後悔したとは言わせない!失敗談から学ぶ愛媛県への移住のコツ

温暖で穏やかな美食の街、愛媛県。

ファビコン

でも、愛媛は不便だって聞くけどほんとうはどうなの?
ファビコン

子どもが一緒に移住しても溶け込めるか心配…。

いざ移住するとなると、こんな不安がつきものですよね。

今回は、愛媛移住の失敗談を通して、愛媛県の移住を後悔しないためにできることをご紹介します!

ぜひこの記事を読んで、愛媛への移住を成功させましょう。

1.【実録】愛媛移住で後悔…失敗体験談を紹介

愛媛は若者が移住したい街ランキング第1位に輝いた、今注目の移住地です。

でも、愛媛への移住を後悔したという人も中にはいるんです。

失敗体験談から学んで、よりよい移住生活を送りましょう!

1-1.愛媛移住の失敗体験談【生活面】

まず、生活面での失敗体験談を見ていきましょう!

  •   県内の交通機関が不便
  •   ごみ分別が細かすぎる
  •   ペットを飼いづらい

こんな点が上がりました!

詳しく解説していきます。

県内の交通機関が不便

まず上がったのが、愛媛県内の交通機関の不便さです。

ファビコン

20代・女性・移住歴15年

しかし、中予以外は車がないと普段の買い物なども不便に感じる点が多く、実際1人1台車を持っている家も多くあります。都会から来る方には不便で物足りなく感じることもあるかもしれません。
ファビコン

20代・女性・移住歴20年

市内は公共交通機関が充実しているが、郊外にでると不便です。電車やバスの本数がすくないです。車があれば解消はされます。
ファビコン

20代・女性・移住歴4年

中心部から離れていくにつれて過疎化していて、交通機関はあっても便が少なめである点です。愛媛県内でも住む場所によっては住みやすさの差があり、住みやすいところに密集するため、過疎地域との差が開いていっている点です。

愛媛では、松山市を中心とした「中予地方」から離れるほど、不便さを増すという口コミです。

過疎地域では特に、バスや電車の本数が少なくなり、県内をスムーズに移動するのは難しいでしょう。

そこで、愛媛は車移動が一般的なようです。

移住前には、運転に慣れておくことが必要です。

ゴミ分別が細かすぎる!

愛媛県の中でも松山市へ移住した人は、ごみ分別の細かさを失敗談として上げています。

ファビコン

松山市は、環境モデル都市としてゴミ減量やリサイクルに力を入れています。そのため、ゴミの分別は細かく細分化していて厳しいです。また事業用のゴミにも分別を求められます。
一軒家なら、ゴミを不正に出していないか、ゴミが問題なく収集されているか見回るゴミ当番の役が順番がまわってきます。ちょっとやり過ぎ…。
ファビコン

袋の指定がある地域はごみに関してきびしい場合が多いのですが、その中でもとくに松山市は特にごみの分別にきびしいです。どの程度きびしいかというとティッシュ箱のビニール部分は不燃ごみで箱本体は紙ごみと分けるほどです。実際、知り合いは学校でもらったプリントを燃えるごみに入れたら回収されずに残っていたらしいです。。。僕が住んできた地域ではここまでごみに関してきびしいことがなかったので驚いてしまいました。

「やりすぎ」「厳しすぎ」という声が上がったのが、ゴミ分別の細かさです。

特に、「環境モデル都市」として、ごみの減量を目指している松山市

他県ではそこまで細かく要求しないごみの分別に慣れていない移住者にとっては、
「燃えるゴミにプリントを入れただけで回収されない」
「ごみをチェックするゴミ当番が回ってくる」
というのは、驚くことでしょう。

ごみは毎日の生活でどうしても出てしまうものですから、この点は慣れていくしかありませんね。

ペットを飼いづらい

愛媛県へペットを連れて移住しようと考えている方は、家選びにも注意しましょう。

ファビコン

愛犬家目線でみると、公園でお散歩できないのはイタイ。
松山市内には大小たくさんの公園がありますが、
その中で、犬連れを許可されているのは、道後公園だけ。
そのかわり、無料のドッグランはいくつかあります。

