宮城移住についてお調べですね。
宮城移住に興味を持っても、
「何から調べたらいいか分からない」
「移住者の体験談を知りたい」
「おすすめの地域って結局どこ?」
といった疑問、なかなかググっても解決しないですよね。
ただ、もう大丈夫です。 宮城移住に関して知りたい情報を、いえらぼ編集部が1記事に凝縮してまとめました。
この記事を読めば、色々なデータをもとにした宮城県の情報や、移住者の体験談が分かります。
おすすめの移住地域や利用したい移住支援制度まで紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事を読んで、移住成功のヒントをつかみ取りましょう。
1.移住前にまずは確認!宮城県についての情報まとめ
宮城移住を考えたとしても、何から調べたら良いかなんて分からないものですよね。
いえらぼでは、国や様々な機関が出している都道府県のデータをはじめとした移住の参考になりそうなデータを40項目以上調査しました。
そんな中から、基本情報・特徴的な情報をピックアップして紹介します。
移住先を知るきっかけとして、ぜひ参考にしてください。
1-1.宮城県の基本情報
まずは、宮城県の基本的な情報について紹介します。
▼宮城県の基本情報まとめ
項目 | 数値 | 全国順位 |
---|---|---|
人口 | 2,316,000人 | 14位 |
転入者数 |
10,827人 |
11位 |
平均収入 | 301,400円 | 19位 |
家賃相場 | 50,387円 | 17位 |
これらのデータの中でも特に移住者数に注目してみてください。
他の東北の都市は、移住者が3000人近くなので、ずば抜けて多いことが分かるのではないでしょうか。
中でも県庁所在地である仙台は、県全体の移住者数における45%を占めています。
大学や専門学校も多く、特に若年層の出入りが激しいのが、仙台市です。
長らく、移住者が仙台への一極集中傾向にありましたが、近年ベッドタウンとして、仙台の周辺の自治体は人口が増えています。
例えば、仙台の北部に位置している、黒川郡富谷町。
富谷町では、若年層の流入が増えており、現在急ピッチでファミリー層向けの開発が進んでいます。
仙台周辺のベッドタウンに移住するメリットは、仙台よりも地価が安く広い家に住めることです。
仙台では、大都市とあまり変わらない生活を過ごすことができます。
それで、生活水準を維持したまま、移住できるという点で、仙台を有する宮城県は移住に人気の地だといえます。
1-2.他都道府県と比較した宮城県の特徴
次に、宮城県の特徴的な情報をお伝えします。
他都道府県と比較した時に、上位・下位に位置していたものをまとめました。
宮城県の特徴を捉えるのに便利な情報がそろっているので、手軽に特徴を把握したい人はご覧ください。
▼他都道府県と比較した宮城県の特徴まとめ
項目 | 数値 | 全国順位 |
---|---|---|
地価動向の上昇・下落比率(住宅地)H20と比べた地価 |
1% |
4位 |
平均気温 | 14℃ | 43位 |
年間降水量 | 1,209㎜ | 44位 |
これらの特徴的なデータを見てみると、宮城県の特徴としては、
・地価が上昇している、今注目の土地である。
・平均気温が日本で5番目に低い。
・年間降水量は他県に比べるとすくない。
などが挙げられます。
今回、それぞれの特徴の背景をいくつかの根拠(データ)から考察してみました。
詳しく見ていきましょう。
特徴1.地価が上昇している
特徴の1つ目は、宮城県の地価の上昇です。
理由として、仙台市の地価が上昇していることが挙げられます。
平成30年の地価公示では仙台は住宅地4.6%、商業地8.7%の増加でした。
特に仙台の中でも、最も上昇率が高いのが青葉区です。
青葉区には、仙台城や東北大学のキャンパスがあり、古くから仙台市の中心として栄えてきました。
一時期、東日本大震災の影響を受けて大幅に下落した仙台の地価ですが、復興と再開発を経て、今では政令指定都市の中でも4番目の地価上昇率を記録しています。
仙台市以外の場所の地価上昇率が0.9%であることを考えると、仙台の地下の上昇が、宮城県全体の地価上昇につながっていると言えるでしょう。
参照:https://www.77bank.co.jp/pdf/chousa/ntp180505.pdf
特徴2.平均気温が低いが、降雪量が少なく、冬は過ごしやすい
特徴の2つ目は、平均気温の低さです。
東北というと、寒いイメージがありませんか?
