岐阜への移住を後悔しない!失敗から学ぶ成功の秘訣とは?

ファビコン

移住希望者

岐阜県への移住をした人が失敗した!と言っているのをよく聞くんだけど、実際どうなんだろう…

と不安に思われる方がいらっしゃると思います。

せっかく決意して、移住をしたのに、岐阜での生活がストレスに感じてしまったら嫌ですよね。

この記事では、実際に岐阜県へ移住した人の失敗談を見ながら、そこから成功のポイントを紐解いていきましょう。

おすすめ地域や支援制度を把握でき、移住に向けての具体的な準備を進められます。

ぜひ参考にしてください。

1.【実録】岐阜移住で後悔…失敗体験談を紹介

まずは岐阜へ移住した方々のリアルな失敗談から紹介していきます。

先人の失敗談から学んで、ご自身の移住に活かしていきましょう。

1-1.岐阜移住の失敗体験談【生活面】

車がないと移動に苦労する、や、遊ぶ場所が非常に少なかったという口コミです。

車がないと不便

ファビコン

20代・女性・在住歴20年

車がないとめちゃくちゃ不便です。

徒歩20分圏内にコンビニがないのはざらです。

公共交通機関はないわけではないですが、岐阜市の市街地を除いて基本的に本数がめちゃくちゃ少ないのであてになりません。

各務原だと岐阜バスが通っていればいいほうで、バスがなければ最寄り駅まで徒歩1時間もありえますし、最寄り駅についたところでそもそも電車の本数が30分に1本だったりします。

ファビコン

40代・男性・在住歴25年

岐阜県はとにかく広い県になりますかなので、自動車は必ずと言って良いほど必要です。

岐阜市に住むのであれば便利ですが、少し田舎に行くとアクセスが悪くなります。

なので、必ず自動車は持っていた方が生活はしやすいです。

岐阜県は電車やバスなどの公共交通機関のみで生活しようとすると、不便をする確率が高くなります

ちょっとコンビニに行きたいなと思ったとしても、そこに行くまでに徒歩でかなり歩かないといけません。

こちらは、岐阜市内のコンビニ分布図になります。

駅前はそれなりにありますが、少し外れの方に行くと、一気になくなってしまうことが分かります。

移住前の地域で、車がなくても不便をせずに暮らしていた方は、公共交通機関のみで生活しようとすると驚くほどストレスを感じてしまうかもしれません。

自然の中でゆったりとした暮らしが出来る岐阜県ですが、東京や大阪などと比較すると、どうしても利便性が低くなってしまう点には注意が必要です。

若いカップルが利用できる飲食店は少ない

外食や、買い物をする際には少し不便をしそうです。

ファビコン

20代・男性・在住歴3年間

田舎なので生活に困らないレベルのスーパーやコンビニはあるが夜遊びできるお店が極端に少ないので名古屋等の愛知県までわざわざでないと夜遊びが出来ない。

また、車社会なので最低でも原付がないと快適に過ごせるとは言い難い。(

ファビコン

30代・女性・在住歴2017年4月~2020年3月

服飾店が少ないことです。大型ショッピングモールに行けば購入できますが、車の運転に不慣れだとなかなか買いに行きづらかったです。

  駅前からシャトルバスが出ていますが、家から駅が遠かったりするとなかなか気軽に利用できません。

  またチェーンのカフェが少ないのも不満でした。

チェーン店を含む飲食店が少ないところが気になる人も多いようです。

車を使って少し足を伸ばせば、遊ぶところや食事をするところはあります。

ドライブがてら行くのであれば、楽しめるでしょう。

ただ、総務省 「H26経済センサス」 「人口推計」 によると、人口1,000人あたりの飲食店の数は4.04店で全国1位となっているので、決して少ないという訳ではありません。

