「セミナーをどう活かせばいいのか」
ということが、わからずにお困りですね。
移住セミナーに参加すれば、移住をすべきか、しないべきかを判断できるようになります。
反対にセミナーへ参加しないと、勢いで移住をしてしまい、失敗してしまうケースが多いです。
そこで本記事では、次の4つの点について紹介しています。
- 移住セミナーを賢く使う3つのテクニック
- 移住セミナーの選び方
- 移住セミナーで確認したいポイント
- セミナー以外で移住の情報を集める方法
この記事を読むことで、移住セミナーの重要さや活用方法を理解できます。
移住の成功確率を高められますので、参考にしてください。
1.移住セミナーを賢く使う3つのテクニック
移住セミナーは、インターネットではわからない情報を得たり、移住先の決定や人脈作りをできるのが魅力です。
事前に移住セミナーの活かし方を知っておけば、知らない時と比べて得られる情報の密度が数倍変わります。
活用方法がわかっていないと、ただうっすらと情報を得ただけで終わってしまうでしょう。
セミナーに参加する前に、この記事でじっくり予習することをおすすめします。
以下は、移住セミナーの3つの活かし方です。
- 移住に必要な情報を得る
- 移住先を決める
- 移住検討者の人脈を作る
順番に確認していきましょう。
1.移住に必要な情報を得る
移住セミナーの活かし方の1つが、移住に必要な情報を得ることです。
移住セミナーでは、
- 移住先地域の特性
- 住まい情報
- 仕事情報
- 支援制度情報
などを知ることができます。
相談員に質問もできるため、「ネットでは知ることができない生の情報」を得られるのが魅力の1つです。
「自分が移住先に何を求めるのか」をよく整理してから参加すると、情報収拾の効率が格段にアップしますよ。
2.移住先を決める
移住先を決めるために、移住セミナーを活用している人もたくさんいます。
なぜなら、インターネットの情報だけで移住先を決めるのは難しいからです。
移住専用サイトや自治体サイトに、移住に関するすべての情報が載っているわけではありません。
情報が偏っていることもありますし、悪い情報がほとんど載っていないこともあります。
同様に、セミナーだけで移住先を決めるのもNGです。
必ず複数の媒体から情報を得てから、決断しましょう。
3.移住検討者の人脈を作る
移住検討者同士の人脈を作ることも、移住セミナーの活かし方の1つです。
セミナーには、同じように移住を考えている人が、たくさん参加しています。
移住に求めていることや抱えている悩みは似ているため、話も合うでしょう。
SNSで繋がっておけば、移住検討者の人脈を作ることができます。
人脈ができることで、気軽に情報交換ができ、移住に関する有益な情報を得られるようになるでしょう。
人脈作りも、移住セミナーの有効な活用方法です。
2.移住セミナーの4つの選び方
移住セミナーの選び方を知っていれば、移住に役立つ有益な情報を得ることができ、有意義な時間を過ごすことができます。
逆に、移住セミナーの選び方を知らない場合は、セミナー選びに失敗し、無駄な時間を過ごすことになりかねません。
ここでは、移住セミナーの4つの選び方について紹介します。
- 希望の移住先に関係するものか
- 知らない情報を聞けるか
- 初心者向けの内容か
- 個別相談はあるか
それぞれの内容について順番に確認していきましょう。
選び方1.希望の移住先に関係するものか
移住セミナーは、希望の移住先に関係するものを選びましょう。
希望していない移住先のセミナーに参加しても、有益な情報を得ることはできません。
そのため、セミナーを探す際は、まずは希望移住先に関係するものか確認するべきです。
関係するセミナーであれば、移住に役立つ多くの情報を得ることができるでしょう。
選び方2.知らない情報を聞けるか
知らない情報を聞けるかどうかも、移住セミナーの選び方のポイントです。
既に知っている情報のセミナーに参加をしても、有意義なものにはなりません。
セミナー内容を確認して、知っている内容ばかりの場合は参加しなくてもOKです。
別のセミナーを探したり、移住資金を貯めるために仕事をした方が有意義です。
そのためにも、
- インターネットに載っていない求人情報を知りたい
- 地元住民とトラブルになった移住者がいるか知りたい
- 先輩移住者から直接メリット・デメリットの話を聞きたい
など、移住セミナーに参加をして何を知りたいのか、明確にしておきましょう。
得たい情報を明確にすることで、内容の重複を防ぐことができます。
移住セミナーを選ぶ場合は、内容を必ず確認してください。
選び方3.初心者向けの内容か
移住セミナーを選ぶ際は、初心者向けの内容かどうか確認をしましょう。
初めて移住を考える人は、移住に関する基本的な知識から得ていく必要があります。
いきなり、移住経験者向けのセミナーに参加をしても、話の内容にはついていけないでしょう。