実際、宮城県の平均気温は14℃と、全国ワースト5位の低さです。
しかし、宮城県の平均気温は、年々あがり続けています。
特に、太平洋側の気候で、冬もほとんど雪が降らない宮城県東部では、その傾向が顕著です。
仙台市の中心部では、平均気温が100年あたり2.3℃上昇し、全国平均の1.2℃を大きく上回っています。
2020年8月には、宮城県丸森町で37.1℃の最高気温を記録しました。
このように、年々宮城県の平均気温は高くなっています。
さらに、宮城県東部ではほとんど雪が降りません。
東北では、6県のうち4県の全域が、豪雪地帯に認定されています。
宮城は、35ある市町村のうち、宮城県西部の4市4町のみ豪雪地帯です。
山地が多い西部は、奥羽山脈をこえる季節風の影響を受け、降雪が多い地域です。
しかし、近年、宮城県の蔵王町や七ヶ宿町で、例をみない雪不足になり、スキー場の閉鎖や雪祭りの中止を余儀なくされました。
記憶に新しい方も多いのではないでしょうか。
それで、宮城県の気候の特徴として、年々寒さが弱まりつつあり、東北の中でも雪が少なく、冬は心配し過ぎなくていいということがいえます。
2.宮城県に住んでいる人のリアルな体験談
ここからは、いえらぼで独自に調査した、宮城県に移住した人の生の声を紹介します。
2-1.30代女性主婦Aさんの移住体験談
▼Aさんのステータス
・30代
・女性
・主婦
・名古屋から宮城県黒川郡大和町へ移住
移住のきっかけ
その後、子どもが産まれた事と、夫の部署が代わり転勤の可能性がほぼゼロになったので、家を購入し移住する事に決めました。
利用した移住支援制度
いえらぼ編集マン
移住して良かった点
いえらぼ編集マン
日中は30度超える事はありますが、日が暮れると20度台に下がってくれるので、暑くて寝られない日が続いた名古屋とは大違いでした。
また、にしにと食べ物の文化が違うのがとても面白いです。
移住して後悔した点
いえらぼ編集マン
これから移住する人に向けてのアドバイス
いえらぼ編集マン
特に、冬に雪が降らない地域から来た方や、降水量が少ない地域から来る方は、日照時間の短さが体調を崩すレベルで違います。
Aさんが思う移住に向いている人・向いていない人
いえらぼ編集マン
少し車を出せば、だだっ広い公園や山、場所によっては海を楽しむ事ができます。
お店も少ないため、買い物が趣味でない方は特に気にならないかと思います。
向いていない人はイベント参加がしたい方、ウィンドウショッピングが好きな方です。
イベント事はほぼ宮城県は省かれます。 開催されたとしても日程が少なかったり規模が小さかったりします。
また、全国展開するようなお店は仙台駅周りくらいしかないため、買い物が趣味な方は本当に向いてない土地です。
Aさんが考えるおすすめ移住先
いえらぼ編集マン
実際に住んだ経験から、都会にも出やすいが、電車の沿線であっても静かな土地が多いため選びました。
2位は愛知県、 3位は神奈川県です。
2位は、大阪、東京どちらにも出やすく、名古屋であればそこそこ便利に過ごせるためです。
3位は、東京に行きやすく、一方でベッドタウンとしての機能も備えてて住みやすそうだからです。
いえらぼ編集マン
Aさんの移住体験談まとめ
・夏は過ごしやすいが、冬は日照時間の短さで体調を崩してしまった。
・イベントやショッピングを楽しめる場所が少ない。
・田舎でゆっくり過ごしたい人にオススメ。
いえらぼ編集マン
先ほど考えたように、東北の中でも宮城は比較的、冬を過ごしやすい場所です。
ところが、Aさんが体調を崩した理由は、日照時間の短さでした。
年間を通して、宮城県の日照時間は全国平均より100時間ほど少なくなっています。
日照時間が少ないと、なんとなく気分が落ち込んだり、だるさを感じる人もいるようです。
宮城県の冬の注意は、寒さや雪だけではなく、日照時間も考慮にいれましょう。
Aさんが言うように、永住のつもりでも、数年賃貸で住んでみて、宮城県の気候が本当に体にあうかどうか、試してみた方がよさそうですね!
