自然が多く、ゆっくりとした時間を堪能できるイメージがある茨城県。
しかし、
そうならないよう今回いえらぼでは、移住者・在住者からの住みづらさを感じたという口コミを独自調査!
事前に移住後のイメージをどれだけ具体的に湧かせられるかが、移住をうまくいかせるポイントです。
特に、実際に済まないと分からないデメリット等まで知っておけば、事前に対策も可能です。
この記事を読めば、リアルな失敗談から移住の際の注意点・移住をうまくいかせるポイント・おすすめの移住先が分かります。
茨城県に移住して良かった!と思えるように、まずは失敗ケースから学んでいきましょう。
1.【実録】茨城移住で後悔…失敗体験談を紹介
まずは、茨城に移住した方々のリアルな失敗談から確認していきましょう。
車の必要性や街の利便性、仕事の多さなどのポイントを、実際に茨城に移住した人たちの口コミからわかりやすく紹介していきます。
茨城のイメージだけで移住を決めず、実際には大変な部分もあることを把握しておきましょう!
1-1.茨城移住の失敗体験談【生活面】
まずは茨城に移住したあとに感じた、生活面での失敗体験談を紹介していきます。
買い物スポットが少ない
買い物スポットが限られていることにストレスを感じたという失敗体験談です。
30代女性・18年
茨城へ移住する際には、買い物をできるスポットが限られていることに注意が必要です。
一般社団法人日本ショッピングセンター協会(JCSC)の「都道府県別・市区町村別SC一覧」によると、茨城県にあるイオンなどのショッピングモールの数は68個とされています。
329個もある東京都と比較すると約5分の1ほどと少ないです。
商業施設自体が少ないため、買い物を行えるスポットも限られてしまいます。
比較的規模の大きなイオンモールは、
- イオンモール水戸内原店
- イオンモールつくば店
- イオンモール下妻店
- イオンモール土浦店
- イオンモール守谷店
- イオンモール高萩店
- イオンモール東海店
- イオンモール水戸南店
と点在しています。
そもそもの買い物ができるスポットが少なく、大きめのショッピングモールが点在しているという理由から、住む場所によっては不便に感じられることも考えられます。
商業施設から離れた場所に住むと、車で移動する必要があります。
いつでも気軽に買い物ができる東京とは違います。
そのため、茨城での生活ではネットショップを上手に使うといった対策ができると、無駄なストレスをためずに済むでしょう。
車の運転が荒い
車の運転の荒さに驚かされたという口コミです。
30代男性・20年
運転の荒さも移住前に知っておきたい注意点です。
Jタウンネット東京都の調査では、運転マナーが悪いと思う都道府県の第5位に茨城県がランクインしています。
茨城は広く開けた台地を開拓した県であり、道路が広い場所が多いことが運転の荒さに繋がっているようです。
茨城県民によれば「制限速度+20キロが普通」という情報もあるため、特に運転が不慣れな方は注意が必要です。
茨城県に移住してから間もない時期は左側車線だけを使い、スピードを出したい車を先に行かせるような工夫が必要です。
1-2.茨城移住の失敗体験談【仕事面】
ここからは茨城に移住した後に実感した、仕事面での失敗体験談を紹介していきます。
どこに行くにも車が必要
30代女性・2017年〜2019年の約2年間
茨城ではどこに行くにも車が必須であることを理解しておきましょう。
口コミにもあるように、目的地からバス停までの距離がかなりあることも珍しくありません。
公共交通の不便さは、仕事にも影響します。
特に外回りの仕事をする際は、訪問先まで行くとかなりの時間を要することになります。
通勤の際もかなり不便です。
仕事でも車を使うことが基本であることを理解しておきましょう。
求人の数が限られている
そもそもの求人の数が少ないという口コミです。
テレワーク出来る職種ってSEとかしか思いつかないんだけどあと何があるんだろう?テレワーク出来る仕事に就きたいけど、そういう専門職系じゃないと無理そう。なんせ、茨城なんてテレワーク出来る仕事あるのかな😅求人自体少ないしなー…