具体的には、岐阜駅周辺や大垣市内などの飲食店が集中している場所に住むことが出来れば、不便はしないでしょう。

1-2.岐阜移住の失敗体験談【仕事面】

仕事面での失敗談も多く挙げられました。

賃金が安い

岐阜県に移住して、賃金の低さに失敗したと感じている方も多くいます。

ファビコン

30代・女性・在住歴35年

都会に比べて給料に格差があること。

愛知県に比べると低いです。

タウンワークによると、岐阜県の平均時給は961円で、全国平均が1,051円なのと比較してみても100円近く安いです。

愛知県は平均時給が1,033円なので、全国平均に届かないまでも、岐阜県よりは高いです。

そして「厚生労働省による調査」によると、岐阜県の平均月給は約27万5000円となっていて、東京都の約40万8000円と大きく差が開いています。

こういったデータからも、岐阜県の賃金が安いということがいえますね。

移住する際は、岐阜県の賃金の低さは視野に入れておく必要があるでしょう。

公共交通を利用した通勤が難しい

生活面のところでも触れましたが、車がないと通勤するのにも非常に不便という口コミです。

ファビコン

40代・女性・在住歴約35年

デメリットは交通機関があまりなく、車が運転できないと買い物も仕事にも行けないところです。

駅から遠いところに住んでしまうと、電車も使えず、どこへも行けないという声が多かったです。

岐阜の電車について、NAVITIMEで時刻表を見てみると、JR高山本線は1時間に2、3本しか走っていません。

東京では、仮に1本電車を逃してしまったとしても、すぐに次の電車が来るので遅刻せずに済みますが、岐阜ではそうはいきません。

移住する際は、せめて駅の近くに住むか、自家用車を持ったほうが良さそうです。

1-3.岐阜移住の失敗体験談【環境面】

岐阜県に移住してきて環境面で驚くことや、今まで不満に思ったことがなかったことが気になったりするという口コミです。

虫が多い

ファビコン

20代・男性・在住歴5年

とにかく田舎なので虫が家の中に平気で入り込んだりしてくることがあります。

ファビコン

20代・女性・在住歴6年間

緑や山が多いので、夏場は虫が大量に湧くので、地獄です。

周りの県と比べて地味なのが痛いところ。

岐阜県は田舎なので、やはり虫が多いです。

もともと田舎に住んでいた人は分かると思いますが、自然豊かなところはどうしても生き物たちも伸び伸びとしがちです。

それがまたいいのでしょうけど、都会から移住してきた人にとっては苦痛に感じることもあるようです。

1-4.岐阜移住の失敗体験談【人間関係面】

狭いコミュニティでは良い面もありますが、同様に悪い面も見えてしまう人が多いようです。

災害のときなど、あまり助け合えそうな雰囲気ではない

災害時や緊急時に助け合うのは、地域にとって大事なことで、移住者にとっても非常に気になるポイントです。

ファビコン

30代・男性・在住歴2015年9月~2020年3月

また閉鎖的な土地柄のため、気遣いができない人たちが多い気がします。

ファビコン

40代・女性・在住歴1990年08月-2015年10月

住民同士の結びつきが、あまり強くない。

町内会にもよるが、災害のときなど、あまり助け合えそうな雰囲気ではない。

挨拶もあまりかえってこないことなどある。

田舎あるあるですが、コミュニティが閉じていると、お互いに気をそこまで遣い合わない関係が出来上がっているようです。

気心が本当に知れていて、顔見知りであるため、挨拶をしても返ってこないということもあるようです。

移住者にとっては最初はびっくりするかもしれません。

よそ者が入りづらい雰囲気がある

ファビコン

20代・女性・在住歴1995年01月-2013年03月

昔からの風習がそのまま残っていて、よそ者は入りにくい雰囲気だった。

昔からの風習が残っているケースは当然多く、よそからきた者にとっては、入っていきづらいと感じることも多いようです。

都会と比べて、圧倒的に地域の人とは濃い繋がりになっていくので、その地域ならではの風習に対して理解をする努力をする必要があります。