2-2.30代男性生花装飾業Bさんの移住体験談
▼Bさんのステータス
・30代
・男性
・生花装飾業
移住のきっかけ
いえらぼ編集マン
Bさん
そして小学2年生の時に両親の結婚を理由に宮城県に引っ越すことになりました。
小さい頃の出来事だったので詳しい大人の事情は分かりませんでしたが、子供ながらに住み慣れた街を離れることに抵抗を感じでいたのははっきりと覚えています。
利用した移住支援制度
いえらぼ編集マン
Bさん
移住して良かった点
いえらぼ編集マン
Bさん
スーパーやコンビニ、広い公園が近くにあったので特に不便を感じたことはありませんでした。
新しい一軒家もかなり綺麗だっだのでかなり快適でした。
移住して後悔した点
いえらぼ編集マン
Bさん
あとは引っ越した先が比較的傾斜の多い土地だっだので、通学の時など登り坂に苦しみました。
これから移住する人に向けてのアドバイス
いえらぼ編集マン
Bさん
ですが慣れとはすごい物で、しばらく経つと新しい環境にもすぐに慣れていきました。
そして、大人となった今では引っ越ししたことは、結果的に良かったと思っています。
引越しする時に、もし仮にお子さんのいるご家庭なのでしたら、ちゃんと子供たちに納得させることは大事なことだと思いますので、ちゃんと話し合いをして決めるのがいいかと思います。
Bさんが思う移住に向いている人・向いていない人
いえらぼ編集マン
Bさん
逆に、向いていない人は流行に敏感な方です。
やはり田舎は流行に弱いです。
Bさんが考えるおすすめ移住先
いえらぼ編集マン
Bさん
美味しい食べ物がいっぱいあるからです。
2位は仙台市です。
3位は大阪です 。
2位は大きい不便がなく、ちょうどいい発展具合で、3位はただの憧れです。
いえらぼ編集マン
Bさんの移住体験談まとめ
・仙台では不便を感じたことがない。
・傾斜が多く、通学の上り坂が大変だった。
・流行に敏感な人には不向き。
いえらぼ編集マン
2020年8月時点、登録されているショッピングモールは、宮城県全域で67施設です。
例えば、Bさんが以前住んでいた愛知県のショッピングモールは、238施設。
愛知県のショッピングモール数の4分の1しかありません。
イベントやショッピングを楽しんで、流行を追いかけたいという方には確かに不向きですね。
しかし、それで移住をあきらめるには、まだ早い!
名取市には、約14万2,000平方メートルと東北最大の立地を誇る「イオンモール名取」があります。
240店もの店舗が入り、他県から買い物に来る客もいるようです。
宮城へ移住したら、ぜひ一度足を運んでみてくださいね。
2-3.50代女性会社員Cさんの移住体験談
▼Cさんのステータス
・50代
・女性
・会社員
・北海道から宮城県塩釜市へ移住
移住のきっかけ
いえらぼ編集マン
子供が中2でしたので中3の部活が終わるタイミングで移住することになりました。
移住して良かった点
いえらぼ編集マン
夏は猛烈に暑くなることもなく 冬は雪が積もらないので 年齢的にも楽です。
陸繋がりなので交通のアクセスが沢山あって北へ南へ遠出も出来るところが非常に気に入っています。
歴史的建造物も多くまるで歴史の教科書を見ているような時もあります。
移住して後悔した点
いえらぼ編集マン
閉鎖的な部分とグイグイとプライベートに入ってくる境界が独特な感覚です。
土着が強いと聞いてはいましたが 何年経ってもよそ者扱いには辟易します。
今はご挨拶はしますが当たり障りなく距離感を持ってお付き合いするようにしています。。
これから移住する人に向けてのアドバイス
いえらぼ編集マン
意識的に意地悪をしているわけではないようなので無意識にバリアを張る習性なのかもしれません。
タノシミヲ見つけることをお勧めします
Cさんが思う移住に向いている人・向いていない人
いえらぼ編集マン
悪気はないのですが不躾な言い方が普通なので、意思表示をはっきり出来る方がいいでしょう。
