青森移住は後悔多め?リアルな失敗談から成功のポイントを解説

ファビコン

移住希望者

イメージしていた生活と違っていた

と青森に移住した人のリアルな口コミを見たという方も多いのではないでしょうか。

みなさんも望んでいたゆっくりとした生活が、実際はストレスが多いものだったら非常に残念だと思いませんか?

この記事では自然を感じる生活が送れそうな、青森県のリアルな口コミを紹介していきます。

移住成功に向けてのポイントもまとめているので、ぜひ参考にしてください。

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1.【実録】青森移住で後悔…失敗体験談を紹介

まずは青森県へ移住した方々の、リアルな失敗談から紹介していきます。

青森県に住んでみた方々の生活面、仕事面、環境面などをポイントから、青森県に移住する際の実情を確認できます。

1-1.青森移住の失敗体験談【生活面】


まずは青森に移住し、生活面での失敗体験談を紹介します。 

交通手段に困る

青森に移住した人がのちに交通手段に困ったという口コミです。

ファビコン

20代女性・18年在住

交通手段に困ります。車が無いと生活不便だなと感じます。バスもそんなに本数出ていませんし、そもそもバス停までもが結構な距離があるなと感じました。自転車か車が主な交通手段になるかなと思います。電車もほぼ通って無いので、一本逃すと1時間後とかになってしまう時もあります。

東京は大阪などの都市部よりもバスや電車などの本数が少ないため、公共交通機関を使用した生活にになれている人にとっては不便な環境です。

青森県の公共交通機関は、20〜30分1本くらいの間隔で運用されているのが一般的です。

東京などの数分に1本の運用とはかなりの違いがあります。

若者が集まるスポットがない

若者が集まるようなスポットがないという口コミです。

ファビコン

30代男性・約20年在住

地方ということもあり、ルミネやアトレなど、20代~40代くらいのファッションなどを購入する店舗は皆無に近いです。ユニクロなどはありますが、少しおしゃれなブランドの服を買うにはネット通販などを利用するか、仙台などの大都市へ行く必要があります。

若者向けのスポットがないことも青森県に移住した際に後悔しがちな点です。

一般社団法人日本ショッピングセンター協会(JCSC)の「都道府県別・市区町村別SC一覧」によると、青森にあるイオンなどのショッピングモールの数は29個とされています。

東京都の329個と比較すると、かなり少ない水準であることがわかります。

そのためブランドなどの新しいトレンドに触れるためには、仙台駅のフォーラスなどに出向く必要があります。

1-2.青森移住の失敗体験談【仕事面】


ここからは青森に移住し、仕事面での失敗体験談を紹介します。 

農業県でありながら気候の制約が大きい

農業県でありながら気候の制約が大きいという仕事面における失敗談です。

ファビコン

40代男性・15年在住

八戸地区を除くと、工業化は遅れており、農業県としての動きが大きいです。農業においても気候的な制約が大きく、下北地方のように、冷害頻度の高い地域や津軽地方の水田単作地帯では出稼ぎの人が多く、社会問題にもなってしまっています。

青森県では八戸地区以外のエリアでは、工業化が遅れているため農業を仕事にする方が多くいます。

特に下北地域や津軽地方では、農業に出稼ぎに出る人の数が社会問題になるほどの規模です。

東京でのオフィスワークのような仕事が少なく、農業に関わる仕事が多いため、日常的に気候に気を配らなければなりません。

中途採用の仕事が少ない

中途採用の仕事が少ないという口コミです。

ファビコン

30代男性・1983年~現在

中途採用の仕事がほとんどありません。看護師や薬剤師など医療系の有資格者は別ですが、それ以外で転職によるスキルアップは非常に困難です。

青森県は人の出入りが少なく、新しい仕事が生まれにくい状況にあります。

総務省統計局の「住民基本台帳人口移動報告 2020年(令和2年)4月結果」によると、青森への転入者は3,418人であり、東京の103,039人と比較すると30分の1ほどの水準です。

