東京に近く、海や山の豊かな幸に恵まれた、千葉県。
ほどよい「田舎暮らし」ができる移住先として、千葉県を選ぶ人が最近、増えているんです。
でもいざ、千葉県への移住を考え始める段階で、こんな不安やギモンの声を耳にします。
移住希望者
せっかく千葉県へ移住するなら、不安を感じずに、存分に楽しんで後悔しない生活を送りたいですよね。
そこで、首都圏の移住したい地域No1に輝いた千葉県の魅力や移住の注意点を、口コミや統計データを用いて徹底解説していきます!
あなただけの素敵なセカンドライフを、千葉県で過ごしてみませんか?
1.ちょこっと田舎でオシャレ?千葉県の情報まとめ
まずは、千葉県の基本情報を簡単にご紹介します。
3-1.千葉県の基本情報
項目 | 数値 | 都道府県比較順位 |
人口 | 9,177,000人 | 2位 |
家賃相場 | 63,117円 | 2位 |
平均収入 | 3,294,000円 | 4位 |
首都圏名だけあり、いずれも全国と比較しても上位となっています。
3-2.都道府県と比較した千葉県の特徴良い点まとめ
項目 |
数値 |
都道府県比較ランキング |
移住者数 |
転入者数:51,417人 |
5位 |
観光入れ込客県内(日本人・観光目的) |
3,163,000人 |
1位 |
観光入れ込客県内(日本人ビジネス目的) |
2,640,000人 |
1位 |
地域おこし協力隊 |
2つ |
47位 |
犯罪認知件数 |
53,628件 |
5位 |
表からわかること
- 人口の多さが全国で第2位
- 家賃相場は第2位、平均収入は第4位
- 移住してきている人が多い
- 観光客数は、47都道府県中堂々の第1位。
これらのデータから、千葉県の人気の高さが伺えるのではないでしょうか。
3-3.都道府県と比較した千葉県の悪い特徴まとめ
項目 | 数値 | 都道府県比較ランキング |
犯罪認知件数 | 53,628件 | 5位 |
地域おこし協力隊の数 | 2つ | 47位 |
表からわかること
- 治安がそこまで良いわけではない
- 地域創生への取り組みが進んではいない
といったことが分かります。
地域おこし協力隊の少なさは全国ワースト1位ですが、観光客数が多いためわざわざ地域おこしをする必要がない点が要因のようです。
千葉の地域紹介
千葉県は、大きく分けて4つの地域に区分できます。
地域別の特徴を、お伝えしていきます。
中央地域・西地域(京葉エリア・東葛エリア・印旛エリア)
京葉エリア | 【市川市、市原市、浦安市、千葉市、 習志野市、船橋市、 八千代市】 |
東葛エリア | 【我孫子市(あびこし)、 柏市、鎌ケ谷市、流山市、 野田市、松戸市】 |
印旛エリア | 【印西市、栄町、 佐倉市、酒々井町(しすいまち)、 白井市、 成田市、 八街市(やちまたし)四街道市(よつかいどうし)】 |
京葉エリアは、ふなっしーで有名な船橋市、東京ディズニーランド擁する浦安市など、千葉県の代表的なイメージがある地域です。
東葛エリアには、東京都と埼玉県に接しており、ベッドタウンとして、東京へ通学、通勤する人が多く住んでいます。
印旛エリアは、成田空港ができて以来、ニュータウンや工業団地が整備されて開発がどんどん進んでいます。
そして、西地域は都市農業の盛んな地域で、観光農園も発達しており、緑や土に触れ合う機会が多いでしょう。
古民家や神社仏閣なども多く残っており、どこか懐かしさを感じます。
人口も多く、工業も盛んで、活気のある地域にも関わらず、利便性と、うるおいある居住地を両立させたのが千葉の中央地域、西地域です。
東地域(香取エリア・海匝エリア)
香取エリア | 【香取市、富里市、神崎町(こうざきまち) 多古町、東庄町(とうのしょうまち)】 |
海匝エリア | 【旭市、匝瑳市(そうさし)、 銚子市】 |
豊かな自然に恵まれており、千葉県の中でも米や野菜、養豚などの多彩な農業が行われています。
海を干拓した「干潟八万石」とよばれる約5,100ヘクタールの農地で有名です。
木造や蔵造りの商家が建ちならぶノスタルジックな街並みが広がります。
とくに、展望台や灯台などの観光名所が多くある九十九里浜沿岸は、保養地として人気です。
南地域(君津エリア・夷隅エリア・山武エリア・長生エリア・安房エリア)
君津エリア | 【木更津市、 君津市、 袖ケ浦市、富津市】 |
夷隅エリア | 【いすみ市、大多喜町、御宿町(おんじゅくまち) 勝浦市】 |
山武エリア | 【大網白里市、 九十九里町、 山武市(さんむし) 芝山町、東金市、横芝光町】 |
長生エリア | 【一宮町、白子町、 長生村、 長南町、 長柄町、睦沢町、 茂原】 |
安房エリア | 【鴨川市、鋸南町、館山市、 南房総市(みなみぼうそうし)】 |
温暖な気候と肥沃な耕地に恵まれ四季折々の農作物が豊かに実る「田園都市」が広がる地域です。
のんびりとした雰囲気で移住者に人気の山武エリア。
海が近く、温暖な気候で、農業も盛んです。
特に九十九里には、世界中からサーファーが集まる夏の有名なスポットです。
2.千葉県に移住した人・住んでいる人の住みやすさ口コミをご紹介
実際に、移住者に聞くと、こんな声が上がりました。
50代・女性
26歳・女性
20代・女性
移住者への差別がなく、息苦しさがない移住暮らしというのは、うれしいですね。
そして、アクセスの良さは千葉県へ移住するうえで、評価の高いポイントだといえます。
では、実際に千葉の住みやすさに関する口コミを見ていきましょう!
