「部屋を分けたい」
「自分のスペースが欲しい」
といざ部屋を分けようとしても、どのような方法で仕切るべきか悩みませんか?
部屋を仕切ったものの「部屋が狭まっただけ」になるのは避けたいですよね。
限りある空間をうまく仕切り、おしゃれな部屋に仕上げることはそう難しくはありません。
部屋を仕切ることで目隠しはもちろん、エアコンの効率アップや防音効果も生まれますよ。
そこで今回は、DIYでもOK、賃貸物件でも利用できる部屋の仕切りアイデアをご紹介していきます。
身近な材料を使って仕切るDIY方法から、本格的に部屋を分ける仕切る方法までぜひ参考にしてください。
部屋を仕切りたい目的は?
まずは部屋を仕切りたい目的を明確にしましょう。
目的に合わせて、仕切りのサイズやどんな材質にするのかを考えます。
釘を使えない賃貸物件の場合でも、アイデア次第で仕切ることは可能です。
部屋のほんの一角を仕切りたい場合であれば、仕切りを使わずにレイアウトを変える方法も試してみてください。
- 目隠しをしたい
- 収納スペースを作りたい
- 子供部屋を分けたい
- 寝室スペースを作りたい
- 作業スペースを確保したい
目的1.目隠しをしたい
玄関からリビングが丸見えだったり、ごちゃごちゃしたキッチンを見られたくないといった悩みがある場合にこそ、仕切りを使うと便利です。
来客時だけ隠したい場合は、カーテンのような可動式タイプをおすすめします。
自在に動かせる仕切りの方が自由度が高いので、目隠ししたいスペースが広いときこそ可動式タイプの方が普段は広く使うことができるでしょう。
目的2.収納スペースを作りたい
収納スペースが少なくて不便を感じている人は、収納を仕切り代わりとして利用することもおすすめです。
ベッドサイドにカラーボックスを並べて置くだけでも目隠しになり、カラーボックスの背を仕切り代わりに利用することができます。
低めの棚を使えば部屋に圧迫感を与えません。
背の高い本棚をリビングとダイニングの間に置けば、簡易的な目隠しにもなります。
この方法なら収納スペースを作りつつ、仕切りアイテムを使うことなく部屋を分けることができます。
目的3.子供部屋を分けたい
「子供の成長に合わせて部屋を分けたい」と考えている方は、ポイントに合う仕切りを検討しましょう。
- 子供の性別
- 子供の人数
- 予算
- 子供が巣立った後の使い道
兄弟の性別、受験を控えているなど子供のプライバシーについても考慮をし、子供が巣立った後の使い道まで考えておいた方が後悔する事態を避けられます。
目的4.寝室スペースを作りたい
ワンルームの部屋に仕切りを設置することで、寝るためのスペースと分けることができます。
カーテンのような本格的な仕切りもいいですが、おしゃれなチェストや収納ボックスをベッドサイドに重ねて置くと圧迫感のない部屋に仕上がります。
「寝床を見られたくない」と感じたときにも、ちょっとした仕切りを置いてみましょう。
目的5.作業スペースを確保したい
パソコンデスクを置いたり、ミシンを置くことができる作業スペースを持つことで、目の前の作業に集中することができます。
自分の部屋を持つことは難しくても、仕切りを上手く使えばリビングの一角に小さな書斎のような空間が生まれます。
机の上のごちゃごちゃ感を隠す効果も生まれるので、ぜひ部屋の一部に作業スペースを作ってみてください。
部屋をおしゃれに!おすすめDIY仕切りアイデア12選
ここからは、部屋の仕切りをDIYで設置するアイデアをご紹介していきます。
「リフォームするほど本格的にしなくていい」と考える場合は、ホームセンターで手に入る材料を使って仕切りを設置してみましょう。
ここでは、簡単にできる仕切りアイデアを12個用意しました。
- ディアウォールで簡易壁
- アコーディオンカーテン
- パネルドア
- ロールスクリーン
- 造作壁
- ブラインドカーテン
- 突っ張り棒とカーテンを使う
- 棚を置く
- ソファを設置
- 布を使う
- パーテーション
- 吊り引き戸
賃貸物件でも手軽にかつおしゃれに仕切るアイデアもご紹介していますので、ぜひご自宅に合わせて参考にしてください。
アイデア1.ディアウォールで簡易壁
「ディアウォール」とは、床と天井をつなぐ大型突っ張り棒の商品名です。
一切釘を使わず木のパーツが使えることから賃貸に住む人にも人気ですが、部屋をおしゃれに仕切りたい人にも選ばれています。
サイズも自在に調整できるので、キッチンやテレビを置く作り棚としても大活躍。
目隠しをしたい場所に木の板を並べる要領でディアウォールを設置していけば、あっという間に簡易壁が完成します。
目的を果たした時にも取り外しやすいので、子供部屋の仕切り壁としていかがでしょうか。