自分のレベルに合ったセミナーに参加をすることが大切です。
移住初心者の方は、初心者向けのセミナーを選ぶようにしてください。
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選び方4.個別相談はあるか
個別相談があるかどうかも、移住セミナーを選ぶ際のポイントになります。
個別相談があれば、相談員に直接相談ができ、抱えている疑問を解消できるからです。
一方的に話を聞くだけのセミナーではなく、個別相談の時間がある移住セミナーを選ぶようにしましょう。
幸いにも、個別相談が組み込まれているセミナーは多いため、探すのは難しくありません。
個別相談があるかないかで、セミナーの充実度は大きく変わります。
3.移住セミナーに参加したときの基本的な流れ
ここでは、移住セミナーに参加したときの流れを丁寧に解説していきます。
「移住のことほとんど知らないけど参加していいのかな?」
「どんな流れで進むのかわからないと不安…」
そう思う移住初心者の方はかなり多いです。
初めてセミナーに参加するときは、どうしても少し不安になりますよね。
ですが、心配は無用ですよ。
「初心者にわかりづらい移住セミナーの流れ」を、ここからじっくりわかりやすく説明していきます。
移住に関するセミナーに参加したい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
以下は、移住セミナーへ参加する際の流れをまとめたものです。
- 情報を集める
- 参加申し込みをする
- 聞きたいこと、知りたいことを整理する
- セミナーへ参加
順番に確認していきましょう。
ステップ1.情報を集める
まず初めに、移住セミナーに関する情報を集めましょう。
最初はインターネットで検索をするのが一番手取り早いです。
「(希望エリア) 移住セミナー」で検索をすれば、すぐにセミナー情報を見つけられるでしょう。
また、NPOふるさと回帰支援センターが運営していて、各地の移住セミナー情報をまとめたサイト「Furusato(フルサト)」などもあります。
移住セミナーへ参加するためにも、まずは情報収集を行いましょう。
ステップ2.参加申し込みをする
参加したい移住セミナーが見つかったら、参加申し込みをしましょう。
- 開催日時
- 開催場所
- 参加条件
- 受付期間
- セミナー内容
などを確認し、問題がなければ、早速参加申し込みを行います。
インターネットから申し込みできる移住セミナーもあれば、電話やメールで受付をしているセミナーもあります。
また、セミナーによっては参加申し込みが不要な場合もあるなど、さまざまです。
希望の移住セミナーへ確実に参加するためにも、申込方法を確認して漏れがないように受付を済ませてください。
ステップ3.聞きたいこと、知りたいことを整理する
希望の移住セミナーに参加申し込みをした後は、聞きたいことや知りたいことを整理しましょう。
疑問点を整理することで、セミナー参加の目的が明確になり、必要な情報を確実に得られるようになります。
- どんな支援制度があるのか
- 移住者は何人ぐらいいるか
- 移住先にはどんな仕事があるのか
- 地元住民は歓迎しているか
- 移住者は何年くらい生活をしているのか
- 移住して困るのはどんなことか
- 地元住民は何歳くらいの人が多いか
- 塾や習い事の教室はどれくらいあるのか
など、聞きたいことや知りたいことを並べていきましょう。
セミナーでは、これらの疑問を解消するために話を聞いたり相談をします。
参加する移住セミナーが決まったら、聞きたいこと、知りたいことを整理してください。
ステップ4.セミナーへ参加
希望の移住セミナーへ参加をします。
基本的に、服装や持参物の指定などはありません。
時間に遅れないように、セミナー開催場所に向かってください。
個別相談の時間では、遠慮することなく自分の抱える疑問について質問・相談をしましょう。
4.移住セミナーで確認したい4つのポイント
移住セミナーへしたとき、必ず確認したいポイントがあります。
これらのポイントを確認することで、移住先の特徴やメリット・デメリットを深く理解することが可能です。
そして、移住先が合うか合わないかの判断がしやすくなります。
最低限、ここで紹介する内容は確実に押さえておきましょう。
以下は、移住セミナーで確認したい4つのポイントです。
- 支援制度
- 仕事情報
- 住宅情報
- 先輩移住者情報
各ポイントの内容について、1つずつ確認していきましょう。
ポイント1.支援制度
まず初めに各自治体の支援制度内容を確認しましょう。
各自治体で、
- 家賃補助
- 子育て支援
- 就業支援
- 新築・リフォーム補助
- 交通費補助
など、支援制度の内容は異なります。
また、移住者全員が支援制度の対象になるわけではありません。
支援制度の内容や条件を把握していないと、お得な制度があっても利用できない可能性があります。