また、転出者が転入者数を上回る6,703人であり、新しい産業やサービスが根付きにくい状況です。

高齢化が進んでいるため医療系の仕事の需要が高いものの、Web関係の仕事のような新しい仕事の求人には限りがあります。

1-3.青森移住の失敗体験談【環境面】


ここからは青森に移住し、環境面での失敗体験談を紹介します。 

豪雪地帯

青森ならではの豪雪に困ったという口コミです。

ファビコン

30代女性・18年在住

八戸など海が近い地域以外は大変な豪雪地帯。冬場は雪かきが日課で苦労する。公共交通機関が発達しておらず自家用車は必須。隣の町へ移動するのに山を越えることもあり、運転技術も必要。

ファビコン

30代男性・1983年~現在

青森県は豪雪地帯です。 冬季には自家用車にスタッドレスタイヤを装着する必要があります。 もちろん、雪かきも必須です。

特に青森市は30万人が暮らす都市であるにも関わらず、市街地に平均2メートルもの雪が降り積もるエリアです。

青森市民曰く世界でもこれだけの人口が生活していながら、冬の豪雪と共存するエリアは世界でも青森市くらいと言われています。

中心部と周辺部の格差

中心部と周辺部の格差に困っているという口コミです。

ファビコン

20代女性・約1年在住

町の中心部に家がないと、車がない人以外は住めない。なぜなら、生活に必要なものは、中心部ではないと購入できないし、人が多く集まる場所にしかそういったものが売っているところが少ない。さらに今の時期だと人がそこに集まるので感染の危険もある。

東京では規模の小さいスーパーなどが点在していますが、青森では街の中心部に集約されています。

一般社団法人日本ショッピングセンター協会(JCSC)の「都道府県別・市区町村別SC一覧」によると、青森のショッピングモールの数は29個であることがわかっています。

東京の329個という数字と比較すると、およそ10分の1ほどの水準です。

そして、多くのショッピングモールが青森市内に集約されているため、必然的に1つの場所に人が集まり、中心部と周辺部の格差が大きくなっています。

1-4.青森移住の失敗体験談【人間関係面】


ここからは青森に移住し、人間関係面での失敗体験談を紹介します。 

青森の昔ながらの人間関係に困った

青森の昔ながらの人間関係に困ったという口コミです。

ファビコン

30代男性・18年在住

若者もお年寄りも標準語を話す人はいないので、県外から来ると少し浮く。

青森県には津軽弁と南部弁の2つの方言があり、標準語を話す人が極端に少ないという点が特徴の1つです。

また、プレジデント社による「47都道府県別・県民性大図鑑」によると頑固で意地っ張りでも、根が真面目な東北人気質であるとされています。

移住直後は、言葉だけでなく青森県人の特性に悩まされることもあると言えます。

1-5.青森移住の失敗体験談【子育て面】


ここからは青森に移住し、子育て面での失敗体験談を紹介します。 

高校以降の学力が下がりがち

高校以降の学力が下がりがちな点に、青森の子育て面に後悔したという口コミです。

ファビコン

30代女性・1982年12月~現在

勉強の面でも少し情報が足りないのと、地元の国立大学を目指すのがステータス的なところがあり高校以降は学力が下がりがちです。

みんなの高校情報」によると青森高校の偏差値は72です。

この数値はほかの都市の高校と比較しても遜色のない数値です。

しかし、地元の大学に進学することがステータスとなる傾向にあるため、他県の大学に進学するという考え方が希薄になっていると考えられます。

多くの学生が青森県内で偏差値56程度ともっとも高い弘前大学への進学を目指すため、高校以降の学力が低下しがちと見られてしまうようです。

宮城の東北大学は偏差値が69程度であり、学生目線では高い目標を掲げにくく、一生懸命に学習するモチベーションが保ちにくい側面もあります。

遊びに連れていけるスポットが少ない

子どもを遊びに連れていけるスポットが少ないという、青森の子育てに後悔した口コミです。

ファビコン

20代女性・18年在住

中心部以外は田舎が多いため、店が少なく閉店時間が早いこと。また、娯楽施設が少ないため、休日子どもを連れて出かける場所が限られる。特に水族館は休日となると近くの道路が大渋滞になるほどで、人が集中すること。