1-5.岐阜移住の失敗体験談【子育て面】

小学校区が広いことや、遊ぶ場所が少ないといった口コミがありました。

小学校の学区が広く、通学に時間がかかる

学区が広いと、小学校までの距離がその分遠くなってしまうことが考えられます。

ファビコン

市の郊外では、小中学校の校区が広く、通学にかなりの時間を要した。

小学校までの距離が長いと、通学時間が長くなってしまいます。

社会・人口統計体系 都道府県データ 社会生活統計指標」によると、100㎢当たりの小学校数は、岐阜県は16.78となっていて、東京都の93.71と比べて約5分の1と少ないです。

高校に比べたら、小学校や中学校は家の近くにあるでしょうが、それでも学区の範囲が広いと通学時間が長くなってしまいます。

車があれば、お子さんを迎えに行かないといけない際も困らないでしょう。

子どもが遊べる場所が少ない

公園が小さく少ないことと、道路が整備されてないところがたくさんあります

ファビコン

30代・女性・在住歴35年

大きな病院が少ない、海がなく川でしか遊べないこともデメリットです。

岐阜移住後に子育てを考えている人は、子供が遊ぶ場所について気になるのではないでしょうか。

自然が豊かなので、外で遊ばせる機会が多くなるでしょう。

道路の整備がなされていない場所も多いようです。

小さい子供のうちは、遊ばせる場所の安全の確認はしっかりと行いましょう。

2.岐阜移住するならココ!おすすめの地域は大垣市

初めて移住するとなると、「どこの地域を選んだらいいんだろう…」と不安になってしまいますよね。

自然も感じることが出来るし、あまりに田舎過ぎて不便なのも嫌!という、いいとこどりをしたいですよね。

そこで、筆者がおすすめするのが”大垣市”です。

まずは、おすすめできる理由から紹介していきます。

2-1.おすすめ理由

岐阜移住の失敗談では、車がないと不便なところや、公共交通機関を使った通勤が難しい点などが挙げられましたが、大垣市であれば心配ありません。

岐阜県に移住するなら、大垣市をおすすめする理由は、2つあります。

田舎と都会の良い所どり

1つ目は田舎さもありつつ、岐阜県の中では岐阜市に次ぐ規模の都市なので、不便もしないからです。

大垣駅より、名古屋駅まで電車で約30分、岐阜駅までも約15分と、都市に出るのにも非常にいい立地です。

そのような立地にありながら、少し足を伸ばすと田園風景が広がっているのは、魅力的です。

水の都と呼ばれていて綺麗

2つ目は水の都、清流の都とも呼ばれていて、水や緑がとにかく綺麗で、町全体が癒しの空間だからです。

市内ではいたるところで湧き水が出ており、住民はその水を汲みます。

スローライフを夢見て移住される方は、まさに充実した移住生活が出来るでしょう。

2-2.移住者の声

緑が多く水もきれいで都会ほどではないが、遊ぶには困らない施設が充実している。(40代・男性・1975年10月-2017年06月)

引用:https://sumaity.com/town/gifu/ogaki/review/?sort=2#number

都会ほどの喧噪もなく、便利ではあるけど、自然を身近に感じることが出来る都市というのはなかなかないので、暮らしてみたくなりますよね。

名古屋にでるのも快速で28分ぐらいです。(男性・20代・2002年09月-2014年01月)

引用:https://sumaity.com/town/gifu/ogaki/review/?sort=2#number

大都市へ足を伸ばすのにもぴったりな位置にあるというのは、非常に暮らしやすいですし、遊びにも出かけやすくていいですよね。

どこに行くのにも便利な場所。スーパーや書店やケーキ屋さんなどいろいろなお店が充実しており、行きやすい。名神高速も通っており、遠出がしやすい。カフェやレストランも比較的多いです。大垣市中心街から車で30分ほど行くと新幹線の駅である岐阜羽島駅にも行きやすい。(20代・女性・1998年04月-2016年12月)