千葉の住みやすさの良い口コミ
実際に、千葉県に移住してよかったことについて、こんな声があがりました。
良い口コミ
- 遊ぶ場所には困らない
- 日常生活はとても便利
- 東京へのアクセスがとても良好
- 豊かな自然の恵みを存分に味わえる
それでは、詳しくみていきましょう!
遊ぶ場所には困らない!
30代・女性
千葉県は周囲を海に囲まれています。
サーフィンや潮干狩り、釣りに海水浴など、海のレジャーを一年中楽しめます。
気候も温暖なので、寒さが苦手でも心地よく過ごせます。
20代・女性
20代・女性
カラオケの店舗数は、全国で6位、そして映画館数も全国で10位を誇る千葉。
有名なレジャーランドに行かなくても、地元で十分楽しめるのがうれしいですね。
また、遊ぶ場所が多くありつつも、落ち着いた雰囲気というのは、千葉県ならではの魅力といえます。
スーパーやコンビニが多く、とにかく便利
30代・女性
10代・男性
全国で6番目にファストフード店が、全国で7番目にコンビニが多い街、千葉。
都会暮らしに慣れていても、千葉県の生活に不便さを感じることはほとんどないでしょう。
さらに、千葉県には、約21000軒の飲食店があります。
実際に移住したら、地元の人しか知らない穴場のお店で今日も一杯、なんて暮らしもできそうです。
30代・女性
田舎暮らしは、近くにお店がないので、休みの日に車を走らせて遠くまで買い物に行く必要があります。
千葉は、東京に比べて安く生活できる場所でありながら、必要な施設はそろっています。
そして、スーパーも夜遅くまで開店しているお店が多いので、残業した夜の買い物も、急に必要になった食材をパッと買いに行くのも便利です。
東京へのアクセスが良好
20代・男性
20代・女性
30代・女性
とにかく千葉県に移住した人が口をそろえて称えるのが、千葉県から東京へのアクセスの良さです。
千葉県には、総武線や京葉線、武蔵野線、地下鉄東西線など、東京と千葉を行き来する路線がいくつも敷かれています。
移住するエリアにもよりますが、だいたい30分~1時間で東京駅まで行くことができます。
移住先から東京へ通勤、通学したいという方や、何かと東京へ出る用事があるという方には、千葉県はうってつけの移住地です。
豊かな自然の恵みを存分に味わえる
20代・女性
30代・女性
40代・女性
実は、農林水産省の調査によると、千葉県の販売農家は全国で6番目に多くなっています。
そして、道の駅や直売所には、野菜や魚介類が安価で売られています。
新鮮な野菜や魚がお財布に優しい価格で買えるのは、山の幸、海の幸に恵まれた千葉ならではの魅力です。
また、千葉県として「房総ジビエ」と銘打ち、農作物に害を与える鹿やイノシシの肉を加工して、美味しく食すことに力を入れています。
なかなかお目にかかれない、新鮮な野生鳥獣のジビエは、千葉移住後に一度は口にしてみてはいかがでしょうか。
千葉県の住みやすさの悪い口コミ
ここから、千葉県に移住した人が、「住みにくい」と感じたエピソードを紹介していきます。生の声から、いろいろなリスクが見えてきました。
悪い口コミのまとめ
- 災害リスクが高い
- 通勤ラッシュがひどい
- 駅から離れた田舎方面は不便
- 道路事情が悪い
- 治安が悪い地域もある
それでは、詳しく見ていきましょう!
