山口県は海が綺麗で程よい田舎なので移住には良いとして人気のスポットです。
ですが、一見よさそうな山口でも移住者の中には後悔を語る人が多いのも現実としてあります。
子育てをする上で「医療機関・教育施設」「治安の良さ」だけは、どうしても抑えたいポイントですよね。
なので今回は、移住者の失敗談を元の山口県移住のデメリットとおすすめの移住地域をご紹介します。
本記事を読み、後悔のない移住生活をおくるための情報をゲットしましょう!
1.【実録】山口移住で後悔…失敗体験談を紹介
1-1.山口移住の失敗体験談【生活面】
山口移住に限った話ではありませんが、自然が豊かな田舎となると生活面でそれなりの不自由が生じてしまいます。
実際に、どういった面が不自由に感じたのか?移住者の口コミを見ていきましょう。
スーパーが少ない
近くにスーパーがないため、地域によっては遠出の必要もあります。
商業統計調査の結果が以下の通りです。
都道府県 |
スーパー(法人) |
コンビニ |
山口県 |
265 |
385 |
東京都 |
2819 |
5074 |
※上の表は個人店のスーパーを除いた集計になります。
一目でも分かる様に、東京との店舗数の差が歴然としているのがわかります。
そのため、東京やその他の都会から移住される方は不便に感じる事があると思います。
車を所有しない、または利便性の良いところに移住を望まれるのなら山口市や宇部市あたりの都心部への移住をおすすめします。
その他の地域への移住をお考えなら、車の所有は必須事項です。
街灯が少ない
地域によっては街灯が少なく、夜道が暗いところがあります。
30代・女性
裏を返せば、ルールを守れば地域との交流がある良い関係性とも解釈できる口コミですね。
ゴミ出しの時間やネットをかけてないなどの事があると、動物に荒らされるといったこともなりえるためルールは守るようにしましょう。
交通の利便性の悪さ
移住ランキングが高い山口県でも、地域によっては交通の利便性は良くありません。
20代・男性 例えば私の家からの最寄り駅は終電時間が21時台ととても早いです。日常生活をするには車が必須だと思います。
長門市などの山口県北部の方は人口が少ないという事もあり、電車の本数が非常に少ない。
最終が21時で一時間に平均で2本しかないため計画的な行動が必要になってきます。
また、山口県の駅数は「155」に対して東京は「655」と山口県が大きく下回っていることがわかります。
そのため、自家用車の所持は必須となります。
バスの本数が少ない
バスや電車の本数が少ないのが、残念なポイントですね。
バスも電車も近かったので、それはよかったのですが、本数はとても少なかったです。そのため本数が多かったらよかったと思います。(女性 40代)
引用:https://house.goo.ne.jp/chiiki/town/area_yamaguchi/35203.html
今現在ある山口県のバスの路線は下記の通り7つあります。
- いわくにバス株式会社
- 防長交通株式会社
- 中国ジェイアールバス株式会社
- 宇部市交通局
- 船木鉄道株式会社
- サンデン交通株式会社
- ブルーライン交通株式会社
例えば、宇部市の方がよく使われている船木鉄道株式会社で1時間に平均2本のバスがきます。
田舎移住でバスの本数が一時間に2本もあれば良い方ですが、東京などの都会から来られるかたに多少不便に感じる事があると思います。
事前に身近なバス停・電車の時刻表をチェックしておくと動きやすくなりますね。
1-2.山口移住の失敗体験談【環境面】
山口県の地域は大きく分けて3つに分類されます。
- 瀬戸内海
- 内陸山岳
- 日本海沿岸
同じ県内でも地域によって気候が全然変わってきます。
ただ山口県全体的に温暖で、風水害や地震も比較的少ない地域となっています。
それでは環境面における移住者の失敗談を見てきましょう。
寒暖の差が激しい
山口市は盆地となっているため、寒暖の差があります。
20代・男性
内陸性の気候になる為、山口市は夏には35度になるほど熱くなり冬には最高-2度まで下がります。
とはいえ、熱さに関して言えば東京の方がコンクリートの照り返しと空気が逃げれないため熱く感じます。
実際、山口では気温が最高35度を記録する日もありますが、東京だと40度にも上る事がある程です。
