北部には3000mを超える山々がそびえ、南部には木曽三川が流れる自然豊かな岐阜県。
登山やスキーがきっかけで、岐阜移住に興味を持っても、
といった疑問、なかなかググっても解決しないですよね。
ただ、もう大丈夫です。
岐阜移住に関して知りたい情報を、いえらぼ編集部が1記事に凝縮してまとめました。
この記事を読めば、色々なデータをもとにした岐阜県の情報や、移住者の体験談が分かります。
おすすめの移住地域や利用したい移住支援制度まで紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事を読んで、移住成功のヒントをつかみ取りましょう。
1.移住前にまずは確認!岐阜県についての情報まとめ
岐阜移住を考えたとしても、何から調べたら良いかなんて分からないものですよね。
いえらぼでは、国や様々な機関が出している都道府県のデータをはじめとした移住の参考になりそうなデータを40項目以上調査しました。
そんな中から、基本情報・特徴的な情報をピックアップして紹介します。
移住先を知るきっかけとして、ぜひ参考にしてください。
1-1.岐阜県の基本情報
まずは、岐阜県の基本的な情報について紹介します。
▼岐阜県の基本情報まとめ
項目 | 数値 | 全国順位 |
---|---|---|
人口 | 1,997,000人 | 17位 |
移住者数 | 転入者:5,726人 転出者:7,873人 |
20位 |
平均収入 | 274,900円 | 38位 |
家賃相場 | 47,572円 | 33位 |
参考:「都道府県別人口と人口増減率 」(総務省統計局)
「住民基本台帳人口移動報告 2020年(令和2年)4月結果」(総務省統計局)
「都道府県別現金給与総額と格差」(厚生労働省)
「全国家賃動向」(全国賃貸管理ビジネス協会)
これらのデータの中で注目したいのは、岐阜県の家賃相場です。
岐阜県の家賃相場は全国平均よりも低く、隣の愛知県の家賃相場(53,353円)より平均して6000円家賃が安くなっています。
平日は都会で仕事、休日は自然に親しんで暮らしたいという人にとっては、岐阜はちょうど良い地域だと言えそうです。
なお、岐阜県の中では名古屋へのアクセスが良い岐阜駅付近が、最も家賃が高くなっています。
家賃を抑えて移住したいという場合は、岐阜駅周辺以外の地域も候補に入れておくのが良いでしょう。
1-2.他都道府県と比較した岐阜県の特徴
次に、岐阜県の特徴的な情報をお伝えします。
他都道府県と比較した時に、上位・下位に位置していたものをまとめました。
岐阜県の特徴を捉えるのに便利な情報がそろっているので、手軽に特徴を把握したい人はご覧ください。
項目 | 数値 | 全国順位 |
---|---|---|
森林率 | 81% | 2位 |
文化遺産の数 | 938 | 1位 |
生涯未婚率(男性) | 20% | 44位 |
生涯未婚率(女性) | 10% | 45位 |
参考:「都道府県別森林率・人工林率」(林野庁)
「都道府県別指定等文化財件数」(文化庁)
「人口統計資料集(2020) 」(総務省)
これらの特徴的なデータを見てみると、岐阜県の特徴としては、
- 森林率が高い
- 文化遺産の数が多い
- 男女とも生涯未婚率が低い
などが挙げられます。
今回、それぞれの特徴の背景をいくつかの根拠(データ)から考察してみました。
詳しく見ていきましょう。
特徴1.森林率が高い
岐阜県の特徴の一つ目は森林率が高いことです。
これは岐阜県に山が多いからだと考えられます。
県の北の飛騨地方には北アルプスの山々が連なっており、3000m級の山も多くある地域です。