若者向けのスポットがなく、多くのサービスが高齢者向けであるため、子どもを連れていける場所も青森市に集約されています。

具体的には青森県立三沢航空科学館と青森県営浅虫水族館くらいしか子どもに人気のスポットがありません。

選択肢が青森市内にしかないため、次第にマンネリ化してしまうもの無理はありません。

2.失敗から学ぶ!青森移住の注意点

ここまでは青森移住の失敗談を5ジャンルに分けてきましたが、ここからは移住で失敗しないための注意点を3つ紹介していきます。

青森県に移住する際には、

  • 金銭的なゆとりを感じにくい
  • 娯楽を見つけるのに苦労する
  • 転入者数がういてしまう

といった注意点があることを理解しておきましょう。

注意点1.金銭的なゆとりを感じにくい

青森に移住する際の1つめの注意点が、金銭的なゆとりを感じにくいことです。

東京の平均収入・家賃相場と比較すると、収入に対する家賃の割合が青森のほうが高くなることが理由です。

都道府県格付研究所の調査によると、青森の物価指数は96.8ポイントであり、東京の108.5よりも約10ポイント低い全国で29番目の数値です。

物価指数では、香川県や鳥取県などの地方都市と同じくらいの水準です。

一方で「全国賃貸管理ビジネス協会」による青森の家賃相場は47,094円であり、東京の71,453円と比較すると25,000円ほど安く住むことができます。

ただし、「厚生労働省による調査」によると青森の平均月収が252,200円であり、東京の408,600円よりも15万円ほど低い水準です。

安く住めることは事実ですが、もらった給料のうち家賃に支払う割合が高くなるため、都心部よりも金銭的なゆとりを感じにくくなるわけです。

青森での生活でもゆとりを感じたい方は、移住前からインターネットによる副業に着手しておくことをおすすめします。

注意点2.娯楽を見つけるのに苦労する

青森に移住する際の2つめの注意点が、娯楽を見つけるのに苦労することです。

高齢者の割合が高いこともあり、若者向けの映画館やカラオケの数が非常に少ないためです。

一般社団法人コミュニティシネマセンターの「都道府県別概況」によると映画館の数は8つ。

総務省統計局「平成26年経済センサス‐基礎調査を基にしたデータ」によるとカラオケ店の数は60とされています。

いずれも東京の10分の1ほどの水準であるため、特に若い方は娯楽を見つけるのが難しくなりがちです。

青森に移住する際にはゲームなどのインドアで楽しむ娯楽か、スノーボードなどのアウトドアで楽しむ娯楽を用意しておくとよいでしょう。

注意点3.移住者がういてしまう

移住者がういてしまうことも、青森に移住する際の注意点です。

本州で最北端の県であることもあり、保守的な県民性がありつつ、そもそもの転入数が少ないことが大きな要因です。

青森県民には保守的でよそ者を受け入れない文化があり、移住者が目立ってしまう大きな要因だと考えられます。

また、総務省統計局の「住民基本台帳人口移動報告 2020年(令和2年)4月結果」によると、青森への転入者は3,418人であり、東京の30分の1ほどの水準であることが移住者をより珍しい存在にしてしまっているようです。

移住直後は会社や自宅周りの挨拶は忘れずに行いましょう。

3.青森移住を成功へ導くポイントとは?

