身辺整理や終活を始めるのは、少し勇気がいることかもしれませんね。
しかし最初の一歩が心の負担を軽くし、将来の不安を減らす鍵になります。
早めに身辺整理(終活)を行うことで、自分の手で大切な物を整理し、家族に感謝を伝える機会にもなるでしょう。
しかし始め方がわからない、どう進めればいいのか不安という人も多いはず。
この記事では身辺整理のメリットとデメリット、そして上手に進めるためのポイントを詳しく解説します。
読み進めることで、身辺整理の具体的な方法が明らかになり、スムーズな終活が出来るようになるでしょう。
知りたいことから読む
身辺整理(終活)をするメリットとは
身辺整理をするメリットは、大きくわけて3つあります。
- 元気なうちに見られたくないものを処分できる
- 身内の負担が減る
- 物が減って片付けも楽になる
それぞれの内容を確認していきましょう。
メリット1.元気なうちに見られたくないものを処分できる
身辺整理をするメリットのひとつは、元気なうちに見られたくないものを処分できることです。
人によっては、誰にも言えない秘密や恥ずかしいものを持っていることがあるでしょう。
自分が死んだ後に家族や親族に見られると困るかもしれません。
また不要なものやゴミをため込んでいる場合も、後から処分するのは大変です。
見られたくないものの例 | 処分方法 |
---|---|
日記や手紙の紙類 | シュレッダーにかけて破棄 |
写真やビデオのデジタル媒体 | データ消去 |
不要品、ゴミ | リサイクルや廃棄物処理 |
元気なうちに見られたくないものを処分することで、自分のプライバシーを守れます。
メリット2.身内の負担が減る
身内の負担が減ることも、身辺整理のメリットとして挙げられます。
死後に自分の持ち物や財産を整理しなければならないのは、身内にとって大きな負担です。
遺品整理や遺産分割などは、時間や労力だけでなく精神面の苦痛も伴います。
トラブルや争いの原因にもなることも珍しくありません。
そのため、自分が生きているうちに身辺整理しておくことが重要です。
自分が使っていた物や思い入れのある物を選んで、それ以外は処分しておきましょう。
遺産分割については、自分が希望する相続人や相続割合を遺言書に書いておきます。
処分できないものであっても、方法を明確にしておくことで、身内に迷惑や苦労をかけないようにできるでしょう。
メリット3.物が減って片付けも楽になる
物が減って片付けが楽になることも、身辺整理をするメリットです。
人は生きている間にたくさんの物を買ったりもらったりしますが、本当に必要な物や使っている物はほんの一部でしょう。
そこで、不要ものは処分したり譲渡したりすることをおすすめします。
探したいものが見つからなかったり、片付けるのが面倒だったりした経験は誰しもあるでしょう。
そのような状況も、身辺整理をすれば減らすことが可能です。
【関連記事】死に支度の身辺整理で最低でもやっておくことべき2つのこと
身辺整理(終活)の前に知っておくべきデメリットとは
身辺整理には、下記2つのデメリットも存在します。
- 自分で行う身辺整理には時間と体力が必要
- 業者に頼む身辺整理はお金がかかる
デメリットまで把握してから身辺整理を始めましょう。
デメリット1.自分で行う身辺整理には時間と体力が必要
自分で行う身辺整理には、時間と体力が必要です。
身辺整理では、自分の持ち物や財産を1つ1つ見直し、必要なものと不要なものを分別しなければなりません。
また実際の処分にも、時間的・体力的な負担がかかります。
たとえば一軒家に住んでいる場合、家具や家電、衣類や書籍などが多いでしょう。
すべて見直すだけでも大変ですが、捨てる場合にゴミ袋やダンボール箱を用意して、リサイクルショップに運ぶ対応まで必要です。
身辺整理を自分で行う場合、大きな負担がかかることを理解しておきましょう。
デメリット2.業者に頼む身辺整理はお金がかかる
業者に頼む身辺整理には、お金がかかります。
料金は、作業内容や量、時間などによって異なりますが、安くても数万円から数十万円はかかるでしょう。
例として、一軒家の身辺整理を業者に依頼した場合には下記のような作業が必要になります。
- 家具や家電の移動
- 不用品の処分
- 衣類や書籍の仕分け
- 清掃や消毒
上記のような作業を依頼するには、あらかじめ費用を準備しておかなければなりません。
これが身辺整理を業者に依頼する場合のデメリットです。
身辺整理で片付けるべきものを6つ紹介
(1)室内の家具・家電や衣類
室内の家具、家電、衣類の整理は終活の重要な一歩です。