— Ⓜ︎ (@tkismm2525) June 22, 2020
茨城へ移住する際には、なかなか仕事が見つからない可能性があることも理解しておきましょう。
厚生労働省の調査では茨城の令和2年4月の有効求人倍率は1.41倍であり、正社員だけに絞り込むと0.95倍まで低下します。
1人に対して1.4つほどの仕事しかなく、コロナの影響により今後も下がり続けることが予想されています。
このようなデータから、茨城に移住する際には他県で働くことも視野に入れておくことをおすすめします。
現在はリモートワークも普及してきており、東京の仕事を茨城の自宅で行うということも可能です。
あなたに合った働き方を見つけておけると移住後に後悔せずに済みそうです。
1-3.茨城移住の失敗体験談【環境面】
ここからは茨城に移住した際に感じた、環境面での失敗体験談を紹介していきます。
水がまずい
水がまずかったことがストレスだったという口コミです。
50代男性・1988年~93年
茨城県の水道水は口にしないほうが良いことを理解しておきましょう。
豊かな自然があるイメージのある茨城県ですが、実は水道水がまずいことで知られている県でもあります。
茨城県の水道水には過マンガン酸カリウムが残っているとされ、味を落としている大きな要因と考えられます。
茨城は霞ヶ浦の水から多くの家庭に水を提供していますが、プランクトンや水中植物が増殖し、ミネラルなどの蒸留残留物が多く入っています。
その過程でカビ臭い原因となってしまう、過マンガン酸カリウムで消毒をするという対策がとられ、味が落ちてしまうというわけです。
このような理由から茨城の水道水は美味しくないようなので、これから移住をする方は経済的な浄水器を設置するなどの対策をしましょう。
1-4.茨城移住の失敗体験談【人間関係面】
ここからは茨城に移住した際に感じた、人間関係における失敗体験談を紹介していきます。
短気な人が多い
移住後に茨城は短気な人が多く感じられたという口コミです。
30代女性・18年
30代女性・2017年〜2019年の約2年間
プレジデント社による「47都道府県別・県民性大図鑑」によると、
茨城の県民性は関東でも独特の気風、短気でマナーの悪さは県民も自覚
と表現されています。
徳川御三家の水戸藩がもともともっていた荒っぽさがDNAとなり、それがいつからか「怒りっぽい、忘れっぽい、飽きっぽい」の茨城の三ぽいに変化したと考えられています。
また、プレジデント社による「47都道府県別・県民性大図鑑」には、次のような口コミも掲載されています。
口に出しては言えないが、茨城出身は田舎者が多い(兵庫・男)
よそ者を信用していない(石川・男)
また、ごしょっぺやいじやけるといった独特のなまりも、移住後に短気な人が多いと感じさせてしまう要因です。
これから茨城県へ移住する方々は、もともと荒っぽいDNAをもつ方が多いことを理解しておきましょう。
移住後はストレスを感じてしまうかもしれませんが、県民性に慣れていく過程のなかで、学生時代の友達のような信頼関係を大切にする県民性を楽しむことができるはずです。
1-5.茨城移住の失敗体験談【子育て面】
ここからは茨城に移住した際に感じた、子育てにおける失敗体験談を紹介していきます。
夜の外出は危なく感じる
茨城県への移住後、夜の外出を危なく感じたという口コミです。
20代女性・20年
20代女性・20年
生活面の失敗体験談でも触れましたが、車の運転が荒いため、車やバイクの騒音が気になってしまうことも考えられます。
また、警視庁の「平成30年 警察白書 統計調査」によると、茨城の犯罪認知件数は24,809件とされています。
同じくらい人口が生活する宮城県の犯罪認知件数が14,292件、新潟県が12,757件であることを加味すると、治安が良くないと言えます。
住むエリアにもよりますが田舎すぎると街灯がないこともあるため、移住する際には犯罪件数や夜道の明るさを確認しておくことをおすすめします。