災害リスクの高さ
30代・女性
30代・女性
東日本大震災で、千葉県を襲った液状化現象が記憶に新しい方も多いことでしょう。
液状化現象が起こるのは、地盤の緩さや地下水位が関係してきます。
埋め立て地が多い千葉県では、大規模な液状化現象が起こりやすく、その復興にもかなりの時間と費用がかかりました。
海に面した千葉県は、沿岸部では津波も発生します。
どこに住んでいても言えることですが、いずれ起こる大震災の影響は免れないので、その災害リスクをよく検討したうえで、移住先を決めた方が良いでしょう。
通勤ラッシュがひどい
30代・女性
30代・女性
30代・女性
千葉へ移住した人がかなりストレスを抱えているのが、通勤時間帯の電車の混雑です。
東京方面へ向かうことが多い方は、覚悟をしておきましょう。
そして、意外な盲点になるのが、台風時の通勤です。
千葉と東京の県境には、江戸川が流れています。
そして、台風で江戸川が増水すると、電車は止まってしまいます。
有事の際にも、東京の会社へどうしても出勤しなければならないという方には、千葉県はおすすめできません。
駅から離れた千葉の田舎は不便
20代・女性
40代・女性
千葉県の中でも、駅から離れるほど、家賃や土地が安くなります。
しかし、便利なのは駅の周りだけで、車を持っていないと不便な地域もあるようです。
車を持つにも維持費がかかりますから、ただ家賃が安いという理由だけで、千葉の郊外に移住するのはリスクが伴うと考えましょう。
20代・女性
千葉県内でも、終電の時刻には大きな差があります。
終電をよく利用するという方は、最寄り駅の終電時刻までしっかり調べて、移住を検討しましょう。
千葉の道路事情の悪さ
20代・女性
20代・女性
先ほど考えたように、千葉郊外に住居を構えるなら、車は必須です。
しかし、千葉の道の狭さや渋滞のひどさに辟易してしまう移住者もいるようです。
バスがなかなか来ないというのも、ストレスになりますね。
30代・女性
実際に郊外を歩いてみると分かりますが、千葉は坂のアップダウンが激しくなっています。
それで、自転車やバイクで移動しようと考えている方は、注意が必要です。
まずは、自分が移住しようと考えている場所の近辺を十分に下見してから、住む場所を決めましょう。
口コミにあるように、郊外で自動車を持たない選択をするなら、電動自転車を買った方が良いでしょう。
治安が悪い地域も
30代・女性
30代・女性
千葉は「ヤンキーが多そうな都道府県ランキング」で第2位になりました。(Jタウンネット調べ)
茨城県と接していることもあり、不良が多いというイメージがついているようです。
特に、松戸市や千葉市は、千葉の中でも治安が悪いという人もいます。
この点に関しては、住む地域や家の場所にも依るので噂に惑わされずに、実際にその地域に住んでいる人に聞いてみるのが一番手っ取り早いです。
千葉県の移住セミナーに参加して、不安を解消するのも大切でしょう。
千葉県主催の移住イベント情報はこちらから確認できます。
30代・女性
千葉県は、日本の中で6番目に外国人が多い県で、年々その数も増加しています。
また、千葉県市川市の行徳駅周辺には、通称「外国人街」があり、首都圏屈指の外国人タウンができているほどです。
もし、その地区に移住するならば、異文化を理解し、受容し、共生する心構えが必要になるでしょう。
3.”ちょうどいい暮らし”ができる千葉県に移住する3つの魅力!