これらのアイテムは日常生活で大きなスペースを占め、不要なものを整理することで、生活空間が快適になります。
たとえば、使わなくなった家電をリサイクルショップに売却したり、古い衣類を寄付することで、家の中がすっきりとして、新しい気持ちで生活ができるのです。
また、身辺整理をすることで、将来的に家族が負担を感じることも少なくなります。
余分な家具や家電を処分することで、物理的なスペースだけでなく、心理的な余裕も生まれるのです。
(2)財産
財産の整理は、終活において非常に重要です。
これには、不動産・預金・株式など、様々な資産の見直しと管理が含まれます。
財産の整理をすることで、将来的な資産の扱いや相続計画が明確になり、家族にとっての負担や紛争のリスクを減らすことができるからです。
例えば、不動産の名義変更や、遺言書の作成により、財産の分配がスムーズに行われます。
また、不要な資産の売却や寄付を通じて、税負担の軽減や社会への貢献も可能です。
財産の整理は、自分自身の安心だけでなく、家族への配慮としても非常に価値のある行動と言えます。
(3)契約関係
契約関係の整理は、終活における重要な部分です。
これには、保険契約、サブスクリプションサービス、携帯電話契約など、日常生活で結んでいる様々な契約の見直しや更新、解約が含まれます。
契約の整理を行うことで、無駄な支出を削減し、財務状況を改善することが可能です。
例えば、不要になった雑誌の定期購読やケーブルテレビの解約により、毎月の支出を減らすことができます。
また、家族が将来的に対応する必要のある契約を事前に整理することで、彼らの負担軽減が可能です。
契約関係の整理は、個人の経済状況を整理するだけでなく、家族にとっても明確な財務状況を提供する重要なステップとなります。
(4)人間関係
人間関係の整理は、終活において心理的な側面で非常に重要です。
これには、長年の友人、家族、ビジネス関係など、日常生活における様々な人間関係の見直しと調整が含まれます。
人間関係を整理することで、心の平穏と生活の質を向上させることができます。
例えば、疎遠になっていた親戚との関係を修復する、またはストレスを与える関係を断つことで、より充実した日々を送ることが可能になります。
また、人間関係の整理は、遺産相続や家族の事情においても、よりスムーズなコミュニケーションと理解を生み出します。
人間関係の整理は、単に人との繋がりを見直すだけでなく、生涯を通じた幸福と健康のための重要なステップです。
(5)SNS
SNSの整理は、デジタル時代の終活において不可欠な部分です。
これには、Facebook・X・Instagramなどのアカウントの整理、不要な投稿の削除、プライバシー設定の見直しが含まれます。
SNSの整理を行うことで、プライバシーの保護とデジタル遺産の適切な管理が可能になるのです。
例えば、個人的な情報や写真を含む古い投稿を削除することで、プライバシーを守ることができます。
また、アカウントの整理や設定の見直しは、不必要な情報の拡散を防ぎ、オンライン上での自己表現を適切にコントロールするのに役立つでしょう。
SNSの整理は、現在のオンラインイメージを保護するだけでなく、将来的なデジタル遺産の管理においても重要な役割を果たします。
(6)写真や動画データ
写真や動画データの整理は、終活におけるデジタル資産管理の重要な側面です。
これには、デジタル写真やビデオの選別、バックアップ、そして必要に応じて家族や友人との共有が含まれます。
写真や動画の整理を行うことで、大切な記憶の保存と整理、未来の世代への価値ある情報の伝承が可能になるのです。
例えば、家族の集まりや旅行の思い出の写真をデジタルアルバムに整理し、子供や孫に共有することで、家族の歴史を残すことができます。
そのため、写真や動画データの整理は、個人の貴重な思い出を守るとともに、家族の絆を深めるための重要なプロセスなのです。
身辺整理を上手く進めるポイントとは
身辺整理を上手く進めるポイントとして、下記3つを紹介します。
- いつまでに終えるか期限を決める
- 作業を完璧に終わらせようとしない
- 売却・寄付・譲渡も活用する
それぞれ確認しましょう。
ポイント1.いつまでに終えるか期限を決める
身辺整理をするときには、いつまでに終えるか期限を決めておきましょう。
期限がないと作業にメリハリがつかず、いつまでも先延ばしにしてしまうからです。
期限を決める際には、自分のペースや状況に合わせて無理のない目標を設定するとよいでしょう。
たとえば、一日に一箱分の荷物を整理するといったように、短期的な目標から具体的に設定します。