引用:https://sumaity.com/town/gifu/ogaki/review/?sort=2#number

地方移住で不安になるのが、買い物や食事のことですが、大垣市はどこへ行くのにも不便しないです。

高速道路や新幹線ともアクセスしやすいのは非常にポイントが高いですよね。

2-3.大垣市ならではの楽しみ

大垣市ならではの楽しみは、落ち着いた水の都の風景です。

川や水路が多くあり、小舟が行き交っていたり、住民が水を汲んでいたりする光景を見ることが出来ます。

それが長閑で、移住生活をしているんだなと実感できます。

これらの写真からもわかるように水の都という感じですよね。

自宅から徒歩圏内にこんなにきれいな場所を楽しめるというのが、大垣移住の醍醐味と言えるでしょう。

3.利用したい移住支援制度

せっかく移住するのであれば、自治体による移住支援制度を利用するほうがいいでしょう。

大垣市独自の制度と岐阜県全体の移住支援制度を見ていきましょう。

3-1.大垣市の移住支援制度

大垣市で独自に行われている移住支援制度について見てみましょう。

大垣市では、子育て世代へ向けて住宅取得の際の支援制度が充実しています。

子育て世代等住宅取得支援事業

子育て世代等住宅取得支援事業の概要を下記にまとめました。

対象:
中学生以下の子供がいる人、または夫婦どちらか一方が40歳未満世帯の人で、大垣市内に新築住宅を取得して転入・転居した人

支援内容:
金融機関などで借り入れた住宅ローンの利子の一部を助成してくれる制度

移住をする際に、賃貸物件ではなく、新築を建てて住むんだ!という方の場合、この制度を検討してみてもいいのではないでしょうか。

子育て世代近居支援事業

子育て世代近居支援事業の概要をかきにまとめました。

対象:
市外に住む子育て世帯

支援内容:
親世帯の住む市内に転入する場合、その転居費用(引っ越し費用)の一部を補助してくれる制度

子育てをする上で、ご自身の親が近くにいてくれると安心ですよね。

親世帯の近くに移り住む場合におすすめの制度になっています。

子育て世代等移住定住活動費支援事業

大垣市への移住を検討している「県外在住の子育て世代等」を対象に、移住定住活動を行う際に必要となる交通費や宿泊費、レンタカー代金を補助します。

移住を検討していると、やはりその土地に足を運ばないわけにはいきませんよね。

自分自身で実際に足を踏み入れて、肌で感じることは大事な事です。

その際にかかるお金を支援してくれるのが、この制度です。

3-2.岐阜県の移住支援制度

こちらは岐阜県が行う移住支援制度になっています。

岐阜県移住体験Web

岐阜県移住体験Webは、ネットから移住体験が出来る様々な活動に申し込むことが出来るサービスです。

移住する前に実際に移住先である岐阜での暮らしを体験することで、具体的なイメージを湧かすことができます。

移住でよくある失敗ケースとして、移住前に思っていたのとギャップが大きいことが挙げられます。

実際に、風習を知れる「いぶかのお月見会」や、仕事を知れる「森と木の仕事セミナー」などが開催されていました。

移住前に在住者との交流ができたり、現地の生活を体験できるので、ギャップを埋めることができます。

岐阜移住を考えている人は、ぜひ一度利用してみましょう。

まとめ

岐阜県を移住先として選ぶ際は、

・自家用車はあったほうが良い

・仕事選びは慎重に

・人付き合いは難しい

という点を最低限押さえておく必要があります。

また、移住がもし初めてなのであれば、比較的大きな都市である岐阜市か大垣市を選ぶのがおすすめです。

後悔しないように、体験をしてから移住をしてみるのもよいでしょう。

是非、後悔のない移住生活を送って下さいね。