まず、ワンちゃんを飼育されている方は、犬を散歩できる公園が少ないというデメリットがあります。

その代わりに、県内に無料のドックランがあります。

犬と遊べるドックランを紹介する「犬プレ」や、松山市近郊のドックランをまとめた「OSANPO DOG」などで調べられるので、その近くに住むことも検討しましょう。

そして、猫好きの方は、住居探しにも気をつける必要があります。

ファビコン

県外のペット可物件と言ったら、大きさで制限がある場合がありますが、基本的に犬・猫どちらも飼育可だと思います。松山市のペット可物件は、犬のみ可と言う意味で、猫は飼えない物件が多いです。具体的に、松山市内のペット可マンション100件あれば、その内の15件ぐらいが猫も飼育可。ペット可一軒家50件あれば、その内の1件ぐらいが猫も飼育可。これぐらいの割合だと思います。県外から猫と一緒に移住・引越しした場合は、実際に住める物件が無いと困っている方が多いです。

「ペット可」とあっても、犬のみ飼育可という物件が多いようです。

例えば、ペットホームウェブによると、「すべてのペット可物件」は1200件ありますが、「猫OK」は120件しかありません。

もし、愛媛でネコを飼う予定の方は、移住後にトラブルにならないように、大家さんによく確認してください。

1-2.愛媛移住の失敗体験談【仕事面】

次に、仕事面での失敗体験談を見ていきましょう!

  •   本州へのアクセスが悪い
  •   他の県よりも給料が安い
  •   職種・業種の幅が狭い

こんな点が上がりました!

詳しく解説していきます。

本州へのアクセスが悪い

本州へのアクセスが悪い、というのも四国での仕事ならではの注意点です。

ファビコン

30代・女性・移住歴20年

四国というところがネックです。というのも、本州に行くにはどうしても橋を渡らなければならないので費用が高くつきます。また、公共交通機関が十分行き届いてない部分もあり、基本は車が必要となります。
ファビコン

50代・男性・移住歴5年

交通機関の問題で、本州に行く場合は、新幹線が走っていないので、空路または鉄路、高速バス等の手段での移動になります。 迅速な移動が必要な方にとっては悪い点になるかもしれません。

愛媛県から本州へのアクセスは悪く、時間も費用もかかってしまいます。

例えば、愛媛の中心都市、松山市から自家用車で移動する場合、広島までは約3時間、大阪までは約4時間かかります。

東京までは、飛行機では1時間半で行けますが、費用を抑えようとすると、夜行バスで約12時間かかります。

県外へ出ることがたびたびあるなら、愛媛県で仕事をする場合にはネックになるかもしれません。

給料が低い

そして、やはり都市部に比べて下がるのが賃金です。

ファビコン

30代・女性

給料が都会に比べると低くなってしまうので、そういうものだと地方経済を理解した上で妥協し決断すること。実家で生活費を押さえながら、祖母の畑で野菜作りをして、なるべく採れる野菜を利用した食事作りをしていることと、家族と車のシェア。できるときは自転車での移動で交通費の節約。

愛媛県は地方都市であるゆえ、給料は東京や大阪などの大都市と比べると低くなってしまいます。

  平均月収 最低賃金
愛媛県 279,000円 790円
福岡県 308,200円 841円
広島県 319,800円 871円
大阪府 334,300円 964円
東京都 408,600円 1,013円

(厚生労働省「労働統計要覧」より作成)

この表から、大都市と比較して愛媛県の平均月収や最低賃金が下がることが分かるのではないでしょうか。

暮らしの中では、生活費を抑える工夫が必要になるでしょう。

職種・業種の幅が狭い

職種や業種の幅が狭く、理想とする仕事になかなか巡り合えないのも、愛媛移住の失敗談です。

ファビコン

特に東京のような顧客となる会社も人も多い環境の中で、特定の組織の中でやっていた役割・仕事が、地方でそのままあるかというとそんなことはありません。私の場合、最初は松山の企業に就職しようと思い、いくつか企業と面接もしましたが、なかなかしっくりくるところはありませんでした。