総務省の日本統計年鑑によると、岐阜県の山地面積は全国第5位と山の面積も多いことが分かります。
あまり人の手が入っていない自然がたくさん残っていることが、森林の多さにつながっていると考えられます。
アウトドアや自然が好きという人にとって、すぐに山まで行けるというのは魅力的ですね。
ただし、森林が多いということは虫も多いので虫対策をしておいた方が良いでしょう。
特徴2.文化遺産の数が多い
特徴の2つ目は文化遺産の数が多いことです。
これは、岐阜県では伝統を大事にしているからだと考えられます。
中でも、白川郷の合掌造り集落は世界文化遺産に認定されており、世界的にも有名です。
他にも長良川の鵜飼や高山祭、本美濃紙など、後世に残したい文化遺産が多く揃っています。
伝統を大切にする反面、新しいことに対しては保守的な部分もあることは、把握しておいた方が良いでしょう。
特徴3.男女とも生涯未婚率が低い
特徴の3つ目は、男女とも生涯未婚率が低いことです。
これは岐阜の一人暮らしが少ないからだと考えられます。
総務省の社会生活統計指標によると、岐阜県の単独世帯割合は全国45位となっており、結婚している人や、親と同居している人が多いという推察が成り立ちます。
一緒に暮らしている親に結婚を勧められることも多いため、未婚率が低くなるのではないかと考えられます。
独身の人は移住する際に、周りにいる人はみんな結婚しているという事態にもなるかもしれません。
東京などと違い独身同士で遊べる、という状況が少ないことは知っておいた方が良いでしょう。
2.岐阜県に住んでいる人のリアルな体験談
ここからは、いえらぼで独自に調査した、岐阜県に移住した人の生の声を紹介します。
2-1.30代女性専業主婦Aさんの移住体験談
▼Aさんのステータス
- 年代 30代
- 性別 女性
- 職業 専業主婦
- どこからどこへ移住したか 埼玉県から岐阜県岐阜市
移住のきっかけ
いえらぼ編集マン
単身赴任と悩みましたがまだ子供が小さいこともあり、一緒についていくことにしました。
3年ほどでまた移動になるかな?といった感じなので違う土地で暮らしてみようと思い決めました。
移住して良かった点
いえらぼ編集マン
ドラッグストアに売られている日用品や食品の単価が埼玉より安いので、積み重ねると大きく、なんだか得した気持ちになります!
あとは全体的に夜も静かで過ごしやすく子供には良いかと思います。
移住して後悔した点
いえらぼ編集マン
私のような転勤についてきた者にはなかなか友達もできない環境で、エンタメ施設がないので子供とどう時間を潰そうかと悩んでしまうことが多いので、少し田舎過ぎるかなと思います。
これから移住する人に向けてのアドバイス
いえらぼ編集マン
何気ない話が誰にもできないのはかなりストレスになります。
Aさんが思う移住に向いている人・向いていない人
いえらぼ編集マン
向いていない人は寂しがりやの人です。 始めは知り合いができにくいからです。
Aさんが考えるおすすめ移住先
2位は北方町で、子育て支援が充実しています。
3位は各務原市です。楽しめる施設が多いからです。
Aさんの移住体験談まとめ
- 物価が安い
- 娯楽施設が少ない
- 静かな環境で子育てできる
いえらぼ編集マン
総務省の小売物価統計調査(構造編)によると、岐阜県の消費者物価地域差指数は97.3は全国平均の100を大きく下回り、全国でも5番目に低い数値となっています。
隣接する愛知県や三重県よりも物価が安く、周辺の県よりも物価が安いことが分かります。
岐阜県に移住すれば、例え収入が下がっても、上手く生活費を抑えて暮らすこともできそうですね!
