいポイントを解消しつつ、助成金を使えばお得に移住することもできます。
奈良県での生活が気になった方は、香芝市エリアで移住をイメージしてみることで、移住計画を具体化しつつ失敗のリスクを軽減できるでしょう。
移住希望者