自分の都合の良い解釈をする方が多いからです。
向いていない人は、人見知りな方や消極的な方です。
大人しいと判断されると何かにつけてパシリ扱いになるようです。
根掘り葉掘り情報を聞き出そうと入り込んできます。。
Cさんが考えるおすすめ移住先
いえらぼ編集マン
移住する方が多いので珍しくないのではないかと思います。
2位は東京都江東区です。
人が多すぎるので目立たないのがいいですね。
3位は神奈川県鎌倉市です。
街並みがコンパクトで緑豊かな都会だから選びました。
いえらぼ編集マン
Cさんの移住体験談まとめ
・交通のアクセスが良かった。
・何年たってもよそ者扱いで人間関係が難しい。
・歴史的建造物が多く、情緒ある街。
いえらぼ編集マン
宮城県の県民性として、プレジデントではこんなふうに述べられています。
「宮城県人には人当たりのいい、のんびり屋が多いとされている。大藩である伊達62万石に庇護されてきたことが影響し、プライドが高く東北随一の都会派を気取る向きもある。のんびりしていても意外と頑固なので機嫌を損ねると大変に。でも消極的で闘争心は弱いから、扱い方に苦労も。」
引用:https://president.jp/articles/-/12259
宮城には、基本的に人当たりがいい人が多いですが、意外と頑固で、プライドが高いという調査結果が出ています。
宮城という土地に、プライドをもって地元を愛している人が多いことが分かりますね。
Cさんも述べていましたが、移住者は、ネイティブにはなれません。
宮城に魅力を感じて移住しても、よそもの扱いされてしまうのは寂しいですよね。
そんな時、人間関係以外の宮城県の魅力を見つけるのも大切です。
宮城は、自然が豊かで、歴史的な建造物もたくさん残っています。
移住したら、宮城でしか味わえない楽しみを探してみてくださいね。
参考:悪い口コミは?【宮城移住失敗談】
もっとリアルな移住失敗談を知りたいという人は、口コミを多く集めた記事を読んでみましょう。
生活面・環境面など、様々な面から見た移住失敗談をまとめています。
▼合わせて読みたい
移住前後のギャップをなくし、移住に備えてしっかりと準備しておきたいですね。
3.宮城県に移住するのに向いている人と向いていない人
▼移住するのに向いている人・いない人
向いている人は、マイペースで生活できる人。
向いていない人は、流行や最先端のものを追いかけたい人。
なぜそう言えるのか? 詳しく見ていきましょう。
3-1.宮城移住に向いている人
向いているのは、マイペースで生活できる人です。
宮城県の特徴として、よそ者への排他的な意識をもつ場所もあるようです。
それで、周囲に流されず、割り切ってお付き合いすることが、移住の秘訣だと言っていましたね。
だから、人の言うことをあまり気にせず、自分らしく堂々と前を向ける人は向いているといえます。
ただ、宮城県でも、もろ手を挙げて移住者を歓迎する場所もあります。
ですから、移住を決める前に、ぜひ一度はその土地に滞在してみて、上手に暮らしていけそうか、試してみるのも大切です。
真剣に移住を考えている人は、本格的に準備を進めてみてはいかがでしょうか?
3-2.宮城移住に向いていない人
向いていないのは流行や最先端を追いかけたい人です。
先ほど考えたように、宮城県の特徴として、イベントやショッピングモールが少ないことがあります。
仙台から離れた場所は、特にこの点でストレスを感じる移住者もいるようです。
当たり前のようにできていたショッピングになかなか行けないと、やがて宮城での生活が嫌になってしまうかもしれません。
ネットショップや通販を上手に用いて、乗り越えられたらいいですね。
また、宮城ではショッピング以外の、宮城ならではの楽しみを見つけられるかもしれません。
後述しますが、宮城はおいしいグルメがたくさんある街です。
せっかく移住したなら、宮城でしか味わえないモノを探して過ごすのも、たのしそうですね!