それでは、ここから千葉県へ移住するメリットを考えていきましょう。
背伸びせず、窮屈でもない「ちょうどいい」暮らしができる魅力が、千葉県にはつまっています。
魅力1.交通アクセスが”ちょうどいい”
千葉県へ移住した人が、まず語るのが交通アクセスの良さです。
千葉駅、船橋駅、松戸駅から東京駅まで、約30分と短時間で到着します。
そして、バスの路線も豊富です。
千葉県から直通バスで行ける都道府県はなんと26もあり、安価で地方へ行けます。
また、県内には成田空港があり、国内各地への移動や海外出張にも非常に便利な立地です。
電車による東京へのアクセス、バスによる地方へのアクセス、飛行機による海外へのアクセス、どれをとっても便利で「ちょうどいい」のが千葉県です。
魅力2.家賃や駐車場代が”ちょうどいい”
生活費の中でも特に大きなウェイトを占めるのが、家賃です。
そして、車を持っている人にとって、馬鹿にならないのが、駐車場代ではないでしょうか。
それでは、まず、2LDKの賃貸物件を千葉県と東京都で比較してみましょう。
東京都心 | 千葉県 | |
ワンルーム・1K ・1DK |
7万円~13万円 | 4万円~6万円 |
2LDK・3K | 10万円~30万円 | 6万円~13万円 |
駐車場代 | 月5万円 | 月2万円 |
東京都心の家賃相場は、最低でも7万円~30万円かかります。
一方、千葉県の2LDKを借りた時の家賃相場は、4万円~13万円です。
そして、月極駐車場も、東京23区は月5万円前後ですが、千葉駅周辺では、月2万円前後です。
東京にも近い場所で、家賃や駐車場代を抑えたいという方にとって、千葉県は「ちょうどいい」場所です。
魅力3.”ちょうどいい”商業施設
千葉県の観光者数は第一位です。
千葉県といえば、ディズニーランドを想像される方も多いですが、実は他にも有名なレジャー施設がたくさんあるんです。
- 冬季イルミネーションで有名な東京ドイツ村。
- 国内に2つだけ!シャチが見られる水族館、鴨川シーワールド。
- 動物と触れ合えてキャンプもできるマザー牧場
- 風車と咲き誇るチューリップのコラボが美しいふなばしアンデルセン公園
このように、家族そろって楽しめるレジャー施設が多く存在しています。
また、アウトドア派が楽しめる、アスレチックや海水浴場、キャンプ場も千葉県各地にあります。
そして、スーパーやコンビニ、ショッピングモールやアウトレットなどの商業施設も豊富です。
特に、2019年にオープンしたAlpen Outdoors Flagship Store 柏店は、世界最大級のアウトドアショップで、アウトドア好きの飽くなきニーズを満たしてくれます。
このように、家族みんなを満足させてくれるのが千葉県にある「ちょうどいい」施設です。
4.千葉移住を決める前に知っておくべき全注意点
千葉県には、住みやすい魅力が溢れていますが、気をつけなければならない注意点もあります。
移住してから、後悔しないように、その注意点を対策と共に紹介していきます!
注意点1.地震が多い
先ほど考えたように、口コミでも多く見受けられたのが、移住者の地震への不安です。
最大級の地震が起こったとき、千葉県に押し寄せる津波の高さは25mと言われています。
また、千葉県では液状化現象が起こりやすいことでも有名です。
どこに住んでいようと、100%安全な土地はありませんし、誰しも地震や津波の被害にあうのを避けることはできません。
しかし、対策を事前に講じておくならば、被害は最小限にとどめることができます。
対策1.移住する前には要調査!
まず、自分が移住しようと思っている場所にどんな災害リスクがあるのかを知っておきましょう。
例えば、千葉県の地域別で想定された地震の揺れやすさや液状化のリスクを調べることができます。
移住を考えているならば、自分が住もうと思っている場所の災害リスクをしっかりと調査してから、住む場所を決めた方が良いでしょう。
対策2.災害が起こる前にこれだけは備えておこう!
まずは、災害時にいつでも逃げられるように、非常用持ち出し袋を準備しておきましょう。
そして、災害用の備蓄を家の中に置いておくことも大切です。
一般的に、最低でも三日分の食料や一人当たり9Lの飲料水が必要だと言われています。
日頃から、防災対策をしっかりしておくなら、緊急時にも落ち着いて行動できます。
また、移住後には、避難所の場所や、緊急連絡先を家族で確認・共有しておくなら、いざという時にも慌てずにすむでしょう。
注意点2.通勤ラッシュでの混雑が大変
千葉県は、通勤ラッシュの混雑は「日本一」になっていて、千葉県在住者を悩ませています。
国土交通省の調査によると、千葉県と東京都を結ぶ地下鉄東西線では、ラッシュ時の車両の混雑率が199%を記録しました。
199%というと、相当圧迫感があり、何とか手が動かせるほどの混雑です。
さらに、総武線は196%、武蔵野線は173%の混雑率を記録しており、千葉県と東京を向かう電車がいかに混んでいるか分かるのではないでしょうか。
東京へ向かう通勤、通学時の満員電車がストレスになっている場合、千葉県への移住は見直した方がいいでしょう。
また、フレックスタイム制を利用してラッシュ時を避けたり、千葉県の地元へ転職するということも選択肢として検討しましょう。
注意点3.保育所が少なく待機児童の数が多い
千葉県は、保育所の数は全国で3番目に少なく、待機児童数は全国で4番目に多くなっています。
東京へのアクセスの良さゆえに、東京近郊の市町村には共働き世帯が多く住んでおり、待機児童が減らない傾向にあります。
この事態には、千葉県も危機意識を持ち、待機児童ゼロを目標に掲げて地域による子育て支援の充実に取り組んできました。
近年、その成果が表れ始め、待機児童ゼロの市町村は千葉県全体の6割を占めています。
「イクメン市長」の呼び声も高い千葉市では、2020年現在、待機児童数が5年ぶりに0人になりました。
子育てをこれから考えている人は、移住先の市町村の保育状況を事前に下調べしておくのも大切です。
5.【結論】千葉移住に向いている人はこんな人!