ディアウォールならLABRICOがおすすめ
ディアウォールを購入するなら、LABRICOがおすすめです。
1〜2万円でコスパよく、おしゃれな仕切りを作ることができます。
女性でも安全で簡単に壁を作ることができ、多くの主婦さんから人気です。
公式ページで壁の作り方を動画で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
アイデア2.アコーディオンカーテン
リビングとキッチンを仕切りたいときには、定番アイテム「アコーディオンカーテン」もおすすめです。
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来客時以外はコンパクトに畳んでおけるのが大きな魅力で、普段は広い空間のまま過ごせます。
リビングダイニングを分けることで冷暖房効果がアップ、遮光性のあるものは紫外線対策としても最適。
天井にカーテンレールを設置しなければならないタイプは釘を使いますが、賃貸向けの突っ張り棒タイプも見つかるのでお部屋に合うものを探してみてください。
価格目安:3,000円~30,000円程度
アイデア3.パネルドア
アコーディオンカーテンが進化した「パネルドア」も人気が高まっています。
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「リビングと和室を分けたい」「ドアのない洗面所の目隠しにしたい」といった人によく利用されていますが、最もおすすめなのが子供部屋の仕切りとしての活用です。
簡易的な壁になるので活用しやすく、「将来は取り外したい」という方に選ばれています。
防音性の高いタイプのパネルドアなら、より高いプライバシーを守れるでしょう。
設置方法はアコーディオンカーテンと同じく、天井にカーテンレールを設置するたけなので、DIY初心者でもさほど難しくはありません。
価格目安:5,000円~30,000円
アイデア4.ロールスクリーン
上下に開け閉めできる「ロールスクリーン」も、部屋の間仕切りとして大変活用されています。
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使わないときは天井にコンパクトにしまえる所が、ロールスクリーン最大のメリットです。
幅広サイズなら広いリビングをサッと分けることも簡単、断熱や空調効果も生まれます。
より空調効果を高めるために、階段の入り口のような空気が流れる場所にロールスクリーンを設置するのもおすすめです。
価格目安:2,000円~20,000円
アイデア5.造作壁
完全に部屋を仕切りたいときには、「造作壁」と言って壁を後付けできる方法が取られます。
「子供同士のプライバシーを守りたい」というときこそ簡易的な壁ではなく、完全に部屋を分けられる壁の設置が望ましいでしょう。
造作壁はフレームを設置して石膏ボードを貼り付けていくのが一般的な施工方法ですが、DIY素人にはやや難しい内容です。
しかし、リフォーム業者に依頼すると10~20万円程度かかります。
もし自分で行えば、2分の1ほどの予算まで節約することは不可能ではありません。
好きな壁紙を自由に選べる楽しさもあるので、ある程度知識と経験を持っている人はぜひお試しください。
価格目安:50,000円~300,000円
アイデア6.ブラインドカーテン
部屋空間の明るさを調整できる「ブラインドカーテン」も部屋の仕切りとして利用する人が増えています。
窓に取り付けるタイプが多いですが、木製や部屋の色に合わせたコーディネートをしやすく、不要なときはサッと天井に取り込める便利さも見逃せない点です。
来客時に寝室や収納を隠したいけど、普段は開放的に使いたいといった人におすすめします。
賃貸でも取り付け可能なノンビスタイプも登場していますが、これは突っ張り棒のように設置するものなので幅広いスペースには不向きです。
ワンルームの幅の狭い通路や脱衣所の目隠しといった用途には適しています。
価格目安:10,000円~15,000円
アイデア7.突っ張り棒とカーテンを使う
玄関から部屋が丸見えになる間取りなら、壁と壁の間に突っ張り棒を渡してカーテンを取り付けると簡単に目隠しが作れます。
カーテンならサッと閉めやすいので、急な来客時にもごちゃごちゃした部分を見られずに済むので安心です。
カーテンには、洗濯バサミのようなタイプの丸フックを取り付けると、上手く突っ張り棒に通すことができます。
フックは100円ショップでも手に入るので、とことん節約したい方ならこちらを探してみてください。
また、リビングを仕切りたいときには、太めの頑丈な突っ張り棒を選びましょう。