業種の幅が狭くなってしまうということも、愛媛で仕事を探す上で気を付けなければならないポイントです。

今まで働いていたような業務内容や、ポジションで同じように働くというのは、リモートワークができる仕事でない限りは難しいでしょう。

移住に何を求めるか、再度考える必要があります。

仕事をとるなら移住はしない、移住をとるなら仕事の理想を落とすといった判断軸を明確にすることが大切です。

1-4.愛媛移住の失敗体験談【環境面】

次は、環境面での意外な失敗を紹介します。

  •  虫やカラスが多い
  •  高温多湿の気候

こんな口コミがありました。

詳しく見ていきましょう。

虫やカラスが多い

都会から移住すると、愛媛の虫やカラスの多さにびっくりするかもしれません。

ファビコン

松山市に限ったことではありませんが、松山城を中心にカラスの寝床となっており、夕方になると一斉にカラスが戻ってきます。特別な対策も行っていません。
ファビコン

虫が苦手な人はきついかも。

カラスや虫が多いというのは嫌な人にとっては耐えられないかもしれませんね。

例えば、松山城の城山公園には、カラスが好む木々がたくさん生えていて、このところ、市街地での目撃情報も増えています。

行政の対策として、鷹匠によってカラスを追い払うなどの取り組みがなされていますが、効果は今一つ。

ごみ分別をきちんとして、地域のルールを守り、カラスのえさを減らすことが大切になるでしょう。

さらに、温暖な地域には、都市部では見なかったような大きいサイズの虫がいます。

どうしても苦手だという人は、虫やカラスの情報を移住前に地元の人に尋ねてみてください。

高温多湿の弊害

愛媛の気候は、湿気が多くカビやダニが発生しやすいという注意点があります。

ファビコン

温暖な気候がいいところな反面、湿気が多いので、注意です。私は、マットや毛布など、コインランドリーで定期的に洗濯乾燥してました。うちは犬を飼っているので、マダニには神経質になるくらい注意してます。

愛媛県は、地理的な条件ゆえに夏や冬の季節風の影響を受けにくいため、一年を通して安定した温暖な気候に恵まれています。

そんな、温暖な気候ばかりに目が向きがちですが、実は多湿な気候でもあるんです。

湿気が多いと、カビやダニの原因になります。

移住後は、洗濯や掃除をこまめに行うなどの対策が必要になるでしょう。

1-5.愛媛移住の失敗体験談【人間関係面】

次は、移住生活のカギを握る人間関係面です。

地域の人との良い関係を築けるかどうかによって、移住生活のストレスの度合いや、充実感が左右されるので、ぜひ知っておきたいですね。

愛媛移住の失敗体験談としては

  • 方言が乱暴にきこえる
  • 愛媛県の県民性

こんな点があがりました。

詳しく見ていきましょう!

方言が乱暴にきこえる

愛媛県の方言は乱暴にきこえ、怒られているように感じてしまったという体験談です。

ファビコン

松山の方は方言を使っているのに、標準語をしゃべっていると思いっている人もいます。移住や引越し当初は、今言った言葉の意味は!?と思うことがあると思います。言葉のイントネーションもありますが、漁師町での方言は普通の会話で言葉が乱暴に感じたり怒っているように聞こえます。

漁師町の傾向ですが、方言や言い方がきつく聞こえることがあります。

伊予弁は、語尾が柔らかくかわいい、という声もありましたが、人によっては「いかつい」と思う場合があるようです。

気になる方は、YouTubeなどでも伊予弁が聞けますので、移住の前に一度確かめてみてはいかがでしょうか。

愛媛県の県民性

そして、移住前に知っておきたいのが愛媛県の県民性です。

SNS上にはこういう声があがっていました。

真偽のほどはわかりませんが、かの文豪夏目漱石も、「坊ちゃん」の中で、愛媛に赴任した際には、布団の中へバッタを入れられるという悪質な嫌がらせを受けたことを伝えています。

後述しますが、愛媛は移住する地域によって、県民性が全然違います。

その点も踏まえて、移住先をよく選びましょう。

1-6.愛媛移住の失敗体験談【子育て面】

最後に、家族で移住する際に気になる子育ての失敗談です。

  •   娯楽が少ない
  •   空気や水が汚い
  •   交通マナーが悪すぎる

こんな点があがりました。

詳しく見ていきましょう!