青森に移住する際の注意点を理解できたところで、移住を成功に導くためのポイントを確認していきましょう。

青森へ移住する際には、

  • 極力都心に住む
  • 狭いコミュニティでの人間関係を楽しむ
  • インターネットを利用した買い物に慣れておく

という3つのポイントを押さえておきましょう。

ポイント1.極力都心に住む

青森への移住を成功させる1つめのポイントが極力都心に住むことです。

青森市内であればイオンなどのショッピングモールに気軽に足を運べるため、日常生活におけるストレスを大きく減らすことができます。

一方で青森市以外のエリアは施設が集約されている青森までの距離があり、大雪などで車移動が難しくなった場合のリクスが大きくなります。

田舎のなかでも特に雪の多い青森県だからこそ、都心部に住むメリットが大きくなります。

ポイント2.信頼関係を大切にする

狭いコミュニティでの人間関係を楽しむことが、青森に移住する際の2つめのポイントです。

青森県は転入者数の数が少なく、古くからの文化が色濃く残っています。

プレジデント社による「47都道府県別・県民性大図鑑」によると

頑固で意地っ張りでも、根が真面目な東北人気質である

と表現されています。

転入転入直後はういてしまうことも考えられますが、挨拶をしっかりするといった基本的な行動に気を配れば、困ったときに助け合えるような人間関係を目指しましょう。

ポイント3.インターネットを利用した買い物に慣れておく

青森県への移住を成功させる、3つめのポイントがインターネットを利用した買い物に慣れておくことです。

若者向けのスポットやショッピングモールが少ないうえに豪雪地帯であるため、場合によっては必要なものをすぐに買えないことも考えられます。

そんなシチュエーションを想定して、移住前から極力インターネットで買い物をする習慣をつけておくことをおすすめします。

4.青森移住するなら青森市!おすすめの地域を紹介

青森に移住するのであれば、青森市内に住むことをおすすめします。

青森に移住する際でも青森市内であれば、近くで買い物をできるため欲しいものが手に入らないというシチュエーションを回避できます。

また、青森市内であればコールセンターなどのオフィスワークもあるため、農業のように雪で働けなくなる可能性を大きく軽減できます。

「全国賃貸管理ビジネス協会」による青森県全体の家賃相場が47,094円であり、ホームズによる青森市内1DKの家賃相場が52,200円であるとされています。

家賃自体が高くなりますが、買い物や仕事のストレスを軽減できるエリアが青森市内です。

青森に移住するのであれば移動面においても、仕事面においても青森市内に住むことをおすすめします。

青森に移住する際にはあおもり移住支援事業を使おう!

青森県では次の条件をクリアする方々に移住支援金を用意する、あおもり移住支援事業を起こっています。

  • 蓬田村、大間町、風間浦村以外の青森県内の市町村に移住する
  • 住民票を移す直前の10年間のうち、通算5年以上、東京23区内に在住又は東京圏のうちの条件不利地域以外の地域に在住し、東京23区内への通勤していた
  • 青森県がマッチングサイトに移住支援金の対象として掲載する求人に就業した方又は起業支援金の交付決定を受けた

その他にも提出期限などの条件がありますが、移住してすぐに着手すれば2人以上の家族世帯100万円、単身者の場合60万円の移住支援金を獲得できます。

5.あなたに向いてる「移住地域」はどこ?

少し話はそれますが、自分に向いている「移住地域」がどこなのか気になりませんか?

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ちなみに、Komfortaでは「地方での職探し」や「空き家の提供」までサポートしてくれます。

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「いきなりの移住は怖くてなかなかできない…」

という人でも、地方での暮らしが身近に感じるきっかけになるはずです。

地方への移住を考えている人はもちろん、地方への移住にあこがれが少しでもある人も、ぜひAI移住シミュレーションと合わせて活用してみてください。

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まとめ

青森県への移住に失敗しないためには、第一に移住後に感じるデメリットを理解することが非常に大切です。

交通手段に困った、若者向けのスポットが少ない、求人が少ないいった点で移住後に後悔したという方が少なくありません。

ただし、

  • 極力都心に住む
  • 狭いコミュニティでの人間関係を楽しむ
  • インターネットを利用した買い物に慣れておく

これらが大切だと理解していれば、移住を成功に近づけることができます。

青森には昔ながらの小さなコミュニティがあり、田舎ならではのゆっくりした時間を感じることができるため、その特性を理解している方には非常におすすめです。