2-2.40代男性会社員Bさんの移住体験談
▼Bさんのステータス
- 年代 40代
- 性別 男性
- 職業 会社員
- どこからどこへ移住したか 大阪県大阪市から岐阜県高山市
移住のきっかけ
いえらぼ編集マン
Cさん
家内の実家が飛騨地方にあり、何度か訪れる内に家内の親からも声が掛かり、飛騨への移住を決意。
決意後、ハローワークなどに通い就職先を決めて転居しました。
移住して良かった点
いえらぼ編集マン
Bさん
一日2時間の通勤地獄から解放されました。
又、休みの時には奥飛騨温泉郷をはじめ白川郷などの観光地へ出かけて温泉に浸かる事も出来、気分転換には最適な環境です。
移住して後悔した点
いえらぼ編集マン
Bさん
都会であれば終電前には、一旦ケリをつけられるものでも、車通勤だと断りづらい事などがありました。
又、地方はどこもそうだと思いますが地元ルール的なものがあったりして、就職後に給与面の話が最初に話した内容と違ったといった事が多いです。
家内もそれが原因で地元企業を2度程、転職しました。
その他、町内会への参加は絶対的に必須です。
ゴミ置き場の管理やゴミ収集箱も基本、町内会の費用で賄ったりしているので。
これから移住する人に向けてのアドバイス
いえらぼ編集マン
Bさん
やらないで諦めるより、やって諦めがついた方が後悔は残らないですよ。
かく言う自分も移住当初は、地元ルールに多少戸惑いはありましたが、都会に暮らしてた時のストレスと比べれば、それ以上の経験が出来ています。
Bさんが思う移住に向いている人・向いていない人
いえらぼ編集マン
Bさん
会社や町内会、いずれにしても地元の人と積極的に会話したり懐に入っていけるかが、住み続けるうえでの鍵になるからです。
又、大きなショッピングモールは車で2時間近く掛かるので、長時間のドライブを気にしない方は移住に向いていると思います。
向いていない人は個人主義の人や車の運転が困難な人です。
やはり、個人主義で周囲と協調性の無い方は難しいと思います。
周囲に何もない場所を選んでも冬期に雪の多い地域なので除雪などいろんな面で地域の方との協力が必要な場面が出てきます。
あと、車は買い物や病院への通院等どうしても必要な状況が出てくるので、最低でも家族に一人は免許を持って、自家用車を保有できる環境が必要です。
Bさんが考えるおすすめ移住先
Bさん
2位は富山県高岡市で、何度も訪問していますが、衣食住の環境面も高いと思います。
3位は長野県木曽町です。田舎ですが、度々訪問した印象では、開田高原付近の個性的なショップなどリゾート的な雰囲気もあって理想の田舎暮らしが出来そうです。
”いえらぼ編集マン
Bさんの移住体験談まとめ
- 自然環境が良い
- 通勤のストレスがなくなった
- 地元ルールがある
いえらぼ編集マン
岐阜県は地域住民のつながりが強い分、独自のルールがある場合も多いようです。
特に地域の自治会では、地域の清掃活動やお祭りの運営、防犯活動など、行政の手が届かないような活動に対する役割も大きいです。
移住の際は地域に溶け込めるよう、積極的に行動して行くのが良さそうですね。
2-3.30代女性主婦Cさんの移住体験談
▼Cさんのステータス
- 年代 30代
- 性別 女性
- 職業 主婦
- どこからどこへ移住したか 神奈川県から岐阜県山県市
移住のきっかけ
いえらぼ編集マン
Cさん
帰国後に結婚し、主人の新しい職場が岐阜県で決まったので物件を探して移住しました。
移住して良かった点
いえらぼ編集マン
Cさん
周りの騒音などを気にすることなく自由にのびのびと生活できています。
ご近所との交流も多く、お野菜などをたくさんいただけて助かっています。
移住して後悔した点
いえらぼ編集マン
Cさん
私は免許を持っていないので平日はバスを利用しますが、1時間に1-2本しか走っていないので外出は不便です。
これから移住する人に向けてのアドバイス
いえらぼ編集マン
Cさん
私たちは敷金礼金ゼロでお借りすることができたので大変助かりました。