娯楽が少ない

家族で遊べる楽しい娯楽施設が少ないのも、愛媛移住のデメリットです。

ファビコン

20代・女性・移住歴20年

遊園地が県内にないので、主要な遊び場と言える場所がないです。田舎なので新しいものは入って来にくいです。
ファビコン

20代・男性・移住歴10年

音楽フェスなどの大規模イベントが少なく、四国で大規模イベントに参加したい場合、隣の香川県に向かうことが多い。市内フリーwifiが貧弱。データ通信の方が速い。
ファビコン

四国で一番都会とか言ってますが、水族館もありません。

水族館や遊園地など、子ども連れで楽しめるスポットが少ないという口コミです。

行楽地へのお出かけを楽しみにしていた子どもにとっては、愛媛への移住生活はつまらなく感じるかもしれません。

代わりに豊かな自然が溢れているので、アウトドアの楽しみ方を覚えるのが、家族で移住を楽しむコツだと言えます。

空気や水が汚い

意外なことに、愛媛の中でも地域によっては空気や水が汚く、子どもの体調が心配だという声もあがりました。

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30代・男性・移住歴22年

住んでいたところが紙の町で製紙会社がたくさんあり地域によっては臭いが臭かったり空気が汚れていてそれが原因で喘息になると言われてた事があるので少し不安に思う時もありました。
ファビコン

松山市で下水道処理人口普及率は61.3%です。私、ずーと昔からゴミ分別に力を入れる前に、海に洗剤や生活排水など汚い水流すのなんとかしろ!って、思っています。古い浄化槽も多く匂いがこもり臭い場所もあります。

環境のいいところで子育てしたいと思い、愛媛への移住を検討する方も多いのではないでしょうか。

しかし、住む場所によっては、下水処理がちゃんとできていなかったり、製紙会社から出る空気の臭いが気になるところもあるようです。

この点に関しては、移住者もなかなか言ってくれない点ですから、事前に調べておくのが大切です。

例えば、下水処理に関しては、県のホームページ下水道の普及率を調べることができます。

その中の下水道の整備状況によると、下水道普及率は、中予地域では約60%、東予地域で約62%、そして南予地域では約27%という調査結果がでています。

ちなみに、最も下水道普及率が高いのが八幡浜市で約75%、最も低いのが大洲市の約17%でした。

また、愛媛県大気汚染常時監視情報では、工場が多く立ち並ぶ東予地域を中心としたPM2.5や光化学スモッグの情報が随時、更新されています。

愛媛県も、大気環境の測定結果を公表しているので、気になる方はぜひ一度目を通してみてください。

移住先で「こんなはずじゃなかった」ということにならないように、ぜひ事前に調べておきましょう。

交通マナーが悪すぎて危ない!

愛媛へ移住した人が指摘するのが、地元住民の交通マナーの悪さです。

ファビコン

30代・女性・1983年移住

温暖な気候でおっとりした人が多い愛媛ですが、「伊予の早曲がり」という有名なフレーズがあるほど交通マナーが悪いです。一旦停止せずに右折する、横断歩道で止まらないなど、子どもの頃からヒヤッとすることがたびたびありました。事故も多いので交通マナーは改善してほしいです。