移住セミナーでは、支援制度の内容や適用条件について、必ず確認をしましょう。
ポイント2.仕事情報
仕事情報も、移住セミナーで確認を忘れてはいけないポイントです。
移住をしても、興味がない仕事ばかりであれば移住生活が長く続くことはありません。
- 介護
- 製造
- 伝統工芸
- 観光
など、地方の移住先では仕事が限られます。
都心と比べると給料も少なく、正社員でも月収が10万円台の職も珍しくありません。
仕事内容や待遇面に納得できていないと、移住して後悔する可能性があります。
移住セミナーでは、地方の仕事内容や待遇面を確認しましょう。
ポイント3.住宅情報
移住セミナーに参加をしたら、住宅情報も確認しましょう。
移住後に住宅事情が合わず、移住生活を断念する人も少なくないためです。
地方には、築30年〜40年以上で老朽化した住まいがたくさんあります。
- トイレが和式で古い
- 水まわりにサビやカビが生えている
- 床がギシギシと音がする
- 夏は暑く冬は寒い
- 音漏れがしやすい
- 各設備が古い
- 虫が出やすい
など、我慢しないといけない点が多いため、事前に把握しておくことが重要です。
移住セミナーで住宅情報を収集して、移住体験で実際に体感してみることをおすすめします。
ポイント4.先輩移住者情報
先輩移住者の情報も、移住セミナーで確認をしましょう。
先輩移住者のことを知れば、移住先の良い点や注意点がわかるためです。
- 先輩移住者は何人くらいいるか
- 地域に移住した理由は何か
- どんな仕事に就いているか
- 移住して困ったことは何か
- これからも移住生活を続けるのか
- 他におすすめの移住先はどこか
など、先輩移住者に関する情報を確認しましょう。
移住者のリアルな声を知ることで移住先も選びやすくなります。
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5.移住セミナー以外のおすすめ情報収集4つ
移住情報を知る方法はセミナーだけではありません。
SNSや自治体サイトなど、他の方法でも移住に役立つ情報を得ることができます。
ここで紹介する方法で情報収集をすれば、移住の成功確率を高めることが可能です。
以下は、4つのおすすめ情報収集方法になります。
- SNS
- 自治体サイト
- 移住専用サイト
- 移住体験ツアー
それぞれの内容について順にご紹介していきますね。
1.SNS
おすすめ情報収集方法の1つ目はSNSです。
SNSであれば、手軽に移住生活の日常を知ることができます。
InstagramやFacebook、TwitterなどのSNS上では、移住生活に関する投稿をしている人が多いです。
「#移住」「#移住生活」など検索をすれば、たくさんの投稿を確認できます。
セミナーでは掴めない、移住先の雰囲気や穴場スポット、移住者の様子などを写真や動画で確認できるのがメリットです。
今すぐ、スマホやパソコンで情報収集ができます。
2.自治体サイト
自治体サイトも情報収集方法の1つとしておすすめです。
その地域の
- 移住情報
- 移住体験情報
- 支援制度情報
- 移住セミナー情報
などの情報を得ることができます。
移住を検討している地域が決まっている場合は、自治体サイトも確認をしましょう。
自治体サイトを確認すれば、該当地域の移住情報を網羅的に確認することができます。
3.移住専用サイト
「Furusato」など、移住専用の情報サイトも、移住セミナー以外のおすすめ情報収集方法です。
移住専用サイトには、
- 移住関連イベント情報
- 移住事例
- 支援制度
- よくある質問
などが載っています。
移住に特化した情報サイトということもあり「移住に役立つ情報を効率よく入手できる」点がメリットです。
各地の移住情報が載っているため、希望の移住先が見つかっていない場合に利用をおすすめします。
4.移住体験ツアー
気になる移住先があれば移住体験ツアーへ参加をしましょう。
移住体験に参加をすれば
- 住まい
- 仕事
- 地元住民
- 買い物施設
- 教育施設
など、移住先の様子を直に確認することができます。
補助金が出る移住体験も多いため、少ない費用負担で参加が可能です。
中には交通費や宿泊費がすべて無料の移住体験もあります。
百聞は一見に如かずです。
移住先の様子や雰囲気を、実際に肌で感じてみましょう。
各地で移住体験ツアーが実施されているため、気になる地域があれば積極的な参加をおすすめします。
まとめ
ここでは、移住セミナーの活かし方や確認したいポイント、おすすめセミナーなどについて紹介しました。
最後にもう1度、大事なポイントをまとめると次の3点が挙げられます。
- セミナーでは移住に役立つ情報を入手できるため参加することが大事
- 移住セミナー以外にもSNSや移住体験などを活用して多くの情報を集めること
- 各地で移住セミナーが開催されているため積極的に参加してみよう
気になる移住地があれば、早速セミナー情報を調べて参加してみましょう。