千葉県移住に向いている人は、東京近郊で自然豊かで遊べる場所が多い場所に住みたい人です。
千葉県には、レジャー施設がたくさんあり、東京に近いのに物価が安いというメリットがあります。
それで、家族ぐるみで移住しても、不便さを感じることは少ないでしょう。
一方で、働きながら小さい子どもを育てたい人や、満員電車はなるべく避けて通勤したいと考えている人にはおすすめできないエリアもあります。
千葉県内では、地域ごとの特色が大きく異なっています。
都心に近く利便性がいい一方で、物価が上がり待機児童数が多い中央地域、西地域。
そして、田舎で物価が安く子どもとも暮らしやすいですが、不便さが際立つ東地域、南地域。
自分のライフスタイルに合った市区町村を事前によく調べて、移住先を決定することが大切です。
6.千葉県へ移住するならココ!おすすめ地域ベスト3
1位.いすみ市
房総半島の南東部に位置するいすみ市は、日本の「原風景」が広がり、身近な場所で田舎暮らしができると移住者の人気を集めています。
自然が豊かで、古くから酪農が営まれてますし、イセエビやマダコなどの豊かな海産物、それに米どころとしても有名です。
いすみ市の中心、大原駅から東京駅までは特急で約70分です。
時間はかかりますが、毎朝ゆったりと座って通勤ができ、満員電車知らず。
素朴で、安心できる環境の下でゆっくりと暮らしたいと願う人にとって、いすみ市はおすすめです。
そんないすみ市の基本情報はこちらをご覧ください。
いすみ市の移住者向けウェブサイトはこちらをご覧ください。
2位.南房総市
千葉県の最南端に位置している南房総市。
現在も続く海女漁や、アワビの養殖など、南房総市の人々の生活は、海と切っても切れない関係にあります。
道の駅の数は、なんと日本一。
そんな南房総市は、トライアルツアーや移住体験ツアーを通して、移住、定住の促進の取り組みをいち早く進めてきました。
海を身近に感じたい人は、南房総市への移住を検討してみてはいかがでしょうか。
南房総市のホームページはこちらをご覧ください。
3位.浦安市
ディズニーが大好きな方は、一度は住んでみたいと思う浦安市。
埋め立て地であるがゆえに、地価は比較的安いです。
街並みがきれいで、利便性もよく、財政が豊かな自治体として知られています。
移住者も多いため、地域に馴染みやすく、浮いた存在にはならないでしょう。
浦安市のホームページはこちらをご覧ください。
7.気になる千葉県の移住支援制度は?
それでは、千葉県への移住者にはどんな支援制度があるのでしょうか。
千葉県の移住支援制度:空き家バンク
千葉県の自治体に多いのが「空き家バンク」という支援制度です。
空き家バンクとは、空き家を比較的安価で購入することができるシステムです。
東京に近い場所でマイホームを構えたいと思っている方は、この支援制度をぜひ活用しましょう。
あとは、市町村ごとに支援の形や費用は異なっているので、自分が住みたいと思っている地域の支援制度を確認してみてください。
子育て支援制度
こちらも、市町村ごとに対応は異なっているようです。
一例をあげると、茂原市では、「おめでとう赤ちゃんセット」というユニークな取り組みを始めています。
これは、出生時のお祝いとして、5000円からの「子育て応援チケット」とタオルやコップなどを新生児1人に対し無償で配布するという政策です。
他にも、奨学金制度や子育ての悩みに対応して、いろいろな支援がありますので、上記サイトから確認してみてください。
まとめ
移住初心者の方も、どっぷり自然につかりたいという方も、それぞれの思い描く移住生活が実現できる街、千葉。
移住して初めて感じられる魅力もあれば、どう対処したらいいか分からない問題に遭うこともあるでしょう。
千葉県には移住者も多いので、困ったときには移住の「先輩」に頼ることが成功のカギです。
以前の生活との違いを上手に受け入れて、千葉で素敵な移住ライフを楽しんでください。
移住希望者