「伊予の早曲がり」という言葉で揶揄されるように、愛媛県の交通マナーの悪さは有名です。

自転車や自動車の事故も多く、昨今問題になっています。

都道府県別交通事故死者数 総合一覧表によると、10万人あたりの交通事故死亡者数は3.13人です。

これは、昨年と比較して28.8%も減っている数値とはいえ、まだ他県と比較すると多いことがわかります。

子育てするうえでは、子どもが事故に遭わないように見守る工夫が必要だと言えます。

2.失敗から学ぶ!愛媛移住の注意点

 では、ここから、あまり知られていない愛媛移住の注意点をご紹介します。

 注意点1.地域によって異なる人間関係
 注意点2.道路状況があまりよくない
 注意点3.愛媛の気候の注意点

 この点を念頭に置いて、愛媛移住を考えましょう。

注意点1.地域によって異なる人間関係

移住の肝となるのが、移住先の地域で心地よい人間関係が築けるかということです。

愛媛県は、東予、中予、南予の3つの地域に分かれており、それぞれが独自の文化と伝統を守り続けてきました。

それゆえ、3つの地域は「違う県?」と思ってしまうほど、性格が異なるようです。

東予 ものづくりが盛んで商売気質。保守的な面もある。地元の人と移住者の間には適度な距離感がある。
中予

温泉を中心とした第三次産業で栄え、のんびりとした空気もあるが、よそ者に対して冷たい場合もある。「おせったい」文化が発達しており、親切にしてもらえることも多い。

南予 漁業や農業についている人が多く、温厚で勤勉な人柄。お節介に感じるほどのもてなしや、人間味のある親切があり、ご近所で助け合う伝統を今も守り続ける。

愛媛の県民性については、 PRESIDENTプラス2013年5月15日号や、DIAMOND ONLINEの記事も参考になるでしょう。

人間関係を円滑に進めるためには、移住先の地域の特性を見極めることが大切です。

注意点2.道路状況があまりよくない

愛媛県のデメリットとして、道路状況があまりよくないことがあげられます。

ファビコン

20代・男性・移住歴10年

suicaが使えない。電車が通っていない地域(山間部など)へのアクセスは非常に不便。(一時間に1,2本程度) 山間部からの移動には自動車が不可欠。最寄りのスーパーまで向かうだけで自動車に乗る必要がある。郊外電車、バスの料金が少々高い。(松山市駅から他の市に向かうには往復700円以上かかる)そのため、松山市以外から通学する学生の交通費が高くなる傾向がある。

愛媛県の道路状況についてまとめてみると、以下のような点が伺えます。

  •   公共交通機関が少ない。
  •   渋滞が多い。
  •   車のマナーが悪い。
  •   本州へのアクセスが悪い。

県内の移動であっても、公共交通機関を使うのは不便だということを覚えておきましょう。

愛媛県は、自家用車での移動が基本です。

愛媛県に移住するなら、車の運転には慣れておきましょう。

注意点3.四国ならではの気候の変化

愛媛県の四季の気候の変化は、移住前に知っておきたいポイントの一つです。

愛媛は温暖だということで、移住を決めた人も多いのではないでしょうか。

しかし、愛媛の気候において、移住者を悩ませる点があります。

  •   春から梅雨期にかけて、東予や中予では濃霧が発生する。
  •   冬の季節風が南予ではとても強い。
  •   冬は、中予でも雪が降る日がある。
  •   湿度が高く、カビやダニが発生する。

愛媛県が穏やかで過ごしやすいと思っていると、地域によっては意外な問題にぶつかるかもしれません。

松山地方気象台ホームページからは、愛媛県の気候変動や各地区の観測データについて、もっと詳細な情報を得ることができます。

自分が移住しようとする先の気候をよく調べて心構えをしておきましょう。

3.愛媛移住を成功へ導くポイントとは?

それでは、ここから愛媛移住を成功へ導くポイントをお伝えします!