最初は気になるかもしれませんが、すぐに慣れるはずです。
それでも、寒暖の差が気になる方は内陸部ではなく海側の宇部市や下関市に住む様にしましょう。
車がないと不便
移住で後悔しないためには車が必要になります。
20代・男性
【生活面】でも説明した通り駅数が東京に比べ山口県はかなり少ないです。
乗降者数の多い下関市で多くて1時間に4本、1日平均2本とやや少なめ。
どうしても車を持てない場合は、利便性の良い山口市か下関市の駅周りに住み移動自体を少なくする事をおすすめします。
1-3.山口移住の失敗体験談【人間関係面】
山口県の県民性の特徴として
- 義理人情に厚い
- 男らしい
- 地元愛が強い
などが挙げられます。
温暖な気候もあってか朗らかな人が多いという口コミも多数ありますが、人や地域によっては治安が悪いとの口コミが見受けられます。
治安が悪い
場所によっては治安が悪い所もあるそうです。
30代・女性 今後は更に過疎化が進むであろう県上位だと思います。下関は在日の方が多く治安も余りよろしくない。
昔は下関市は治安が悪く事件も多発していたようですが、今では治安も良くなり住みやすい都市になっています。
犯罪率も0.98%と、全国平均の0.9%に比べるとやや高めですが、移住者が増えたため現在ではパトロールによる取り締まりが強化されているので安心です。
他にも、治安が良くて利便性が高い地域といえば山口市や宇部市が挙げられ、気になる方は検討してみるのも良いですね。
夜の駅前は危険
栄えてる駅の近くは多少の危険があります。
飲み屋が多い場所なので、夜遅くなると治安がやや悪くなります。 犯罪などは特に起こりませんが、安心して出歩けるわけではありません。(男性 20代)
引用:https://house.goo.ne.jp/chiiki/town/area_yamaguchi/35203.html
栄えてる駅近くになると、飲み屋や夜の店も多くなりどうしても治安が悪くなります。 ご用が無い場合は夜には近づかないようにしましょう。
1-4.山口移住の失敗体験談【子育て面】
公園の数が少ない
20代・男性
引用:https://house.goo.ne.jp/chiiki/town/area_yamaguchi/35203.html
萩市や光市などは移住に、自然が多く住みやすいのですが幼稚園などの子育てに必要な施設が少なくお子さんがいるご家族の移住には向いていません。
都市部に施設が多く存在し、その中でも下関市には私立・公立を含めた幼稚園が約50園もあります。
そのため、小さなお子さんがおられるご家族の方は移住するなら都心部をおすすめします。
遊ぶ場所が少ない
20代・男性
遊ぶための場所が少なく、又イベントの開催などもほとんどない。 ゲームセンターが一つしかなく、さらに小さいことも不満である (男性 20代)
引用:https://house.goo.ne.jp/chiiki/town/area_yamaguchi/35203.html
45の商業施設がある山口県ですが、そのうち人気な大型ショッピングモールは下関市に2つあります。
・シーモール下関
・ゆめシティ
この2つは店舗数も多く、シーモール下関に関して言えば圧倒的に大きく274もの店舗数があるため、お買物などにはおすすめの場所です。
2.山口移住するならココ!おすすめの地域は宇部市
「住みたい田舎」ベストランキング総合1位に輝いた宇部市。 その魅力の解説をしていきます!
2-1.おすすめ理由
空港が近く交通の利便性が高い宇部市は、移住におすすめの地域です。
子育てをされる方に宇部市をおすすめしたい理由がこちら!
- 自然が多く、のどかで騒がしくない
- 教育施設や医療機関の数が多い
特に医療機関は、全国787市中38位という全国でもトップクラスの施設数です。
子育てをする上で病院が多いというのは大事なポイントですよね。
また、「ときわ公園」という遊園地や動物園が一緒になった広大な公園があります。
一部有料となるのですが、公園自体は無料で遊べるため、広大な敷地でのびのびと家族で楽しむことができます。
気候も山口市とは違い海側にあるので、熱中症の危険も少なく子育てには向いている地域だと言えます。
2-2.移住者の声
朗らかな人が多く、地域との交流もしやすいため住みやすくもあります!