岐阜県には移住前にも訪れたことがあって気にいっていたエリアでしたし、主人は愛知の出身なので実家にも近く便利です。
いきなり全く知らない土地というよりは、多少ゆかりのある場所から始めると安心かと思います。
Cさんが思う移住に向いている人・向いていない人
いえらぼ編集マン
Cさん
山に囲まれており、虫もたくさん出ます。また近隣のカフェやお店は限られているからです。
向いていない人は虫が苦手な人や近所付き合いをしたくない人です。 岐阜では虫を避けては生きられませんし、自治会の集まりなどが頻繁に行われます。
Cさんが考えるおすすめ移住先
Cさん
2位は関市で、一通りのお店は揃っていて便利です。
3位は本巣市です。長閑で田舎らしい街並みが広がっています。
”いえらぼ編集マン
Cさんの移住体験談まとめ
- 家賃が安い
- 公共交通機関が不便
- 地元の集まりがある
いえらぼ編集マン
岐阜県は面積が広く、山も多いので、公共交通機関が便利な地域は限られています。
県南部の岐阜市やその周辺は鉄道やバスが多く運行されていますが、北部の高山などは電車が1時間に1~2本という地域も多いです。
交通交通機関が少ない地域の場合、生活には車が必要になりますので注意して下さい。
移住の際は、自分が移住したい地域の公共交通機関について予め調べておくと良いでしょう。
参考:悪い口コミは?【岐阜移住失敗談】
もっとリアルな移住失敗談を知りたいという人は、口コミを多く集めた記事を読んでみましょう。 生活面・環境面など、様々な面から見た移住失敗談をまとめています。
▼合わせて読みたい
移住前後のギャップをなくし、移住に備えてしっかりと準備しておきたいですね。
3.岐阜県に移住するのに向いている人と向いていない人
岐阜の特徴や先輩移住者からの体験談からは、岐阜移住に向いている人・向いていない人の共通点が見えてきました。
ここからは、岐阜移住に向いている人と向いていない人の特徴を紹介します。
自分が岐阜移住に向いているかどうか判断するための参考にして下さいね。
▼移住するのに向いている人・いない人
向いている人は、山が好きな人。
向いていない人は、近所付き合いを避けたい人。
3-1.岐阜移住に向いている人
岐阜移住に向いている人は山が好きな人です。
岐阜県の特徴として、山や川がたくさんあり自然が豊かであることが挙げられます。
県北部の飛騨地域には、槍ヶ岳や穂高岳、御嶽山など3,000m級の山々がそびえたっています。
休日には日帰りで気軽に登山やキャンプを楽しめることでしょう。
山が好きな人は岐阜移住に向いているので、本格的に移住の準備を進めてみてはいかがでしょうか?
3-2.岐阜移住に向いていない人
岐阜移住に向いていないのは、近所付き合いを避けたい人です。
岐阜県は地域のつながりが強いのが特徴です。
特に、県北部の山の多い地域では集落が離れている地域も多い分、集落の中での人間関係は濃くなっています。
自治会や町内会の集まりには顔を出すことが必須!という地域も多いようです。
よって、近所付き合いが苦手な人は岐阜移住を向いていないので、他の移住先を探した方が良いかもしれません。
4.岐阜県に移住におすすめの地域ベスト3
ここからは、データや体験談を元にした移住におすすめの地域ベスト3を紹介します。
それぞれの地域のおすすめ理由や楽しみも紹介しますので、自分に合った移住先を見つけるための参考にして下さいね。
▼移住におすすめの地域ベスト3
1位…岐阜市
2位…美濃加茂市
3位…大垣市
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1位.岐阜市
岐阜市は岐阜県の県庁所在地であり、幅広い世代で人口を増やしている移住に人気の地域です。
▼岐阜市の特徴まとめ
- 名古屋までのアクセスが良い
- 個性的な店が多い
- 山と川に囲まれた豊かな自然
おすすめ理由
岐阜市が選ばれる理由としては、名古屋への交通アクセスの良さが挙げられます。