ぜひ、後悔しない移住生活を送りましょう。

ポイント1.仕事を事前に決めておく

愛媛へ移住する前には、仕事は事前に決めておきましょう

厚生労働省の「地域別最低賃金一覧」によると愛媛の最低賃金は790円でワースト1位

一般的には、愛媛で再就職しようとすると給料は下がるので、ライフスタイルを変える覚悟が必要です。

そして、求人条件にマイカー通勤や、運転免許必須を提示している企業もありますから、もしできれば、車の運転には慣れておいた方がいいでしょう

もし移住先で新しい仕事を探すなら、愛媛県の就職支援をぜひ活用しましょう。

就職を支援してくれる施設や、就農の前に情報収集できる連絡先起業のアドバイスが得られる相談窓口など、その支援の形は多岐にわたっています。

自分が就職したい職種に関する移住者向けの支援を用いて、後悔しない移住生活を送りましょう。

ポイント2.住まい探しは妥協しない

愛媛への移住で大切なのは、「どこに住むか」です。

先ほど考えたように、愛媛県では地域ごとに全く違った個性をもっています。

愛媛で家を探す前には

  •   ペットが飼えるかどうか
  •   地域の気候はどうか 
  •   地域の人と上手に人間関係を築けそうか

チェックしておくのがカギとなります。

まずは、「愛媛情報アラカルト」で、自分が理想とするライフスタイルから、市区町村を選びましょう。

そして、県のホームページ「空き家バンク」や、「公営住宅」で希望にそった住まいがあるか、探してみてください。

もし可能なら、「お試し住宅」という制度を使ってみるのもよいでしょう。

お試し住宅とは、ゲストハウスや体験施設で、ある一定期間格安で移住を体験できる制度です。

市町村ごとに、居住にかかる費用や期間、移住体験の内容が異なっています。

そこで、自分が思い描いた生活ができるかどうか、試してみるのはいかがでしょうか。

愛媛移住を成功させるには、妥協せずに辛抱強く自分にあった住まいを探し続ける覚悟が大切です。

ポイント3.子育て制度を積極的に利用する

愛媛県では、地域ぐるみで子供を育てる場所も未だに多く残っています。

ですから、地域とのかかわり方や、どんな環境で子どもを育てたいかを、移住前には家族でよく話し合いましょう。

そして、評判を鵜吞みにするのではなく、一度は必ず現地に足を運んでみましょう。

お試しツアー」や「オンライン相談会」などの移住支援制度を上手に活用してみてください。

不安要素を一つ一つ解決し、じっくり考えて移住を決定するなら、家族全員が「愛媛に移住してよかった」といえるでしょう。

4.愛媛移住するならココ!おすすめの地域

では、上記を踏まえて愛媛移住のおすすめ地域をご紹介します!

おすすめの地域は松山市

これまでの点を踏まえておすすめするのは、松山市です。

理由は、利便性の高い都市部とほどよい田舎が両立できる移住地だからです。

松山の移住支援サイトには、松山が上位にランクインしたデータが載っています。

まず、「時間」に注目します。

仕事平均の短さ第7位、余暇の長さ第2位、通勤にかかる時間の短さ第3位」というデータから、業務時間や通勤時間が短い分、しっかり自分や家族のための時間がとれる場所であることがわかります。

そして、病院・スーパーマーケットまでの距離への近さは第1位に輝きました。

いざというときに、病院やスーパーがすぐ近くにあるというのは、移住者にとって利便性において文句なしでしょう。

「民営賃貸住宅の家賃の安さ 全国2位」「都市別消費者物価 全国9位」といったデータからも、過ごしやすさを感じられますね。

それで、愛媛移住を考える際、最初の「入口」としておすすめしたいのがこの松山市です。

利用したい移住支援制度

 

では、松山市は移住者に対してどのような支援を行っているのでしょうか。

未来ジョブまつやま

未来ジョブまつやまは、松山市の仕事に関する相談や悩みに一括して答える窓口になっています。

シングルマザーや、若者、起業を考えている人のサポートが受けられます。

サイトに登録すると、移住者向けの求人を見たり、個別アドバイスをもらったりできるので、松山市での就職を考えているなら、まずはウェブサイトをのぞいてみてください。

お試し住宅

先ほどご紹介した、一定期間移住が体験できる「お試し住宅」制度

松山市の島嶼部では、1ヶ月から3年の間、地元の人の指導を受けながら、農業体験ができるお試し住宅制度を取り入れています。

愛媛県の中でも、島に住んでみたいという憧れがある方は、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

5.まとめ

愛媛は人気の移住地ですが、気を付けなければならない点があることもわかりました。

実際の移住者の失敗談や口コミから、はっとさせられるような現実も見えてきたのではないでしょうか。

ぜひ、愛媛での移住生活を成功させるポイントを抑えて、後悔しない生活を送りましょう!