2.茨城へ移住するならココ!おすすめの地域は水戸市
茨城県に移住した際のリアルな体験談を確認したところで、移住におすすめのエリアを紹介していきます。
今回は田舎暮らしを実感しながら、田舎すぎない地域として水戸市をおすすめします。
おすすめ理由
水戸市をおすすめする一番の理由は交通の利便性が高いためです。
水戸市は茨城県中部の県央地域に位置する市であり、茨城県内でもっとも多くの方々が生活しているエリアです。
そのため、「車がないと不便」と後悔を感じることも少なくなります。
また、時間がかかりますが、JR常磐線を利用すれば東京まで気軽に足を伸ばすことができる点も魅力です。
水戸駅から常磐線特急ときわを利用すれば、1時間ほどで東京に着きます。
車がなくてもある程度便利な生活を送れる点が、水戸市をお勧めできる理由です。
移住者の声
ここからは、実際に水戸市で生活した方の口コミを紹介します。
30代・男性
20代・女性
水戸市に住んだ方々は、ほどよい街であることに満足しているようです。
- デパートやショッピングモールに車で行ける
- 街全体が静かで安心できる
という点が水戸市に移住した際に手に入れられるメリットです。
公共交通をうまく使えれば不便はないですが、やはり車があるとより茨城生活を満喫できるようです。
水戸市ならではの楽しみ
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茨城県の観光スポットに1時間もあればアクセスできるのが水戸市の良い所です。
国営ひたち海浜公園や偕楽園、筑波山といった自然が多い名所を満喫できます。
車がで買い物などの日常生活を便利に過ごしつつ、レジャースポットにも気軽にアクセスできます。
そんな「ちょうどよい田舎感」が水戸市ならではの楽しみです。
3.利用したい移住支援制度
最後に茨城県に移住する際に利用したい移住支援制度を紹介します。
移住には大きなコストが必要になりますが、上手に活用することで経済的なゆとりを大きくすることができます。
水戸市の移住支援制度
最後に水戸市に移住する際に是非とも利用したい、移住支援制度を紹介していきます。
水戸市子育て世帯まちなか住替え支援補助金
水戸市では次の条件を満たす方々に、最大50万円を支援する水戸市子育て世帯まちなか住替え支援補助金を展開しています。
- 令和2年4月1日以降の工事請負(売買)契約により,対象区域に住宅を取得し,居住する
- 住宅の工事請負(売買)契約日において,同一世帯に中学生以下の子どもがいる
- 今後,その住宅に10年以上居住する意思がある
- 市税の滞納がない
- 自己又は同居親族が暴力団員でない
- 過去に当該補助金の交付を受けてない
- 「水戸市子育て世帯まちなか住替え支援補助金」の交付を受けていない
一戸建てを購入する方が対象となり、移住と合わせて住まいを手に入れたい方におすすめの支援制度です。
わくわく茨城生活実現事業
茨城県では、次の条件を満たす方々にわくわく茨城生活実現事業を展開しています。
- 東京23区から茨城へ移住した
- 移住支援金対象の中小企業等の求人に応募し、新規就業した。または社会的事業分野で起業した
- 移住支援金の申請時において、転入後3か月以上1年以内である
その他にも提出期限などの条件がありますが、移住してすぐに着手すれば2人以上の家族世帯100万円、単身者の場合60万円の移住支援金を獲得できます。
まとめ
茨城県への移住に失敗しないためには、移住後に後悔した方がのリアルな体験談を確認することが何より大切です。
買い物スポットが少ない、新規求人数が少ない、人が荒っぽいといった点で移住後に後悔したという方が多くいます。
ただし、リアルな体験談を参考に、今の生活環境と比較すれば、茨城県への移住を満足度の高いものに近づけることができます。
田舎すぎるエリアがあることに注意すれば、国営ひたち海浜公園や偕楽園、筑波山などの豊かな自然を満喫しながら、ゆっくりとした時間をすごせるという茨城県ならではの楽しみを発見できるでしょう。
移住希望者