母子家庭ですが、保育園などで風邪をすぐにもらい、1ヶ月に1度は熱を出していましたが、医療も充実していて病児保育なども複数あり預けやすい。(女性 20代)
引用:https://house.goo.ne.jp/chiiki/town/area_yamaguchi/35202.html
小学校中学校が割と近くにあるので近所のおじさんや学校の先生たちが近所のパトロールをしたりしているので安心できます。 (女性 40代)
引用:https://house.goo.ne.jp/chiiki/town/area_yamaguchi/35202.html
宇部市ではSDGsを推進しており、「人々が幸せに暮らし続けられる社会を作る」という国際目標をもとに街づくりをしています。
教育・環境に対する取り組みを強化しているため、子育てにおいてこれ以上ない環境が宇部市にはあると言えます。
2-3.宇部市ならではの楽しみ
宇部市は瀬戸内海に面しています。
そのため、気候は温暖で雨が比較的少な典型的な瀬戸内海気候で自然が溢れた地域となっています。
また、海鮮料理が美味しく温泉もあるためバカンスの様な休日を過ごせます!
こちらは、ときわ公園にある古民家です。
ときわ公園内にあり、周りには多種類の牡丹が咲いています。
ご家族でお散歩したり公園で楽しんだあと、海鮮を食べて人気温泉の「くすくすの湯」で体を癒す。
都会では味わえない、田舎ならではのゆったりとした時間を過ごしませんか?
3.利用したい移住支援制度
移住するには多大なコストがかかりますよね。
移住先の支援制度をしることは移住を成功させるポイントのひとつです。
3-1.宇部市の移住支援制度
- おうち探し
- お試し居住
- 宇部暮らし体験ツアー
- うべ暮らし交流カフェ
など他にも、事業者の移住が多い宇部市では事業者向けの支援金のサポートもあります。
移住先の住居が安くで抑えたい場合は、「おうち探し」に掲載されている物件を見てみてはいかがでしょうか。
お試し移住
宇部市内の高級住宅地にあるアパート(2LDK)にお試し移住することができます。
もちろん家電・家具付きなので荷物は不要。料金も1週間に13000円と安く短期間のお試し居住ができるので、移住する前に身をもって体験してみるのも一つの手ですね。
移住を本気で考えられている方におすすめの支援制度です!
移住支援事業補助金
東京圏から宇部市へ移住・就業、創業された方、2人以上の世帯の場合100万円、単身の場合60万円を補助してくれます。
ご家族での移住だと100万円貰えますので、移住のコストを下げる為にもぜひご利用していただきたい支援金制度です。
ご利用される場合は一読いただきますようお願いします。
3-2.山口県の移住支援制度
先ほどは宇部市の移住支援制度でしたが、ここからは県全体の支援制度です! 一通り目を通しとくようにしときましょう。
YYターンパスポート
移住すると各サービスにおいて優遇してもらえる、特別パスポートが発行されます。
例を以下に挙げます。
- ヤマト引っ越しサービスが20%割引
- マツダ車の新車購入時に、オプションプレゼント
- レオパレスでの入居費が20000円引き
など他にも様々な割引が適用されます。
あまり他では聞き覚えの無い支援制度ですが、移住する一度切りでしか使えない他の制度に比べると自由度が高い支援制度ですね。
移住する際、というよりは移住した後のフォローが手厚いサービスです!
空き家バンク
宇部市内にある空き家・空地が格安で手に入る支援制度。
購入だけでなく賃貸としても一軒家を利用できるので、他の物件を探す前に一旦ここで探す方がいいかもしれません。
中には旅館のような豪華な住宅も掲載されているので要チェックです!
移住に掛かるコストが比較的安く抑えれる有難い支援制度ですね。
まとめ
子育てにおいて山口移住でデメリットとなったのが「治安の悪さ」「教育・医療施設」の少なさが挙げられていました。
しかし、宇部市は朗らかな人が多く、教育・医療施設が充実しているためご家族での移住を考えられている方にはおススメの地域です。
他の地域での移住をお考えの場合は、後悔をしないよう入念な下調べをするようにしましょう!
男性40代・42年在住
山口県に住んで悪かったことといえば田舎なので交通のスムーズにいかないところです。あとは近くにスーパーなどがなくて遠出しなければならないということもあります。
便利さには欠けていると思います。いろいろ悪かった点はあるのですが、田舎なので馬鹿にされやすいのもあります。