高知移住は後悔が多い?リアルな失敗談から成功のポイントを紹介

ファビコン

移住希望者

勇気を出して決めたけど、高知県への移住は失敗だった。

移住後に後悔してしまった…という人は実は少なくありません。

みなさんも憧れていた高知での生活が想像していたものと違い、ストレスに感じてしまったら非常に残念だと思いませんか?

この記事では高知県への移住に失敗したと感じている方々のリアルな口コミを紹介しつつ、移住を成功させるためのポイントをわかりやすく解説していきます。

事前に失敗談をチェックして、高知移住を成功させましょう!

1.【実録】高知移住で後悔…失敗体験談を紹介

まずは高知への移住に後悔してしまった方々の体験談を紹介していきます。

高知県への移住での後悔を生活面、仕事面、環境面、人間関係面、自然災害面の5つのポイントでまとめました。

1-1.高知移住の失敗体験談【生活面】

はじめに、高知県に移住したのちに失敗したと感じた生活面の口コミから紹介していきます。

賃金が安いのに物価が高い、本州への移住が大変である、独特の交通ルールがあるという点に多くの方がストレスを感じています。

賃金が安いのに物価が高い

ファビコン

20代・男性

賃金少ない割に何を買うにしても値段が高いです。通販で物を買うにしても東京付近の人と比べ送料が高くつきます。

また、流行の流れが遅いところです。例えば、セブンイレブンはつい7年ほど前に高知に初めてオープンしたぐらいです。流行好きの方からしたら住みにくいかもしれないですね。

高知県での生活の、賃金の安さと物価の高さに不満を抱いているという口コミです。

都市部の物価と比較した際に、通販を利用した場合の送料などの手数料が高くなる傾向にあり、生活費が高くついてしまいます。

また、東京の平均賃金と比較すると、高知県は294,200円が相場となり、東京の408,600円よりも10万円ほど低い水準にあります。

田舎でゆっくりとした時間をすごせそうな高知ですが、物価が高く金銭的に苦労することも珍しくありません。

本州への移動が大変

ファビコン

20代・男性

交通の便は悪かったです。車がないと遊ぶのはなかなか難しいです。都会のように電車を利用する人はあまりおらず、本数も少ないです。

田舎だと駅まで行くのにも一苦労です。またバスも料金が高く、気軽に利用できません。

本州への移動が大変であることも、高知県に移住した方が失敗したと感じているポイントです。

都市部と比較するとバスの本数が少なく、必然的に乗り継ぎが多くなり、移動すること自体にストレスを感じてしまいます。

大阪が高知から1番近い都市ですが、飛行機で45分の時間を要するため、自宅からバスを乗り継ぐことを考えると数時間をかける大変な作業となってしまうのです。

交通ルールがわかりにくい

ファビコン

20代・女性

あとは県外から初めて、高知に車で来る人は、車線変更する時に、分かりにくい所があります。

特に高知駅前の電車通りは、車線上にタクシーが止まっていたりする事が多いので走りにくいと思います。

車を利用する際に困惑してしまったという口コミです。

県民の多くが車を利用し、長く生活する方が多い高知県では車線が消えており、慣れていなければ車線変更が難しい場所もあるようです。

移住してすぐに車での移動を始めなければならない方は、周りの車への配慮をより意識する必要があります。

1-2.高知移住の失敗体験談【仕事面】

ファビコン

50代・男性

高知県は、求人数が少なく仕事を見つけることが困難なエリアです。

また、本州から離れた四国地方にあるため、本州からのアクセスは瀬戸内海を渡らなければなりません。公共交通機関もあまり少なく、電車やバスの本数も少ないため、自家用車を利用する必要があります。

ファビコン

40代・女性

デメリットとしては、やっぱり本州が遠いのでいざ移動する場合に不便と感じました。

高知県は仕事の面においても、決して恵まれているとは言えません。

本州から離れていることもあり、そもそもの求人数が少なく、東京のようなフィスでの仕事はほとんどありません。

また、外回りが必要な仕事においても、交通の便が整っていないため車が必要になります

東京の仕事環境と大きなギャップがある点には注意が必要です。

1-3.高知移住の失敗体験談【娯楽面】

ファビコン

20代・男性

やはり四国の端っこで人があまり出入りしない土地のせいか、トレンドが全国標準と比べると遅れているところがあります。

トレンド以外にも人間として向上心や志を感じる人が少ないところが悪いところです。(そういう人は本州に早めに出ているらしいです)

