地方都市広島での都会過ぎない便利な生活を期待したにも関わらず、移住後にイメージとのギャップが大きくて後悔するなんて嫌ですよね?
移住には、実際に住んでからでなければ気づけないデメリットが伴います。
そんなリアルな情報を知らずに移住してしまうと、「こんなはずじゃなかった」という後悔することにつながってしまいます。
この記事では広島へ移住した人・住んでいる人のリアルな失敗談を取り上げながら、具体的な移住後の生活をイメージできるような情報をお伝えします。
広島に移住してから後悔することがないように事前準備をするため、まずは失敗ケースから学んでいきましょう。
1.【実録】広島移住で後悔…失敗体験談を紹介
まずは広島に移住した方々のリアルな生活面・環境面・人間関係面・子育て面といった4つの側面の失敗談を紹介していきます。
今もっている広島へのイメージと実際の生活にギャップがあることを理解することが、移住を成功させるための第一歩です。
1-1.広島移住の失敗体験談【生活面】
まずは広島に移住したのちに感じた、生活面における失敗談を紹介していきます。
交通網が発達していない
交通網が発達しておらず不便だったと感じてしまう方もいるようです。
20代女性・19年
40代女性・42年
中国地方のなかでは栄えているイメージのある広島県ですが、交通網が発達していないと感じられるエリアである点には注意が必要です。
広島県では、JR・広島電鉄・同市安佐南区から広域公園前駅をつなぐアストラムライン・バスが主な交通手段として利用されています。
広島市内であれば、すべての鉄道を使えますが、広島市以外のエリアではJR線とバスしか利用できないこともあり、不便に感じられることも珍しくありません。
中国山地に近づくほど、標高が高くなるため、利用できる公共交通機関が絞られてしまうことも事前に知っておきたいポイントです。
仮にあまり外出することを考えていない方でも、広島に移住する際には車が必要です。
買い物に利用するだけという方は軽自動車、アウトドアを楽しむ方はコンパクトカーを選ぶといったように、自分のライフスタイルに合わせた車の選び方をしましょう。
若者向けの商業施設が少ない
若者向けの商業施設が少なく、いまいちショッピングを楽しめないと感じた方もいるようです。
30代女性・3年 あとはブランドショップの数が少なく選択肢が狭いのでショッピングを楽しむにはイマイチです。
地方都市であるため、どうしても東京や大阪といった主要都市よりもブランドショップの店舗数が限られてしまうことも理解しておきましょう。
トリップアドバイザーに掲載されているように、若者がトレンド感を楽しめるような商業施設は、広島駅内のekieやジアウトレット広島、フジグラン広島などに限定されてしまいます。
このような理由から東京の竹下通りや大阪の御堂筋のような、若者向けのブランドが集められたエリアが少なく、トレンド感のある買い物をしたい方は事前の対処が必要です。
移住したあとも流行に敏感でありたいという方は、たくさんのショップ集まる大阪へのアクセスへ、新幹線で向かえるエリアに絞った住まい探しがおすすめです。
1-2.広島移住の失敗体験談【環境面】
ここからは広島に移住した後に実感した環境面の後悔を紹介していきます。
空気の汚さと洪水に注意が必要
空気の汚さと洪水には注意が必要になり、ハザードマップを参考にした住まい探しをする必要があるようです。
10代男性・1年
40代男性・30年
広島県には中国山地によって形成された階段状地形という特徴があり、高度1,000メートルの山から段々に高度を下げ、平地に至るという形状をしています。
山地が面積の多くを占めているため、暮らしやすい平野部が瀬戸内海寄りになり、そのエリアに住宅地と工場地帯が集められていることも珍しくありません。。
平野部の住宅地と瀬戸内海寄りの工場地帯を分けられていないエリアに住むと、空気の汚さに後悔してしまうことが多いため、工場地帯から離れた場所に住むという対策が必要になります。
また、山から流れてくる川の河口近辺に住む場合には、洪水などの水害への注意も必要です。
広島に移住する際は工場からの距離と、ハザードマップをもとにした安全なエリアをしっかりと選ぶことをおすすめします。
1-3.広島移住の失敗体験談【人間関係面】
ここからは広島に移住した後に後悔した人間関係面の後悔を紹介していきます。
マナーや方言に慣れる必要がある
独特のマナーや方言に驚かされることもあるため、移住前に広島の県民性の理解も進めておきましょう。
40代女性・30年
20代男性・2016年4月から現在
特に方言のない関東エリアから広島に移住する際は、独特のマナーや方言に注意が必要です。
プレジデント社による「47都道府県別・県民性大図鑑」によると、
広島には温暖な気候の中で広がる陽気な広島県気質という県民性がある
と表現されています。
また、
もともとの温暖で海の幸にも山の幸にも恵まれている上に、広島では浄土真宗が特に盛んであり、「南無阿弥陀仏」とお経さえ唱えれば極楽へ行けるという教えが広まった