4.宮城県に移住におすすめの地域ベスト3
▼移住におすすめの地域ベスト3
1位…仙台市
2位…名取市
3位…多賀城市
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1位.仙台市
仙台市は、宮城県の移住者のうち、半数が選ぶ人気の地域です。
・宮城県の政令指定都市で、有数の人口の多さを誇る。
・晴天の日が多く、過ごしやすい。
・大学や専門学校が多い。
おすすめ理由
仙台市が選ばれる理由としては、政令指定都市として栄えていることがあげられます。
宮城県内でも、企業や大学、専門学校が集まるのが仙台市です。
それで、地下鉄東西線など、公共交通機関の整備も進んでいます。
都市部から移動してきても、不便さを感じることが少ないでしょう。
それゆえ、仙台市は移住におすすめの地域と言えます。
仙台市ならではの楽しみ
仙台市ならではの楽しみとしては、グルメがあります。
仙台でグルメといえば、牛タンを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
戦後の混乱期を乗り越え、仙台では牛タンが食文化として根付いてきました。
観光客向けのリッチなお店から、地元の人に愛される名店まで、仙台にはたくさんの牛タンのお店があります。
仙台にいったらぜひ味わい尽くしたいですね。
移住者の声
”生活に必要な物が全て近くで買い物が出来る。また、治安も良く住みやすい。決して不便を感じたことは無い。周辺は静か。小学校もあり、家族住まいの方もよく見かけていました (30代 女性・在住歴3年)”
住宅街なので基本的に静か。近場にスーパーや飲み屋もあり、生活に不自由はなかったです。仙台駅にも近く、なにかと勝手がいい土地でした。(20代・男性・在住歴4年)
引用:https://sumaity.com/town/miyagi/sendai/izumi_ku/
仙台市に移住した人の声では、町が静かだという点があります。
その理由の一つは、人口密度が低いからです。
東京都の人口密度は6168人に対し、仙台市は1316人です。
便利で、不自由のない生活が送れる環境にありながら、静かに、そしてゆったりと暮らせるのが仙台の魅力です。
2位.名取市
名取市は、住みやすさランキングで3位を獲得している人気の地域です。
・仙台空港を有し、交通インフラ整備が進んでいる。
・仙台に隣接しており、ベッドタウンとして発展。
・子育て支援が充実している。
おすすめ理由
選ばれる理由としては、交通インフラが整備されている点があります。
1980年代から、大規模な宅地開発が進んできた名取市。
特に、県外へのアクセスは宮城県でもナンバーワンだといえるでしょう。
東北本線、高速道路といった陸のルートと、仙台空港の空のルートが完備されています。
仙台空港に発着している空の便は、国内線が11路線、国際線がアジアを中心とした6路線です。
仙台市にもほど近いため、新幹線での移動も容易でしょう。
このように、県外へのアクセスがしやすいため、名取市は移住におすすめの地域と言えます。
名取市ならではの楽しみ
太平洋に面した名取市の楽しみの一つは、海産物です。
中でも、日本一と称されるのが、名取でしかとれない「閖上赤貝」。
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築地では「本玉」と呼ばれ、高級食材に数えられています。
銀座の有名な寿司店でも愛される、名取市の赤貝。
移住したら、ぜひ「ゆりあげ港朝市」に足を運んでみましょう。
ゆりあげ港朝市では、赤貝など、とれたての魚介類から野菜や果物まで、名取市の名産品を新鮮な状態で味わうことができます。
名取市ならではの楽しみになりそうですね。
移住者の声
仙台市中心部に近く、買い物へ足を運ぶのも気軽に出来る。通勤にも便利。
ご近所さんも気さくな方ばかりで、アットホームなご家庭が多いように感じます。 (20代・女性・在住歴11年)”
駅周辺には学校、病院、ショッピング施設が揃っているので、特に困ることもなく過せます。また冬は雪が少ないのも○ (30代・男性・在住歴30年)
引用:https://sumaity.com/town/miyagi/natori/review/
名取市は、やはり仙台のベッドタウンとして住む人も多いようです。
駅周辺なら、特に困ることがなく生活できるようですね。
また、移住者にとって、冬の雪の少なさはありがたい点です。
3位.多賀城市
多賀城市は4000人ほどの移住者で、移住に人気の地域です。
・宮城県のほぼ真ん中に位置している。
・「減災都市宣言」を行い、防災拠点を整備した市街地を整備。
・史跡が多く、各所で歴史を感じられる。
おすすめ理由
選ばれる理由としては、多賀城市が定めた「減災都市宣言」があります。
宮城県は、東日本大震災で大きな被害を受けたことは、記憶に新しいですね。
多賀城市でも、市域の3分の1が浸水し、死者が出ました。
それで、多賀城市ではガイドラインを定めて、災害による被害を最小限のものとする「減災」を積極的に推進しています。
そして、避難広報施設や公共施設の耐震化を進めています。
災害への心配がある人でも、安心して住める取り組みを行政が行っているので、おすすめだといえます。
多賀城市ならではの楽しみ
多賀城市ならではの楽しみとしては、特産品の古代米を挙げたいと思います。
みなさんは、古代米を食べたことがありますか?