ファビコン

40代・男性

海が近くて山も近いので自然あふれた土地柄なんですが、何もないという感じで楽しみは少なかったです。

自然の多い高知県ですが、閉鎖的で新しいスポットがないことに退屈したといった口コミがあります。

高知には若者が早めに本州に出てしまい、年配の方向けのサービスが主流となるためです。

トレンドに敏感であり、追い求めたいという方には不向きな環境と言えるでしょう。

1-4.高知移住の失敗体験談【人間関係面】

ファビコン

20代・女性

ひろめ市場などの居酒屋が多く、中には酒癖の悪い人もいます。

夜だけならいいですが、昼間から飲む人もいるので、昼間お出かけする時も、多少の注意が必要です。

ファビコン

30代・男性

献杯文化があり、酒飲みが多い場所だったのが個人的に無理だった。

場所によりますが、酒屋の多い地域だと昼間からお酒を飲み歩く人の姿も見られるという口コミです。

田舎ならではののんびりした生活をする人も一定数いるようですね。

女性の一人の外出や、子供がいる方は注意が必要です。

特に自然が豊かでお酒もあまり飲まない人が多いというイメージを持っていると、ギャップに戸惑ってしまうかもしれません。

1-5.高知移住の失敗体験談【自然災害面】

ファビコン

30代・男性

自南海トラフで被害待った無しの場所で、街中にここは海抜何メートルと書いてあり、いざという時に怖い。

若者はほとんど県外に出て行くので山間部など限界集落の場所が多い。

ファビコン

40代・男性

滅多にないのですが地震が来て津波が来たら、間違いなく津波に流される心配がありました。

海に面した国道を挟んですぐ山がある感じなので、逃げるのが大変だという緊張感はいつでもありました。

南海トラフでの地震を常に警戒しなければならない環境への口コミです。

自然が豊かな高知県ですが、海に面している県だからこその地震による津波への恐怖に備えなければならず、ストレスに感じている方もいます。

南海トラフが震源となり、大きな津波が発生した場合の備えを常に考えておくことも高知県に移住する際の重要なポイントです。

2.失敗から学ぶ!高知移住の注意点

ここまでは高知高知移住の失敗談を5ジャンルに分けてきましたが、ここからは高知移住で失敗しないための注意点5つ紹介していきます。

高知県に移住する際には、

  • 車を利用する際のルールを理解しなければならない
  • 都心のようなオフィスワークが少ない
  • 生活費が思いのほかかかる
  • トレンドが届きにくい
  • 自然災害に注意しなければならない

といった注意点があることを理解しておきましょう。

注意点1.車を利用する際のルールを理解しなければならない

高知県での生活には車を維持するだけでなく、高知ならではのルールを理解しなければならないという注意点があります。

口コミにも残されているように、車線変更する時に分かりにくい、車線上にタクシーが止まっていたりするという点に驚いてしまうことがあるでしょう。

現在の生活でも車を利用しているという方でも、慣れるまでは周囲をよく見る意識をもつ必要があります。

注意点2.都心のようなオフィスワークが少ない

特に若い方や高知に移住してから仕事を探そうと考えている方が注意しなければならない点が、都心のようなオフィスワークが少ないことです。

四国の南側に位置する高知県は都市部に集約されることの多い、会社の経理や総務といった事務的な機能を果たす支社がほとんどありません。

そのため、駅近のオフィスにストレスなく通うといった働き方ができない点には注意が必要です。

注意点3.生活費が思いのほかかかる

のどかな生活を送れそうな高知県ですが、生活費が思いのほかかかる点には注意が必要です。

東京での生活と比較すると、車の維持費と通販を利用した際の配送料が余分にかかってしまいます。

そのため、意外と費用がかさみ、田舎ならではの物価の安さを実感しづらいです。

また、平均収入の平均が294,200円とされており、東京よりも10万円ほど低い水準になっているため、しっかり稼ぎたいという方にはストレスに感じられるでしょう。

注意点4.トレンドが届きにくい

本州から距離があるうえに若者が少ないため、トレンドが届きにくい点にも注意が必要です。

現在は人口の約3割が65歳以上であり、新しいトレンドに関心がない方がほとんどです。

また、

総務省統計局の「住民基本台帳人口移動報告 2020年(令和2年)4月結果」によると転入者が1,772人に対して転出者が3,274人と圧倒的に多いため、最新情報が入りにくく、変化に乏しいです。