岐阜駅から名古屋駅までは名鉄とJRが通っており、30分以内にアクセスできますので、通勤や通学にも便利です。
また、市内には鉄道とバスが走っており、車がなくても日々の買い物にも困らない環境です。
公共交通機関が便利な岐阜市は、車をもたずに移住するにはおすすめの地域と言えるでしょう。
岐阜市ならではの楽しみ
岐阜市ならではの楽しみとしては、個性的な店を巡ることができることが挙げられます。
岐阜駅から少し歩くと、こだわりを持ったお店や個性のあるお店がいくつも見つかります。
特に、昭和30年代に繁盛した柳ケ瀬商店街は昔ながらの食堂や和菓子屋が残る一方、おしゃれな飲食店や雑貨屋も新しくオープンしています。
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昭和の色を残す店々に魅力を感じた人は、岐阜市への移住を検討してみはいかがでしょうか。
移住者の声
40代・女性・在住歴13年 自然がいっぱいで、家族で遊べるところがたくさんありますよね。 初めは長良川沿いのマンションで暮らしていたので、よく子どもたちと川に泳ぎに行っていました。 バーベキューも、泊まりじゃなくて日帰りで気軽にできちゃう。家族が楽しく過ごせる環境がありますね。
引用:ええとこたんと!岐阜市
岐阜市に移住した人からは、自然が豊かであることが魅力として挙げられていました。
市内には木曽三川の1つの長良川が流れており、釣りや川遊び、バーベキューが気軽に楽しめます。
駅前から北へ車を走らせると、畑が広がり、さらに行くと山があるので、思いったったらすぐに自然の良い景色を眺めに出かけることができます。
岐阜市に移住すれば、週末は家族で自然の中のレジャーを楽しむという生活が送れそうですね。
岐阜市の自然に魅力に感じた人は、ぜひ岐阜市への移住を検討しましょう。
2位.美濃加茂市
美濃加茂市は近年子育て世代も多く移住している、移住に人気の地域です。
▼美濃加茂市の特徴まとめ
- ほどよく田舎でほどよく便利
- 緑豊かな自然
- 地元愛が強い
おすすめ理由
美濃加茂市が選ばれる理由としては、ほどよく田舎でほどよく便利であることが挙げられます。
名古屋駅からはJRや名鉄の特急を使えば、1時間内にアクセスできます。
その一方で、長良川鉄道に乗ると車窓からは田園風景が広がるのが見え、ゆったりとした時間が流れるスローライフを送ることができます。
田舎に住みたいが、通勤や買い物に不便なのは嫌だという方にとって、美濃加茂市は移住におすすめの地域と言えるでしょう。
美濃加茂市ならではの楽しみ
美濃加茂市では、緑豊かな自然の中でのレジャーが楽しめます。
飛騨へと続く山々にある奥山自然遊歩道や御殿山キャンプ場では、気軽にアウトドアを満喫できます。
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また、みのかも健康の森では自然の中でのレクリエーションやバーベキューを楽しめる環境です。
自然の中でレジャーを楽しむ生活に魅力を感じた人は、ぜひ美濃加茂市への移住を検討しましょう。
移住者の声
30代・男性・在住歴4年 もともとの土地の人が多く、ほかのまちと比べると地元のことを考える熱量がすごいなって思います。
引用:みのかも時間
美濃加茂市に移住した人からは、美濃加茂市の地元への愛着が強いという声が聞かれました。
美濃加茂市には自分の市を住みやすいと感じている人が多く、地元愛が強い地域です。
美濃加茂市の市民満足度調査によると、美濃加茂市の住みやすさについて「住みよい」「まあまあ住みよい」と答えた人は合わせて76.4%だったのに対して、住みにくいと答えた人は、わずか1.6%となっています。
美濃加茂市の住み良さに満足して長く住み続ける人が多いことで、人と人とのつながりも深いものになっているようです。
地域の人とのつながりに魅力を感じた人は、ぜひ美濃加茂市への移住を検討してみて下さい。
3位.大垣市