ということが、独特の陽気さに起因していると解説されています。
・優柔不断で決断力がないので、仕事で組みたくない(京都・男)
・いつも怒っているように思う(岩手・女)
さらに、「じゃけえ」に代表されるなまりも、聞きなれるまでは怖く聞こえてしまうようです。
広島に移住する際には、第一に陽気でお気楽な人が多いことを理解しておきましょう。
移住直後は、広島ならではの県民性と独特のなまりに驚かされることも想定されますが、事前にどんな人が多いかを理解しているだけでストレスを軽減することができます。
1-4.広島移住の失敗体験談【子育て面】
ここからは広島に移住した後に後悔した人の子育て面の後悔を紹介していきます。
教育水準が低い
広島の教育水準に満足していない方もおり、しっかりとした教育を受けさせたい方は事前の対策が必要です。
30代女性・生まれてから31歳まで。
40代女性・1980〜2003年
口コミからもわかるように高校入試をくじ引きで行うなど、エリアによってはかなり独特の取り組みが行われていたようです。
みんなの高校情報広島版を見てみると、広島の高校の最高偏差値は広島市立基町高等学校が偏差値69であり、ほかの県と比較しても決して低い水準ではありません。
ただし、偏差値トップ10のうち7校が広島市内に集約されているため、そのほかのエリアの高校の教育水準との格差を大きくしてしまっているようです。
現在は口コミの状況とは変化しつつありますが、確実に高い教育を受けさせるためには広島の文化と切り離した取り組みを行える私立に進学させことも1つの手段です。
2.おすすめ地域は新白島エリア
広島へ移住した方々のリアルな体験談を確認したところで、移住におすすめの地域を紹介していきます。
おすすめの理由だけでなく、実際に住んでいる人たちの口コミも確認していきましょう。
2-1.おすすめ理由
広島に移住する際に新白島エリアをおすすめする、1番の理由は広島市内の移動に便利だからです。
新白島エリアは広島の中心からやや北側にあり、JR山陽本線とアストラムラインの2つを利用することができる場所です。
JR線を使えば新幹線が乗り入れる広島駅に行け、アストラムラインを使えば観光名所として有名な厳島神社のある宮島に足を伸ばせるといった利便性があります。
また、ショッピングモールも徒歩圏にあるため、買い物に困ることもありません。
アウトドアが趣味という方でない限り、車を所有しなくても移動に困らないことが新白島駅周辺のおすすめポイントです。
2-2.移住者の声
実際に新白島駅周辺に住んでいる方は、豊かな町並みに満足しているようです。
市街地中心部へのアクセスも良く、河川や山などの自然も感じられます。特に、春は河川周辺の桜が満開となり、一年の楽しみの一つです。40代男性
駅周辺は安田女子高や白島小学校といった教育機関、病院などもあり、いかがわしいお店が存在しないので夜は比較的静かで酔っ払いの姿も無く治安も良いです。30代女性
引用:goo住宅・不動産
「公共交通機関が発達していない」という口コミのある広島県ですが、新白島駅であれば公共交通機関を不便に感じることはなさそうです。
2-3.新白島ならではの楽しみ
この投稿をInstagramで見る
新白島の楽しみは、利便性がありながら自然を満喫できることです。
広島城や広島県立美術館が新白島駅からは徒歩圏にあるため、春には満開の桜の下を散歩することができます。
また、観光地として全国的に有名な厳島神社も車で1時間ほどです。
厳島神社へはアストラムラインを使っても1時間30分ほどであるため、新白島駅周辺であれば気分に合わせて移動手段を選ぶこともできます。
このように公共交通機関や病院などの設備が充実している上に、地方都市の魅力である自然を楽しめることが新白島駅ならではの魅力です。
3.利用したい移住支援制度
最後に広島に移住する際に利用したい移住支援制度を紹介します。
片道交通費支援制度
広島県では移住前に広島を訪れる機会を増やすために、次の条件を満たす方々の片道旅費を支援する、片道交通費支援制度を展開しています。
- 20歳以上で,原則として東京圏(埼玉県,千葉県,東京都,神奈川県)に住んでいる
- 近い将来,広島県内に住所地を移すことを検討している
- 移住予定地域の地方公共団体を訪問する
まとめ
広島への移住に失敗しないためには、移住前にしっかりと体験談を読むことで移住後の生活を具体的にイメージしておきましょう。
公共交通機関が発達していない、独特のマナーや方言に驚かせる、教育の水準が高くないといった点で移住後に後悔したという方が多くいます。
ただし、車を用意する、事前に県民性を理解しておく、広島市内に住むといったポイントを理解していれば、広島市への移住に失敗するリスクを軽減できます。
広島県には首都圏にはない文化とゆっくりとした時間があります。
事前に注意すべきポイントをまとめておくことで、地域の特性をしっかりと満喫できるはずです。
移住希望者