カーテンの重さにしっかり耐えられないと落下する危険性があります。
価格目安:1,000円~3,000円
アイデア8.棚を置く
ワンルームを仕切るのに便利なのが棚です。
背の高い本棚を置けばプライベート空間が作れます。
広い空間を保ちたい人は、オープンラックがおすすめです。
ソファやベッドサイドに置くだけで、簡単な仕切りとして活用できます。
カラーボックスを並べるだけでも仕切りとして利用できるので、小さな空間にプライベート空間を作りたいときにお試しください。
価格目安:2,000円~
アイデア9.ソファを設置
とくに道具を用意しなくても、ソファのレイアウトによって印象を変えることができます。
例えば、リビングとキッチンの間にソファを置くと、ソファの背が仕切りのような効果をもたらします。
また、リビングの入り口側に背を向けるようにソファを置くと丸見えという印象になりにくいです。
L字ソファをダイニングとリビングの間を分けるようにレイアウトすれば、空間を自然に仕切ることができます。
ソファを使えばカーテンなどをを使わずに部屋を仕切ることができるので、すっきり見せたいときにおすすめの手法です。
価格目安:10,000円~
アイデア10.布を使う
カーテンで仕切るのも簡単ですが、より簡単なのが布を使ったやり方です。
お気に入りの布を天井に画びょうで留めるだけで、部屋にアクセントが付けられます。
透け感のある布なら光を遮らず、ベッドサイドにレースカーテンをゆるく留めると天蓋のような雰囲気へと早変わり。
しっかり目隠ししたい人は厚手の布を使いましょう。
価格目安:2,000円~
アイデア11.パーテーション
部屋の一角を目隠ししたいときに便利なのが「パーテーション」です。
待合室などに使われる簡易壁のようなタイプから、折りたためる蛇腹タイプ、収納棚になるタイプなどがあります。
幅1m足らずのサイズから見つかるのでワンルームでも活用しやすく、この場合は収納できるタイプの方が利便性を感じるでしょう。
パーテーションは釘を使うことなく自立するので、場所を選ばないのが最大のメリットです。
デザイン性が高いもの、透け感があるものはリビングの一角に置いても馴染みます。
折りたためるおしゃれなパーテーションなら、和室の一角や入り口からの目隠しとして活用しやすいです。
価格目安:5,000円~25,000円
アイデア12.吊り引き戸
部屋を仕切る方法として引き戸を設置するパターンも候補にあがりますが、「吊り引き戸」を利用する人も増えています。
吊り引き戸は、天井から吊るすことで床にレールを付けずに扉をつけることができます。
メリットは原状回復ができ、自分で簡単なDIYで取り付けることができる点です。
単なる仕切りというよりも、ちゃんとしたドアというイメージを思い浮かべてください。
もし賃貸物件で吊り引き戸を取り付けたい場合は、ディアウォールのような板を利用して設置することも不可能ではありません。
簡易的で安価な吊り引き戸も多数登場しているので、ドアが欲しいと感じる場所があれば検討をおすすめします。
価格目安:10,000円~15,000円
部屋を仕切るときのおすすめの場所3つ
いざ「部屋に仕切りを設置しよう」とした時に迷うのが仕切る場所です。
自分では気づけなくても、とくに目隠し代わりになるポイントがいくつかあるのでご紹介します。
- リビングとダイニングの間
- リビングとキッチンの間
- 玄関スペースとリビングの間
場所1.リビングとダイニングの間
「リビングダイニング」のダイニング側に、目隠しするように仕切りをつけてみてください。
見られたくないキッチンやダイニングテーブルを隠すために、アコーディオンカーテンを利用する人が多いです。
釘が使えない賃貸物件でも諦めずに、釘を使わずに済む方法を検討しましょう。
場所2.リビングとキッチンの間
リビングとキッチンがひとつの空間にある間取りもよくありますが、キッチン側に1枚カーテンを取り付けたりのれんのような仕切りがあるだけでも目隠しになります。
完全に見えなくすると圧迫感を感じてしまうので、透け感のある素材を用いると部屋に馴染ませやすいです。
場所3.玄関スペースとリビングの間
賃貸物件でよく見られる「玄関を開けたら部屋が丸見え」をなくすには、カーテンやのれんのような布を1枚隔てるだけで防げます。
まとめ
意外と簡単に部屋は仕切ることができます。
アイデアの中に気になるやり方が見つかったら、ぜひ試してみましょう。
たとえ省スペースのワンルーム物件でも、圧迫感なく目隠しをしたり、収納スペースを生み出すことができます。
おしゃれで快適に仕切れるアイデアやレイアウトをお試しください。