大垣市は子育て世代が多く移住している、移住に人気の地域です。
▼大垣市の特徴まとめ
- 子育て支援が充実
- 大型ショッピングモールが多い
- 里山暮らしが楽しめる
おすすめ理由
大垣市が選ばれる理由としては、子育て環境が良いことが挙げられます。
大垣市は子育て世代に対する支援が充実しています。
例えば、医療費は高校生まで自己負担なしで受診することができ、保育園の待機児童もゼロ人となっています。
市内には地下水を利用した噴水やせせらぎのある公園など、水を感じられる公園もあり、子供たちには人気のスポットです。
親にとっても子供にとっても環境が整った大垣市は、子育て世代にとって移住におすすめの地域と言えるでしょう。
大垣市ならではの楽しみ
大垣市は近場でショッピングを楽しめる地域です。
市内に複数の大型ショッピングモールがあります。
JRの大垣駅の北にはアクアウォーク大垣が隣接している他、市内にはイオンモールもあり、家族連れでも休日を満喫できます。
休日にはお買い物も楽しめる大垣市に魅力を感じた人は、ぜひ大垣市への移住を検討しましょう。
移住者の声
40代・男性・在住歴7年 世話役の皆さんの助けのおかげで懐の深い地域の皆さんに受け入れていただき、地域の行事にも積極的に参加しています。 車で30分も走れば都市部に行けるので不便は感じません。 地域の方々に助けられながら毎日生活しています。休日には山に行って渓流釣りを楽しんでいます
引用:大垣暮らしのすすめ
大垣市に移住した人の声では、里山暮らしを楽しんでいるという声が聞かれました。
大垣市内でも特に上石津町の地域は、昔ながらの里山の風景が色濃く残っている地域です。
西に鈴鹿山脈、東に養老山地、北に南宮山と山に囲まれた中で、釣りやバーベキュー、川遊びが楽しめます。
自然豊かな里山暮らしに魅力を感じた人は大垣市への移住を検討してみはいかがでしょうか。
5.利用したい移住支援制度
各地方自治体は、移住者に向けての支援制度を整えている所が多いです。
支援金がもらえたり、体験移住プログラムがあったりと内容は様々ですが、移住を考えている人にとっては利用しなきゃ損なものが多くあります。
申請しないと受けられない支援が多いので、とりあえず知っておくことが大切です。
ここから、各おすすめ移住先で利用できる、移住支援制度を紹介します。
5-1.岐阜市の移住支援制度
岐阜市の移住支援制度には、以下のようなものがあります。
▼岐阜市の移住支援制度まとめ
- まちなか居住支援事業
- 中心市街地活性化空き店舗活用事業
こちらのまちなか居住支援事業と中心市街地活性化空き店舗活用事業について、詳しく紹介します。
まちなか居住支援事業
対象者:まちなか居住重点区域内において、新築住宅を取得し居住する2人以上の世帯
岐阜市のまちなか居住支援事業という移住支援制度です。
岐阜市が指定する区域内で、新築住宅を取得する場合に金融機関からの融資の一部の助成が受けられます。
市外からの移住者の場合は最大60万円、さらに子供がいる場合は追加で20万円の助成があります。
新しく家を建てて移住しようとする若い世帯や子育て世帯にはおすすめの支援制度です。
中心市街地活性化空き店舗活用事業
対象者:空き店舗を利用して事業を開始しようとする人
岐阜市の中心市街地活性化空き店舗活用事業という移住支援事業です。
上記記載の通り、小売業、サービス業、飲食業等の商店街の活性化及びにぎわいの創出につながる事業に空き店舗を活用しようという人に対して補助が受けられます。
店舗の賃借料は最大60万円、店舗の改装費などの初期費用は最大100万円の補助金が支給されます。
空き店舗を活用してお店を開きたいという方にはチェックして欲しい制度です。
5-2.美濃加茂市の移住支援制度
美濃加茂市の移住支援制度には、以下のようなものがあります。
▼美濃加茂市の移住支援制度まとめ
- 空き家バンク
こちらの空き家バンクについて、詳しく紹介します。
空き家バンク
対象者:空き家を利用して、美濃加茂市に移住したい人