多賀城市では、奈良時代から米を作付けしていたという歴史があるんです。
それで、多賀城市は特産品として、古代米の栽培と商品化を進めています。
例えば、ロールケーキや生どらやき、ゆべしやショコラなど、いろいろなアイデアが生まれています。
多賀城市へ移住したら、自分なりの古代米の楽しみ方を見つけてみてくださいね。
移住者の声
”多賀城自体は何も無いが、 仙石線通っており都心の仙台まで電車で20分でたどり着くことができる。 また仙台港付近まで足を伸ばせばアウトレットなどもあり、様々な場所へのアクセスが整っている為、とても利便性がある(20代・男性・在住歴1ヶ月)
” 近所づきあいがさかんで、子供同士で一緒に遊んだりすることがでたし、親は親同士でバーベキューをしたりしての付き合いが楽しかった。 30代 男性・6年
引用:https://sumaity.com/town/miyagi/tagajo/
多賀城市に移住した人の声では、利便性や、ご近所づきあいのしやすさがあります。
仙台市まで10キロと近いので、仙台のベットタウンのような住宅が多く、ご近所づきあいも盛んなようです。
遊びに行きたいときも、仙台へいったりアウトレットへ行ったり、多賀城の自然を楽しんだりと、「適度な田舎暮らし」が楽しめます。
アクセスがよく、仙台にも近い場所に住みたい人は、多賀城市がおすすめです。
5.利用したい移住支援制度
各地方自治体は、移住者に向けての支援制度を整えている所が多いです。
支援金がもらえたり、体験移住プログラムがあったりと内容は様々ですが、
移住を考えている人にとっては利用しなきゃ損なものが多くあります。
申請しないと受けられない支援が多いので、とりあえず知っておくことが大切です。
ここから、各おすすめ移住先で利用できる、移住支援制度を紹介します。
5-1.仙台市の移住支援制度
仙台市の移住支援制度には、以下のようなものがあります。
▼仙台市の移住支援制度まとめ
・新事業創出支援融資
・UIJターン就職支援
・就農支援
この中でも今回は、新事業創出支援融資とUIJターン就職支援について簡単に詳しく紹介します。
新事業創出支援融資
対象者: 新たに創業する方や創業後5年を経過していない人
仙台市の新事業創出支援融資という移住支援制度です。
上記記載の通り、2000万円を上限とした開業資金の貸付を受けることができます。
これから仙台で新たに起業しようと思っている人は要チェックです。
UIJターン就職支援
対象者:UIJターンで移住して就職したいと思っている人
仙台市のUIJターン就職支援という移住支援制度です。
UIJターン就職支援のウェブサイトの1つが、SENDAI INCです。
仙台をフィールドにしたIT関係のコミュニティサイトで、仙台で働く経験談やイベントがのっています。
これから移住を考えている人は要チェックです。
5-2.名取市の移住支援制度
名取市の移住支援制度には、以下のようなものがあります。
特に子育て世代への支援が充実しているのが特徴です。
▼名取市の移住支援制度まとめ
・子ども医療費助成制度
・給食費の無償化
・空き店舗活用支援事業補助金制度
この中でも今回は、子ども医療費助成制度と給食費の無償化について簡単に詳しく紹介します。
子ども医療費助成制度
対象者:中学生以下の子ども
名取市の子ども医療費助成制度という移住支援制度です。
上記記載の通り、中学3年生までの入院・通院が助成対象です。
小学生以上は通院初診料算定時の500円の一部負担金だけで、健康保険が適用になる医療費の支援を受けることができます。
特に、子育て世代の人は要チェックです。
給食費の無償化
対象者:中学3年生
移住者のみ対象の制度ではありませんが、名取市の給食費の無償化という制度です。
上記記載の通り、中学3年生は1人当たり毎食325円の給食費全額を免除されます。
高校受験にお金がかかる時期なので、ありがたいですね。
これから移住を考えている人は要チェックです。
5-3.多賀城市の移住支援制度
多賀城市の移住支援制度には、以下のようなものがあります。
▼多賀城市の移住支援制度まとめ
・商業機能集積補助金
・木造住宅の耐震に関する助成事業
・移住支援金
この中でも今回は、商業機能集積補助金と木造住宅の耐震に関する助成事業について簡単に詳しく紹介します。
制度名
対象者:多賀城市へ新規出店を考えている人
多賀城市の商業機能集積補助金という移住支援制度です。
上記記載の通り、JR仙石線多賀城周辺の中心市街地に新規出店した人は補助金を受けることができます。
上限は100万円という大きな補助が受けられます。
これから多賀城市での起業を考えている人は要チェックです。
木造住宅の耐震に関する助成事業
対象者:多賀城市の住宅をリフォームする人
多賀城市の木造住宅の耐震に関する助成事業という移住支援制度です。
耐震改修工事のみ実施する場合は、工事費の4/5(限度額100万円)が、リフォーム工事を実施する場合は限度額110万円の補助金が受けられます。
特に、多賀城市で古い住宅をリフォームして住もうと思っている人は要チェックです。
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6.新しい移住の形!地域おこし協力隊という選択肢
地方での暮らしに憧れや興味があっても、いきなり移住となるとイメージが湧かず、すぐには踏み出せませんよね。
- 地方の生活ってどんな感じ?