特にこの傾向は、教育や医療などの分野で問題視されています。

トレンドが届きにくい分、自分自身でリモートワークを取り入れた仕事で移動費を抑えたり、副収入で補填するといった主体的な対策が必要です。

注意点5.自然災害を警戒しなければならない

自然災害を警戒しなければならないことも、高知県ならではの注意点です。

海に面している高知県では、常に地震による津波を警戒しなければなりません。

地震が多く災害に対する備えをする意識は日本共通ですが、高知県は特に津波に対する対策意識を強くもつ必要があります。

より詳しく知りたい人は、

内閣府の「都道府県別地震被害想定概要集」などを確認してください。

3.高知移住を成功へ導くポイントとは?

高知県に移住する際の注意点を理解できたところで、高知県への移住を成功に導くためのポイントを確認していきましょう。

高知県への移住には、

  • 移住の予算を多めに見積もる
  • 自然を楽しむライフスタイルをつくる
  • 災害対策を理解する

という3つのポイントを押さえることで満足感を実感できます。

ポイント1.移住の予算を多めに見積もる

高知県への移住を成功させる1つめのポイントが、移住の予算を多めに見積もることです。

ファビコン

30代・男性

端的にいうと田舎ですので、洒落たブランドショップや飲食店は限られています。ネット通販か他府県に出向く必要があります。また、田舎とはいえ、高知県は山間部が日本一で平地が少ないため、土地の値段や家賃が高く、新しいマンションも殆ど建築されないため、新築に住み辛いのが難点です。

という口コミからもわかる通り、高知県には口コミからもわかる通り、自然の多さゆえ、居住区が狭くなり物価や家賃が高くなる特徴があります。

また、ストレスのない生活を送るためには車が必要になるため、自然が豊かなエリアのなかではお金がかかるほうであると考えておきましょう。

特に移住してから仕事を探そうと考えている方は、引越し費用と車の購入費以外に半年ほどの生活費をもっておくことをおすすめします。

ポイント2.自然を楽しむライフスタイルをつくる

 
 
 
 
 
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高知への移住を成功させる2つめのポイントが、自然を楽しむライフスタイルをつくることです。

平成29年の林野庁のデータ」によると、森林率が84%と非常に高く、東京の2倍くらいの自然を味わえる環境にあります。

また、海に面していることもあり、自然を楽しむライフスタイルをつくることができれば退屈することはありません。

県内を悠々と流れる四万十川では火振り漁や投網(とあみ)などの伝統漁法が現在でも行われ、歴史に触れながら自然を満喫することも可能です。

四万十川はアカメやうなぎといった新鮮な魚が穫れることでも有名なスポットであるため、週末には釣りに出かけるといったライフスタイルをつくることで充実感を高められます。

ポイント3.移住支援制度をうまく活用する

高知県への移住を成功させる3つめのポイントが、県や自治体が設けている移住支援制度をうまく活用することです。

高知県では次の2つの条件を満たす移住者に、2人以上の世帯で移住した場合は100万円単身で移住した場合は60万円の移住支援金を用意しています。

  • 東京23区に在住又は東京圏に在住し、東京23区に通勤されていた方
  • 高知県のマッチングサイト高知求人ネットに移住支援金の対象として掲載する求人に新規就業した

移住する際に転職をともなう方は高知求人ネットを利用することで、経費を大きく節約することができます。

詳しく知りたい人は高知県の移住支援制度のHPをご覧ください。

4.まとめ

高知県には豊かな自然があり、高知県ならではのゆっくりとした時間を楽しめる場所です。

ただし、東京での生活と比較した際に、

  • 仕事のしやすさ
  • 公共交通機関の利便性
  • トレンドが伝わるスピード感

といった点に大きな違いがあることも事実です。

特に

  • 車の維持費や通販の配送料で思ったよりお金がかかる
  • トレンドが届きにくい
  • 自然災害への備えが必要

の3つ点は、移住後に後悔してしまいやすいポイントです。

高知県への移住は、十分な移住に必要な予算をもち、自然に触れ合うライフスタイルをつくり、自然災害への対策を理解することで非常に満足感の高いものになります。