支援内容を簡潔にまとめる: 美濃加茂市の空き家バンクと いう移住支援制度です。
空き家を利用して美濃加茂市に住みたい人と、空き家の所有者を結びつけるために作られました。
美濃加茂市と提携した不動産会社が、実際の売買や賃貸の仲介をしてくれるので安心ですね。
空き家を活用して、美濃加茂市に住みたいと考えている方は要チェックの制度です。
5-3.大垣市の移住支援制度
大垣市の移住支援制度には、以下のようなものがあります。
▼大垣市の移住支援制度まとめ
- 子育て世代等住宅取得支援事業利子補助金
- 子育て世代等中古住宅取得リフォーム支援事業補助金
- 子育て世帯等移住定住活動支援事業
この中でも今回は、子育て世代等中古住宅取得リフォーム支援事業補助金と子育て世帯等移住定住活動支援事業について、詳しく紹介します。
子育て世代等中古住宅取得リフォーム支援事業補助金
対象者:大垣市内の中古住宅を取得して移住し、リフォームしようとする人
大垣市の子育て世代等中古住宅取得リフォーム支援事業補助金という移住支援制度です。
上記記載の通り、大垣市内の中古住宅を取得して移住する人に対して、リフォーム費用の補助を受けることができます。
最大でリフォーム費用の3分の1、30万円の補助を受けられます。
ただし、中学生以下の子供がいるか、夫婦のいずれかが40歳未満であることが条件ですので、注意して下さい。
若い世代や子育て世代の方で、大垣市に中古住宅を購入して移住しようとしている場合は要チェックです。
子育て世帯等移住定住活動支援事業
対象者:移住を前提として住居や仕事を探す活動を行う人の中で、
①中学生以下の子(妊娠中を含む)がいる人
②夫婦どちらか一方が34歳以下の世帯の人
③35歳未満の単身者
大垣市の子育て世帯等移住定住活動支援事業という移住支援制度です。
移住のために県外から大垣市内に来て、住居や仕事を探す人に対して交通費や宿泊費、レンタカー代金の補助を受けることができます。
1世帯あたり1回限りですが、上限6万円の補助金が受けられます。
大垣市への移住を決めた上で、家や仕事を探そうとしている人にはぜひ活用して欲しい制度です。
ただし、清流の国ぎふ移住・交流センター(東京・大阪・名古屋)において、事前に移住相談をしている必要がありますので 注意して下さい。
5-4.岐阜県の移住支援制度
岐阜県全体で利用できる移住支援制度には、以下のようなものがありました。
▼岐阜県の移住支援制度まとめ
- 東京圏からの移住支援金
- 清流の国ぎふ大学生等奨学金
- お試し居住施設
この中でも今回は、東京圏からの移住支援金と清流の国ぎふ大学生等奨学金について、詳しく紹介します。
東京圏からの移住支援金
対象者:東京23区の居住者または通勤者で、岐阜県に移住し、指定の企業に就職または起業した人
岐阜県の東京圏からの移住支援金という移住支援制度です。
上記記載の通り、東京から岐阜県へ移住した人を対象に移住支援金を受けることができます。
単身世帯は60万円、2人以上の世帯は100万円の支援金が支給されます。
東京から岐阜への移住を考えている人は要チェックです。
清流の国ぎふ大学生等奨学金
対象者:県内の高校を卒業して県外の大学に進学して、大学卒業後に県内で就業する意志がある人
岐阜県の清流の国ぎふ大学生等奨学金という移住支援制度です。
上記記載の通り、県外に進学した人が卒業後にUターンする意志がある場合に、清流の国ぎふ大学生等奨学金という奨学金を貸与し、その返還を免除するという制度です。
大学は県外にするものの、将来的に地元に戻って働きたいと考えている人にはおすすめの制度です。
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6.新しい移住の形!地域おこし協力隊という選択肢
地方での暮らしに憧れや興味があっても、いきなり移住となるとイメージが湧かず、すぐには踏み出せませんよね。
- 地方の生活ってどんな感じ?