- 地域のつながりって本当に密なの?
- 移住先に仕事があるか心配!
といった不明点・疑問点がいくつも出てくると思います。
いきなり住処を移して生活をがらりと変える移住はハードルが高いと感じる方は、まずは現地へ足を運び、生活をプチ体験してみるのが一番。
そんな「移住希望者」と地域をつないでくれる懸け橋となる制度が地域おこし協力隊です!
6-1.地域おこし協力隊とは?
地域おこし協力隊は、地方に移住して給料をもらいながら地域の活動に取り組める制度です。
平成30年度には1,061自治体で5,000人以上の人が活動し、任期終了後も地域に定住している人も多くいます。
対象となる都市部から地方への移住を検討している人のニーズに応えつつ、地域の維持・強化を進めることを目的としたWIN-WINな制度といえるでしょう。
6-2.地域おこし協力隊になるための条件
地域おこし協力隊になるには、国が定めた条件・地域が定める条件をクリアする必要があります。
簡単に言うと、現在都会に住んでおり、地方に引っ越し、住民票を移動できる人が対象です。
▼国が定める条件
- 三大都市圏または政令指定都市に住民票を置いている人
- 三大都市圏以外の地域または三大都市圏内の条件不利地域に住民票を移動すること
▼地域が定める条件
- 各地域によってさまざまなので個別に調べる必要あり
上記の条件を満たしていれば、地域おこし協力隊になることができ、1年以上3年以下の期限付きで地方自治体の委嘱を受けます。
農業・漁業への従事、地域の魅力PR、お祭りやイベントの運営など、様々な地域協力活動に従事しながら、国から給料をもらって地域の生活を余すことなく堪能できます。
現在都市部に住んでいて、地方移住を考えている人にはもってこいの制度と言えるでしょう。
6-3.地域おこし協力隊の情報を知りたい人はこちら
KomFortaに登録すると、地域おこし協力隊の募集情報や、移住に関するお役立ち情報にアクセスできます。
登録後、無料のメルマガで「AP地方創生プロジェクト」に参加できる案内が届きます。
なかなか自分で探すとなると面倒な地域おこし協力に関する情報を届けてくれるので、とりあえず登録して情報をチェックしてみるのもよさそうですね。
実際に移住した人に話を聞ける「移住コンシェルジュ」に相談できるなど、移住サポートも充実しています。
Eさん
決断をするのも自分自身ですし少しづつ頭を整理できて「ありがたい」と思いました。
引用:https://komforta.ai/senior-interview-004/
地方への移住を考えている人はもちろん、地方への移住に憧れが少しでもある人も、ぜひ登録してみてください。
\3分ほどで会員登録できます/
まとめ
宮城県の移住について、体験談や様々なデータをもとに紹介してきました。
思ったより寒くないという点や各自治体の移住支援制度が印象的でしたね。
特に、仙台市以外の市町村に関する情報はあまり多くないので、知らない情報も多かったのではないでしょうか?
紹介した移住支援制度は一例ですが、本格的に移住を考えている人はぜひ利用しましょう。
ただ、2020年8月時点での情報なので、最新情報は各種HPから確認してください。
より深く移住について知りたいという人は、下記の記事も参考にしてみてください。
いえらぼ編集マン