そこから一週間に一部屋分の片付けをするなど、中・長期的なところまで決めていきましょう。
期限を決めたらカレンダーやメモなどに書き込んで目に見えるようにしておくと、忘れることがありません。
身辺整理を円滑に終わらせるためにも、期限をしっかり設定しましょう。
ポイント2.作業を完璧に終わらせようとしない
作業を完璧に終わらせようとしないことも、身辺整理で重要なポイントです。
完璧主義に陥ると、細かいことが気になって時間がかかります。
すると、本来整理すべきだった事柄まで手が回らない可能性も出てくるでしょう。
また、身辺整理が満足できない結果になる恐れもあります。
作業は完璧に終わらせようとしないで、まずはざっくりと分類することから始めてみましょう。
具体的には、服や本や雑貨など大きなカテゴリーで仕分けするだけでも整理されます。
その後、細かく整理していけばよいでしょう。
まずは気楽な気持ちで、少しずつ始めるのがおすすめです。
ポイント3.売却・寄付・譲渡も活用する
身辺整理をする際の選択肢は、保管と処分だけではありません。
売却・寄付・譲渡も活用することで、効率的に作業を進められるでしょう。
たとえば、未使用や状態の良いものはオンラインオークションやフリーマーケットなどで売却できます。
売却すれば収入にもなり、不要だったものが再利用されるため、資源の有効活用にもつながるでしょう。
また、本や衣類や食器などは図書館や福祉施設、リサイクルショップなどに寄付する選択肢もおすすめ。
社会貢献にもなりますし、必要としている人に届けられます。
このように、売却・寄付・譲渡は、不要なものを手放す際の罪悪感や後悔も軽減できるため、上手く活用してみましょう。
身辺整理をする前に知っておくべき注意点
身辺整理をする前に知っておくべき注意点として、下記3点があります。
- 業者に頼むなら見積もりがハッキリしている会社を選ぶ
- 契約書や貴重品は自分で片付ける
- 近隣住民に気を配って作業をする
一緒に確認していきましょう。
注意点1.業者に頼むなら見積もりがハッキリしている会社を選ぶ
業者に頼む場合は、見積もりがハッキリしている会社を選ぶことが重要です。
見積もりが不明確だと、作業後に高額な請求が来たり、不要なサービスを強要されたりする可能性があります。
見積もりがハッキリしている会社を選ぶためには、事前に複数の業者から相見積もりを取って比較する方法がおすすめです。
比較しながら内容や作業範囲、追加料金の有無などを確認するとよいでしょう。
費用の違いや、工数の確認に対しても親切に接してくれる業者なら安心して依頼できます。
また口コミや評判を調べることでも、業者がどのようなサービスを実施しているかを把握しやすくなるでしょう。
見積もりがハッキリしている会社を選べば、トラブルのない身辺整理が可能です。
注意点2.契約書や貴重品は自分で片付ける
身辺整理をする際には、契約書や貴重品などの大切なものは自分で片付けることが必要です。
業者に任せると、紛失や盗難のリスクが生じます。
契約書の情報が他人の目に触れると、重要な個人情報の漏えいや悪用の危険性も生まれるでしょう。
また、不要な書類やカードなどはシュレッダーで細かく破棄したり、専門の廃棄業者に依頼したりする方法がおすすめ。
契約書や貴重品などの大切なものは、自分で保管場所や処分方法を決めましょう。
注意点3.近隣住民に気を配って作業をする
身辺整理をする際には、近隣住民に気を配って作業をすることも大切です。
たとえば身辺整理で駐車場や通路を占有してしまうと、近隣住民とトラブルになりかねません。
また、騒音やゴミの発生を最小限に抑える配慮も必要になるでしょう。
近隣住民には、事前に作業日時や内容を挨拶しておくと丁寧です。
車に積み込む作業が多い場合には、駐車場や通路の使用許可を得ておくことで万全の状態になります。
作業後には、お礼や謝罪も忘れずに行いましょう。
近隣住民にも気を配ることで、身辺整理後の生活に悪影響を及ぼすリスクを減らせます。
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まとめ
終活における身辺整理は、自分の人生を振り返り、家族や知人への負担を軽減する重要なステップです。
また、自分が元気なうちに不要な物を処分することで、生活空間が快適になるだけでなく自身の心の負担も軽減されます。
終活としての身辺整理は、自分自身のためだけでなく、残される家族や友人への最後の思いやりです。
この大切なプロセスを進めるため、ブルークリーンのような信頼できるサービスを利用するとよいでしょう。