- 地域のつながりって本当に密なの?
- 移住先に仕事があるか心配!
といった不明点・疑問点がいくつも出てくると思います。
いきなり住処を移して生活をがらりと変える移住はハードルが高いと感じる方は、まずは現地へ足を運び、生活をプチ体験してみるのが一番。
そんな「移住希望者」と地域をつないでくれる懸け橋となる制度が地域おこし協力隊です!
6-1.地域おこし協力隊とは?
地域おこし協力隊は、地方に移住して給料をもらいながら地域の活動に取り組める制度です。
平成30年度には1,061自治体で5,000人以上の人が活動し、任期終了後も地域に定住している人も多くいます。
対象となる都市部から地方への移住を検討している人のニーズに応えつつ、地域の維持・強化を進めることを目的としたWIN-WINな制度といえるでしょう。
6-2.地域おこし協力隊になるための条件
地域おこし協力隊になるには、国が定めた条件・地域が定める条件をクリアする必要があります。
簡単に言うと、現在都会に住んでおり、地方に引っ越し、住民票を移動できる人が対象です。
▼国が定める条件
- 三大都市圏または政令指定都市に住民票を置いている人
- 三大都市圏以外の地域または三大都市圏内の条件不利地域に住民票を移動すること
▼地域が定める条件
- 各地域によってさまざまなので個別に調べる必要あり
上記の条件を満たしていれば、地域おこし協力隊になることができ、1年以上3年以下の期限付きで地方自治体の委嘱を受けます。
農業・漁業への従事、地域の魅力PR、お祭りやイベントの運営など、様々な地域協力活動に従事しながら、国から給料をもらって地域の生活を余すことなく堪能できます。
現在都市部に住んでいて、地方移住を考えている人にはもってこいの制度と言えるでしょう。
6-3.地域おこし協力隊の情報を知りたい人はこちら
KomFortaに登録すると、地域おこし協力隊の募集情報や、移住に関するお役立ち情報にアクセスできます。
登録後、無料のメルマガで「AP地方創生プロジェクト」に参加できる案内が届きます。
なかなか自分で探すとなると面倒な地域おこし協力に関する情報を届けてくれるので、とりあえず登録して情報をチェックしてみるのもよさそうですね。
実際に移住した人に話を聞ける「移住コンシェルジュ」に相談できるなど、移住サポートも充実しています。
Eさん
決断をするのも自分自身ですし少しづつ頭を整理できて「ありがたい」と思いました。
引用:https://komforta.ai/senior-interview-004/
地方への移住を考えている人はもちろん、地方への移住に憧れが少しでもある人も、ぜひ登録してみてください。
\3分ほどで会員登録できます/
まとめ
岐阜県の移住について、体験談や様々なデータをもとに紹介してきました。
山や川などの自然が豊かなことや、地域のつながりが強いといった特徴が印象的でしたね。
物価が安いことや、地域によっては公共交通機関も便利なことなど知らない情報も多かったのではないでしょうか?
紹介した移住支援制度は一例ですが、本格的に移住を考えている人はぜひ利用しましょう。
ただ、2020年8月時点での情報なので、最新情報は各種HPから確認してください。
※内容に合わせて適宜変更 より深く移住について知りたいという人は、下記の記事も参考にしてみてください。